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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド


2.8.4 メッセージログ(環境変数)

メッセージログに関する環境変数の詳細について説明します。

〈この項の構成〉

(1) HVI_MSGLOG_OUTPUT

(osagent) 〜<文字列> { ALL|NONE } <<ALL>>

(Java ORB) 〜<文字列> { ALL|MSGLOG|NONE } <<ALL>>

メッセージログの出力先を設定します。

注意事項

設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語

Java ORB,osagent

(2) HVI_MSGLOG_CONSOLE(UNIX版Java ORBだけ)

〜<文字列> { true|false } <<true>>

syslogへの出力に失敗した場合に,メッセージを強制的にコンソールへ出力するかどうかを設定します。

注意事項

設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語

Java ORB(UNIX)限定

(3) HVI_MSGLOG_LEVEL

〜<符号なし整数> { ERR|WARNING|INFO } <<INFO>>

出力するメッセージのメッセージレベルを設定します。各メッセージのレベルについては,「8.2 KFCB91000〜KFCB91999のメッセージ」を参照してください。

注意事項

設定値以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語

Java ORB,C++ ORB

(4) HVI_MSGLOG_SECURITY

〜<文字列> { true|false } <<false>>

セキュリティにかかわる情報のメッセージ出力を抑止するかどうかを設定します。セキュリティにかかわる情報とは,ポート番号などを指します。

注意事項

設定文字列以外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語

Java ORB,C++ ORB

(5) HVI_MSGLOG_NO_PERMISSION(osagentだけ)

〜<文字列または-1> { メッセージID|-1 } <<KFCB92006>>

出力を抑止したいメッセージのメッセージIDを設定します。

メッセージプリフィックスID(KFCB)およびメッセージ番号で構成されているメッセージIDを設定することで,設定したメッセージIDのメッセージ出力を抑止できます。

注事事項

KFCB以外のメッセージプリフィックスIDなど,不正な値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語

osagent限定