2.8.4 メッセージログ(環境変数)
メッセージログに関する環境変数の詳細について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) HVI_MSGLOG_OUTPUT
(osagent) 〜<文字列> { ALL|NONE } <<ALL>>
(Java ORB) 〜<文字列> { ALL|MSGLOG|NONE } <<ALL>>
メッセージログの出力先を設定します。
-
ALL
イベントビューアのアプリケーションログ(Windows),syslog(UNIX),およびメッセージログへメッセージを出力します。
-
MSGLOG
メッセージログにだけメッセージを出力し,イベントビューアのアプリケーションログ(Windows)またはsyslog(UNIX)にはメッセージを出力しません。この設定文字列はJava ORBにだけ有効です。
-
NONE
メッセージを出力しません。
- 注意事項
-
設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
Java ORB,osagent
(2) HVI_MSGLOG_CONSOLE(UNIX版Java ORBだけ)
〜<文字列> { true|false } <<true>>
syslogへの出力に失敗した場合に,メッセージを強制的にコンソールへ出力するかどうかを設定します。
-
true
syslogへの出力に失敗した場合,メッセージを強制的にコンソールへ出力します。
-
false
syslogへの出力に失敗した場合,メッセージを出力しません。
- 注意事項
-
設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
Java ORB(UNIX)限定
(3) HVI_MSGLOG_LEVEL
〜<符号なし整数> { ERR|WARNING|INFO } <<INFO>>
出力するメッセージのメッセージレベルを設定します。各メッセージのレベルについては,「8.2 KFCB91000〜KFCB91999のメッセージ」を参照してください。
-
ERR
メッセージレベルE(Error)のメッセージだけを出力します。
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WARNING
メッセージレベルE(Error)およびメッセージレベルW(Warning)のメッセージを出力します。
-
INFO
すべてのメッセージを出力します。
- 注意事項
-
設定値以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
Java ORB,C++ ORB
(4) HVI_MSGLOG_SECURITY
〜<文字列> { true|false } <<false>>
セキュリティにかかわる情報のメッセージ出力を抑止するかどうかを設定します。セキュリティにかかわる情報とは,ポート番号などを指します。
-
true
セキュリティにかかわる情報のメッセージ出力を抑止します。
-
false
セキュリティにかかわる情報のメッセージを出力します。
- 注意事項
-
設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
Java ORB,C++ ORB
(5) HVI_MSGLOG_NO_PERMISSION(osagentだけ)
〜<文字列または-1> { メッセージID|-1 } <<KFCB92006>>
出力を抑止したいメッセージのメッセージIDを設定します。
メッセージプリフィックスID(KFCB)およびメッセージ番号で構成されているメッセージIDを設定することで,設定したメッセージIDのメッセージ出力を抑止できます。
-
メッセージID
設定したメッセージIDのメッセージ出力を抑止します。
複数のメッセージIDを設定する場合は","で区切って設定してください。
-
-1
すべてのメッセージが出力されます。
- 注事事項
-
KFCB以外のメッセージプリフィックスIDなど,不正な値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
osagent限定