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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


2.4.3 FTP受付の定義ファイルを作成する

FTP受付の定義ファイルの種類,および作成方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 定義ファイルの種類

作成する定義ファイルの種類を次に示します。

(2) 定義ファイルの作成

FTP受付で使用する定義ファイルの作成手順について説明します。リストコマンドオプション定義ファイル以外の定義ファイルは,FTP受付が提供しているテンプレートファイルを利用して作成します。

(a) FTP受付定義ファイル

FTP受付の追加時に,サービスプラットフォームが提供するテンプレートファイル(cscurecpftp.properties)を編集して利用します。そのため,FTP受付定義ファイルの作成は不要です。

(b) FTP実行許可リスト定義ファイル

  1. テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftp_permission_allow.properties)をコピーして,任意のディレクトリに格納します。

  2. コピーしたテンプレートファイルのファイル名を任意の名称に変更します。

  3. 定義内容を編集して保存します。

    FTP実行許可リスト定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.7 FTP実行許可リスト定義ファイル」を参照してください。

FTP実行許可リスト定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。

(c) FTPコマンド許可リスト定義ファイル(FTP受付用)

  1. テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftp_command_allow.properties)をコピーして,任意のディレクトリに格納します。

  2. コピーしたテンプレートファイルのファイル名を任意の名称に変更します。

  3. 定義内容を編集して保存します。

    FTPコマンド許可リスト定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.6 FTPコマンド許可リスト定義ファイル」を参照してください。

FTPコマンド許可リスト定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。

(d) リストコマンドオプション定義ファイル

  1. 任意の名称でテキストファイルを作成し,任意のディレクトリに格納します。

  2. 定義内容を編集して保存します。

    リストコマンドオプション定義ファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.9 リストコマンドオプション定義ファイル」を参照してください。

リストコマンドオプション定義ファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。

(e) FTP受付コンフィグファイル

  1. テンプレートファイル(<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp\templates\ftprecp_config.properties)をコピーして,次のディレクトリに格納します。

    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\ftprecp

  2. コピーしたテンプレートファイルのファイル名を「<FTP受付の受付ID>.properties」に変更します。

  3. 定義内容を編集して保存します。

    FTP受付コンフィグファイルで編集できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.5 FTP受付コンフィグファイル」を参照してください。

FTP受付コンフィグファイルは,FTP受付の開始時に実行環境に反映されます。