3. CTMによるリクエストのスケジューリングと負荷分散
この章では,リクエストのスケジューリングと負荷分散について説明します。
業務システムには,局所的な障害発生時にシステムを止めることなく安定稼働できる信頼性と,随時変わっていく業務の処理要求に柔軟に対応できる可用性が求められます。アプリケーションサーバでは,これらの要求に対して,OLTP技術を用いたリクエストのスケジューリングや,サーバのクラスタリングによる負荷分散などによって対応します。
なお,この章で説明する機能は,構成ソフトウェアにComponent Transaction Monitorを含む製品だけで利用できる機能です。利用できる製品については,マニュアル「アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 概説」の「2.2.1 製品と構成ソフトウェアの対応」を参照してください。