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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


1.3.4 構成要素ダイアログ

[構成要素]ダイアログは,グローバル定義の単純内容要素または複合内容要素を,複合内容要素の構成要素に設定するときに使用します。

操作手順については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「4.4.4 要素を定義する(CSV以外の形式の場合)」を参照してください。

[構成要素]ダイアログは,グローバル定義の単純内容要素を構成要素に設定する場合と,複合内容要素を構成要素に設定する場合で表示されるタブが異なります。

〈この項の構成〉

(1) 単純内容要素タブ

単純内容要素タブは,単純内容要素を構成要素に設定する場合にだけ表示されます。構成要素に設定する単純内容要素の情報が表示されます。内容は変更できません。

図1‒50 [構成要素]ダイアログ(単純内容要素タブ)

[図データ]

表示される情報は,構成要素に設定するグローバル定義の単純内容要素を設定するときに,[単純内容要素]ダイアログの単純内容要素タブで設定した値です。

[単純内容要素]ダイアログの単純内容要素タブについては,「1.3.2(1) 単純内容要素タブ」を参照してください。

(2) 複合内容要素タブ

複合内容要素タブは,複合内容要素を構成要素に設定する場合にだけ表示されます。構成要素に設定する複合内容要素の情報が表示されます。内容は変更できません。

図1‒51 [構成要素]ダイアログ(複合内容要素タブ)

[図データ]

表示される情報は,構成要素に設定する複合内容要素を設定するときに,[複合内容要素]ダイアログで設定した値です。

[複合内容要素]ダイアログについては,「1.3.3 複合内容要素ダイアログ」を参照してください。

(3) 構成要素タブ(単純内容要素)

構成要素タブには構成要素の情報を指定します。構成要素タブは,構成要素に設定する要素がグローバル定義の単純内容要素でも複合内容要素でも表示されます。構成要素が単純内容要素の場合に表示される構成要素タブを次に示します。

図1‒52 [構成要素]ダイアログ(単純内容要素の構成要素タブ)

[図データ]

[出現回数]

構成要素の出現回数を指定します。

  • 出現回数が固定の場合

    ラジオボタンで[固定]を選択し,出現回数を1〜2,147,483,647で指定します。

  • 出現回数を範囲で指定する場合

    ラジオボタンで[範囲指定]を選択し,[最小]と[最大]で出現回数の範囲を指定します。設定できる範囲は,1〜2,147,483,647です。

  • データの終端までを要素とする場合

    ラジオボタンで[データの終端まで]を選択します。なお,必ず1回以上出現させる場合は,[データの省略不可]チェックボックスにチェックします。

    参考

    データの終端とは次の場合を示します。

    • 設定された各要素のセパレータの組み合わせからデータ終端と判断できるセパレータが出現した場合

    • 全データを読み取った場合

    • 設定された複合内容要素のサイズノードから,指定されたサイズのデータを読み取った場合

  • 出現回数をほかの要素に依存させる場合

    ラジオボタンで[出現回数ノード]を選択し,[ノード選択]ボタンをクリックして依存させるノードを選択します。バイナリデータとしてCSV形式のデータを扱う場合,非活性になります。

[ノード選択]ボタン

[ノード選択]ダイアログが表示されます。構成要素の出現回数をほかの要素に依存させる場合,依存させるノードを選択するときに使用します。

[ノード選択]ダイアログで選択したノードは次のように表示されます。

  • 基準パスで選択した場合

    基準ノードからの相対パスが表示されます。

  • 絶対パスで選択した場合

    ルート要素からのパスが表示されます。

[サイズ]

単純内容要素タブの[サイズ]で[可変]を選択した場合に,構成要素である単純内容要素として使用するデータのサイズを設定します。バイナリデータとしてCSV形式のデータを扱う場合,非活性になります。

  • データの終端までを要素とする場合

    ラジオボタンで[データの終端まで]を選択します。単純内容要素タブの場合だけ活性になります。

    参考

    データの終端とは次の場合を示します。

    • 設定された各要素のセパレータの組み合わせからデータ終端と判断できるセパレータが出現した場合

    • 全データを読み取った場合

    • 設定された複合内容要素のサイズノードから,指定されたサイズのデータを読み取った場合

  • サイズをほかの要素に依存させる場合

    ラジオボタンで[サイズノード]を選択し,[ノード選択]ボタンをクリックして依存させるノードを選択します。

[ノード選択]ボタン

[ノード選択]ダイアログが表示されます。構成要素である単純内容要素のサイズをほかの要素に依存させる場合,依存させるノードを選択するときに使用します。

[ノード選択]ダイアログで選択したノードは次のように表示されます。

  • 基準パスで選択した場合

    基準ノードからの相対パスが表示されます。

  • 絶対パスで選択した場合

    ルート要素からのパスが表示されます。

[サイズ算出方法]

サイズノードのサイズの算出方法を次の中からドロップダウンリストで選択します。サイズ算出方法の設定のない過去バージョンのバイナリフォーマット定義を利用すると,「システム既定値」が仮定されます。

指定値

サイズノードの値

システム既定値(デフォルト)

サイズノードの拡張機能の有効/無効は,実行環境のJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)のcsc.dt.sizeNode.includeSelfSizeプロパティの設定値に従います。

J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルの設定については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「2.3.9 J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)を設定する」を参照してください。

データ長のみ

サイズノードの拡張機能は無効となり,サイズノードの長さは,サイズノードの設定元要素のサイズが適用されます。

サイズノードの長さも含める

サイズノードの拡張機能が有効となり,サイズノードの長さは,サイズノードの設定元要素のサイズと,サイズノード自身のサイズの合計が適用されます。

[サイズノード値の単位]

サイズノード値の単位を次の中から選択します。

  • バイト数(デフォルト)

    サイズノードの値をバイト単位で換算します。

  • 桁数

    サイズノードの値をデータの桁数で換算します。

    [桁数]を選択すると,[サイズ算出方法]は非活性となります。

この項目は,単純内容要素タブで[データ種別]に「パック形式数値」,[サイズ]に[可変]ラジオボタンを選択した場合に,構成要素タブで[サイズノード]ラジオボタンを選択すると活性化されます。

(4) 構成要素タブ(複合内容要素)

構成要素タブには構成要素の情報を指定します。構成要素タブは,構成要素に設定する要素がグローバル定義の単純内容要素でも複合内容要素でも表示されます。構成要素が複合内容要素の場合に表示される構成要素タブを次に示します。

図1‒53 [構成要素]ダイアログ(複合内容要素の構成要素タブ)

[図データ]

[出現回数]
  • 出現回数が固定の場合

    CSV形式のヘッダ要素のとき,ラジオボタンで[固定]を選択し,出現回数を0〜1で指定します。

    CSV形式のレコード要素または非CSV形式のとき,ラジオボタンで[固定]を選択し,出現回数を1〜2,147,483,647で指定します。

  • 出現回数を範囲で指定する場合

    CSV形式のレコード要素または非CSV形式のとき,ラジオボタンで[範囲指定]を選択し,[最小]と[最大]で出現回数の範囲を指定します。設定できる範囲は,1〜2,147,483,647です。

    CSV形式のヘッダ要素のとき,[範囲指定]は非活性になります。

  • データの終端までを要素とする場合

    CSV形式のレコード要素または非CSV形式のとき,ラジオボタンで[データの終端まで]を選択します。なお,必ず1回以上出現させる場合は,[データの省略不可]チェックボックスにチェックします。

    CSV形式のヘッダ要素のとき,[データの終端まで]は非活性になります。

    参考

    データの終端とは次の場合を示します。

    • 設定された各要素のセパレータの組み合わせからデータ終端と判断できるセパレータが出現した場合

    • 全データを読み取った場合

    • 設定された複合内容要素のサイズノードから,指定されたサイズのデータを読み取った場合

  • 出現回数をほかの要素に依存させる場合

    非CSV形式のとき,ラジオボタンで[出現回数ノード]を選択し,[ノード選択]ボタンをクリックして依存させるノードを選択します。

    CSV形式のヘッダ要素またはレコード要素のとき,[出現回数ノード]は非活性になります。

[ノード選択]ボタン

[ノード選択]ダイアログが表示されます。構成要素の出現回数をほかの要素に依存させる場合,依存させるノードを選択するときに使用します。

[ノード選択]ダイアログで選択したノードは次のように表示されます。

  • 基準パスで選択した場合

    基準ノードからの相対パスが表示されます。

  • 絶対パスで選択した場合

    ルート要素からのパスが表示されます。

[サイズ]

構成要素タブの出現回数が固定で1回の場合に,構成要素である複合内容要素として使用するデータのサイズを設定します。バイナリデータとしてCSV形式のデータを扱う場合,非活性になります。

[ノード選択]ボタン

[ノード選択]ダイアログが表示されます。構成要素である複合内容要素のサイズをほかの要素に依存させる場合,依存させるノードを選択するときに使用します。

[ノード選択]ダイアログで選択したノードは次のように表示されます。

  • 基準パスで選択した場合

    基準ノードからの相対パスが表示されます。

  • 絶対パスで選択した場合

    ルート要素からのパスが表示されます。

[除去]ボタン

[サイズノード]の値を削除します。

[サイズ算出方法]

サイズノードのサイズの算出方法を次の中からドロップダウンリストで選択します。

指定値

サイズノードの値

システム既定値(デフォルト)

サイズノードの拡張機能の有効/無効は,実行環境のJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)のcsc.dt.sizeNode.includeSelfSizeプロパティの設定値に従います。

J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルの設定については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「2.3.9 J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)を設定する」を参照してください。

データ長のみ

サイズノードの拡張機能は無効となり,サイズノードの長さは,サイズノードの設定元要素のサイズが適用されます。

サイズノードの長さも含める

サイズノードの拡張機能が有効となり,サイズノードの長さは,サイズノードの設定元要素のサイズと,サイズノード自身のサイズの合計が適用されます。

(5) セパレータタブ

セパレータタブは,複合内容要素を構成要素に設定する場合にだけ表示されます。構成要素に設定する複合内容要素のセパレータの情報が表示されます。内容は変更できません。

図1‒54 [構成要素]ダイアログ(セパレータタブ)

[図データ]

表示される情報は,構成要素に設定する複合内容要素にセパレータを設定するときに,[複合内容要素]ダイアログで設定した値です。

[複合内容要素]ダイアログについては,「1.3.3 複合内容要素ダイアログ」を参照してください。

(6) 各タブで共通の内容

各タブで共通の内容を次に示します。

[インフォメーション]

[構成要素]ダイアログの入力情報に問題がある場合に,ダイアログの最上段に問題点を示すメッセージが表示されます。表示されるメッセージと対策については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「4.4.7 バイナリフォーマット定義ファイルを検証する」を参照してください。

[名称]

構成要素に設定する要素の名称が表示されます。

[OK]ボタン

指定した内容を設定して[構成要素]ダイアログを閉じます。

[キャンセル]ボタン

指定した内容を設定しないで[構成要素]ダイアログを閉じます。