2.13.2 JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellと連携するための設定
ここでは,JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellと連携する場合の,JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellのジョブの定義について説明します。
なお,BJEXまたはJP1/Advanced ShellのバッチジョブアプリケーションをJP1/AJSから実行する際には,あらかじめバッチサーバを起動しておいてください。
- 〈この項の構成〉
(1) バッチアプリケーションの開始
JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellと連携する場合,JP1/AJS,BJEX,およびJP1/Advanced Shellにはそれぞれ次の内容を設定してください。
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BJEXと連携する場合の設定
BJEXのバッチジョブにcjexecjobコマンドの実行を定義します。このとき,cjexecjobコマンドを,バッチジョブのジョブステップとして定義してください。
また,BJEXのジョブ定義XMLには次の内容を定義します。
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EXEC要素
cjexecjobコマンドを実行するための定義をします。
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PGM属性
cjexecjobコマンドを定義します。
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PARM属性
cjexecjobコマンドの引数を定義します。ただし,引数の長さの上限は,BJEXの仕様に準拠します。
BJEXでの設定の詳細については,マニュアル「Batch Job Execution Server 使用の手引」を参照してください。
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JP1/Advanced Shellと連携する場合の設定
JP1/Advanced Shellではadshjavaコマンドを使用します。adshjavaコマンドをJP1/Advanced Shellのジョブ定義スクリプト上で実行することで,adshjavaコマンドの処理の中でcjexecjobコマンドが呼び出され,バッチアプリケーションが実行されます。adshjavaコマンドには,バッチアプリケーションのクラス名に加えてバッチサーバ名称やスケジュールグループ名称を指定できるので,特定のバッチサーバ上でバッチアプリケーションを実行できます。
adshjavaコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Advanced Shell」を参照してください。
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JP1/AJSの設定
BJEXまたはJP1/Advanced Shellのバッチジョブの実行コマンドをジョブとして定義します。
JP1/AJSでの設定の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」を参照してください。
(2) バッチアプリケーションの強制停止
BJEXまたはJP1/Advanced Shellと連携する場合は,BJEXまたはJP1/Advanced Shellのバッチジョブの実行コマンドを強制停止するだけで,実行中のバッチアプリケーションも自動的に強制停止されます。そのため,リカバリージョブを定義する必要はありません。