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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


3.6.4 CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更

J2EEアプリケーションの同時実行数をスケジュールキュー単位で動的に変更する方法について説明します。

J2EEアプリケーションの最大同時実行数をCTMスケジュールキュー単位で動的に変更する作業は次の流れで行います。

  1. 現在のCTMのスケジュールキューの同時実行数を確認する

    CTMのコマンド(ctmlsque)を使用して実行します(「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」参照)。

  2. CTMのスケジュールキューの同時実行数を変更する

    CTMのコマンド(ctmchpara)を使用して実行します(「(2) CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更」参照)。

  3. 変更後のCTMのスケジュールキューの同時実行数を確認する

    CTMのコマンド(ctmlsque)を使用して実行します(「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」参照)。

なお,CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更は,スケジュールキューの状態が次の場合に実行できます。

〈この項の構成〉

(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認

CTMのスケジュールキューの稼働状況を確認するには,ctmlsqueコマンドの引数に「-CTMAppInfo」を指定して実行します。このコマンドを実行すると,スケジュールキューを共有しているJ2EEアプリケーションの情報を確認できます。実行形式と実行例を次に示します。

実行形式
ctmlsque -CTMDomain <CTMドメイン名称> -CTMID <CTM識別子> -CTMAppInfo
実行例
ctmlsque -CTMDomain domain01 -CTMID CTM01 -CTMAppInfo

ctmlsqueコマンドの詳細,および出力される情報の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「ctmlsque(スケジュールキュー情報の出力)」を参照してください。

(2) CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更

CTMのスケジュールキューの同時実行数を変更するには,ctmchparaコマンドを実行します。実行形式と実行例を次に示します。

実行形式
ctmchpara -CTMDomain <CTMドメイン名称> -CTMID <CTM識別子> -CTMQueue <スケジュールキュー登録名称> -CTMChangeCount <同時実行数>
実行例
ctmchpara -CTMDomain domain01 -CTMID CTM01-CTMQueue que01 -CTMChangeCount 10

実行後,変更が反映されていることを確認してください。スケジュールキューの状態を確認する方法については,「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」を参照してください。

ctmchparaコマンドの詳細,および出力される情報の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「ctmchpara(スケジュールキューの同時実行数の変更)」を参照してください。