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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


2.4.4 FTP受付を追加する

FTP受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。

    [ビューの表示]ダイアログが表示されます。

  2. [HCSC-Definer]−[HCSCTE ビュー]を選択し,[開く]ボタンをクリックします。

    ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。

  3. ツリービューのビジネスプロセスで右クリックして[ユーザ定義受付(呼出先固定)追加]を選択します。

    受付種別選択ウィザードが表示されます。

  4. 受付種別のドロップダウンリストから「FTP受付」を選択します。

    [次へ]ボタンをクリックすると,FTP受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。

  5. [受付名]を指定します。

    FTP受付の名称を1〜40バイトで指定します。

  6. [終了]ボタンをクリックします。

    [終了]ボタンをクリックすると,必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。ユーザ定義受付定義画面(基本)が表示されます。

  7. FTP受付の定義情報を設定します。

    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表2‒9 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類

    項目

    設定内容

    設定

    ユーザ定義受付情報

    受付名

    設定した受付名が表示されます。

    受付ID

    受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。

    デフォルトオペレーション名

    デフォルトで呼び出すオペレーションを選択します。

    オペレーション

    次の中から使用するオペレーションを追加します。

    • PUT:FTPクライアントからFTPサーバへファイルを転送する

    • GET:FTPサーバからFTPクライアントへファイルを転送する

    • GETINFO:FTPサーバの情報を取得し,FTPクライアントへ送付する

    オペレーション情報

    通信モデル

    「同期」を設定します。

    要求電文

    受付

    電文フォーマット

    [オペレーション]の設定に応じて,次の要求電文用フォーマット定義ファイルが設定されています。

    • PUTの場合:urecp_ftp_put_request.xsd

    • GETの場合:urecp_ftp_get_request.xsd

    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_request.xsd

    ×

    サービス部品

    [使う]チェックボックス

    必要に応じてチェックします。

    データ変換定義

    サービス部品の電文フォーマットを指定した場合に,受付からサービス部品への要求電文のデータ変換定義を設定します。

    応答電文

    受付

    電文フォーマット

    [オペレーション]の設定に応じて,次の応答電文用フォーマット定義ファイルが設定されています。

    • PUTの場合:urecp_ftp_put_response.xsd

    • GETの場合:urecp_ftp_get_response.xsd

    • GETINFOの場合:urecp_ftp_getinfo_response.xsd

    ×

    サービス部品

    [使う]チェックボックス

    必要に応じてチェックします。

    データ変換定義

    サービス部品の電文フォーマットを指定した場合に,サービス部品から受付への応答電文のデータ変換定義を設定します。

    (凡例)

    ◎:必ず設定します。

    ○:任意で設定します。

    ×:表示されている内容を確認します。

    注※

    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\schema\ftprecp」です。

    上記以外のユーザ定義受付定義画面の設定項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.5 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。

  8. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。

    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。

  9. FTP受付の定義情報を設定します。

    FTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表2‒10 FTP受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類

    項目

    設定内容

    設定

    ユーザ定義受付制御情報

    独自定義ファイル

    次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。

    • cscurecpftp.properties※1

    EARファイル

    次のEARファイルが設定されていることを確認します。

    • cscmsg_urecp_ftp.ear※2

    ×

    (凡例)

    ○:任意で設定します。

    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1

    設定されているcscurecpftp.propertiesはテンプレートファイルです。必要に応じてcscurecpftp.propertiesを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.5.1 FTP受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2

    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。