付録L.10 Bean ValidationおよびCDI連携アプリケーションのサンプル
Bean ValidationおよびCDI連携アプリケーションを使用するサンプルプログラムは,次のディレクトリに格納されています。
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\bv_cdi
サンプルの概要と実行手順を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) Bean ValidationおよびCDI連携アプリケーションのサンプルプログラムの概要
このサンプルプログラムでは,Bean Validation,CDI,およびJSFを組み合わせたサンプルを提供しています。
Bean ValidationおよびCDIアプリケーションのサンプルでは,実行前に次に示す設定を実施する必要があります。
-
JSFを使用するためのusrconf.cfgへのクラスパスの設定
-
CDIを使用するためのserver.policyへのアクセス権の設定
server.policyについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.4 server.policy(J2EEサーバ用セキュリティポリシーファイル)」を参照してください。
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\examples\bv_cdi以下の構成を次に示します。
(2) Bean ValidationおよびCDI連携アプリケーションのサンプルプログラムの実行手順
サンプルプログラムの実行手順を示します。
(a) サンプルプログラムのコンパイル
サンプルで提供するバッチファイル(compile.bat)を使用して,サンプルプログラムをコンパイルします。このバッチファイルで,WARファイル(paramcheck.war)とEARファイル(paramcheck.ear)が作成されます。
(b) J2EEサーバのセットアップ
「付録L.1(1) J2EEサーバのセットアップ」を参照してください。
(c) J2EEサーバのカスタマイズ
「付録L.1(2) J2EEサーバのカスタマイズ」を参照してください。
(d) J2EEサーバの起動
「付録L.1(3) J2EEサーバの起動」を参照してください。
(e) アプリケーションのデプロイ
「付録L.1(5) アプリケーションのインポート,設定,および開始」を参照してください。
(f) アプリケーションの実行
ブラウザを起動し,URLに次の文字列を指定して,アプリケーションを実行します。
http://<マシン名>:<ポート番号>/paramcheck/
ポート番号をカスタマイズしている場合は,カスタマイズした<ポート番号>を指定してください。
Bean ValidationおよびCDI連携アプリケーションのサンプルプログラムの実行例を次に示します。
[Submit]ボタンをクリックすると,メッセージ出力個所に検証結果が表示されます。
出力されるメッセージの条件および出力メッセージを次の表に示します。
項番 |
条件 |
出力メッセージ※1 |
---|---|---|
1 |
検証に成功した場合 |
Validation Successful! |
2 |
Nameテキストボックスに16文字以上の文字列が入力されている場合※2 |
size must be between 0 and 15 The name must be no more than 15 characters. |
3 |
Ageテキストボックスに0より小さい値が入力されている場合※2 |
must be greater than or equal to 0 The age is less than the minimum value. Enter a number from 0 through 120. |
4 |
Ageテキストボックスに120より大きい値が入力されている場合※2 |
must be less than or equal to 120 The age exceeds the maximum value. Enter a number from 0 through 120. |
5 |
Ageテキストボックスに数値に変換できない値が入力されている場合※2 |
For your age, enter a number (0 to 120). |
6 |
検証処理で例外が発生した場合 |
Validation Failed. |
(g) アプリケーションのアンデプロイ
「付録L.1(6) アプリケーションの停止,削除」を参照してください。
(h) J2EEサーバの終了
「付録L.1(7) J2EEサーバの終了」を参照してください。