3.6.4 CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更
J2EEアプリケーションの同時実行数をスケジュールキュー単位で動的に変更する方法について説明します。
J2EEアプリケーションの最大同時実行数をCTMスケジュールキュー単位で動的に変更する作業は次の流れで行います。
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現在のCTMのスケジュールキューの同時実行数を確認する
CTMのコマンド(ctmlsque)を使用して実行します(「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」参照)。
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CTMのスケジュールキューの同時実行数を変更する
CTMのコマンド(ctmchpara)を使用して実行します(「(2) CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更」参照)。
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変更後のCTMのスケジュールキューの同時実行数を確認する
CTMのコマンド(ctmlsque)を使用して実行します(「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」参照)。
なお,CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更は,スケジュールキューの状態が次の場合に実行できます。
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A:スケジューリング可能状態
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H:スケジューリング閉塞中
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C:スケジューリング可能閉塞
(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認
CTMのスケジュールキューの稼働状況を確認するには,ctmlsqueコマンドの引数に「-CTMAppInfo」を指定して実行します。このコマンドを実行すると,スケジュールキューを共有しているJ2EEアプリケーションの情報を確認できます。実行形式と実行例を次に示します。
- 実行形式
ctmlsque -CTMDomain <CTMドメイン名称> -CTMID <CTM識別子> -CTMAppInfo
- 実行例
ctmlsque -CTMDomain domain01 -CTMID CTM01 -CTMAppInfo
ctmlsqueコマンドの詳細,および出力される情報の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「ctmlsque(スケジュールキュー情報の出力)」を参照してください。
(2) CTMのスケジュールキューの同時実行数の変更
CTMのスケジュールキューの同時実行数を変更するには,ctmchparaコマンドを実行します。実行形式と実行例を次に示します。
- 実行形式
ctmchpara -CTMDomain <CTMドメイン名称> -CTMID <CTM識別子> -CTMQueue <スケジュールキュー登録名称> -CTMChangeCount <同時実行数>
- 実行例
ctmchpara -CTMDomain domain01 -CTMID CTM01-CTMQueue que01 -CTMChangeCount 10
実行後,変更が反映されていることを確認してください。スケジュールキューの状態を確認する方法については,「(1) CTMのスケジュールキューの稼働状況の確認」を参照してください。
ctmchparaコマンドの詳細,および出力される情報の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「ctmchpara(スケジュールキューの同時実行数の変更)」を参照してください。