Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド
JP1/IMと連携すると,JP1/IMの統合コンソールまたは統合スコープから,アプリケーションサーバで発生した障害を監視できます。Windowsの場合は,障害を監視することで障害の内容に応じた運用管理ポータルの画面をJP1/IMから直接表示することもできます。ここでは,JP1/IMから運用管理ポータルを表示するための設定について説明します。JP1/IMと連携したシステムの障害監視については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「13.2 システムの集中監視(JP1/IMとの連携)の概要」を参照してください。
障害監視の設定手順を次に示します。
- サーバおよびクライアントに,障害監視に必要なJP1の製品またはApplication Serverの製品の構成ソフトウェアをインストール,セットアップします。※
- Application Serverの運用管理サーバで,次の作業を実施します。※
- J2EEサーバでのJP1イベント発行の設定
- JP1/Baseのイベントサーバ名の設定
- JP1統合運用管理サーバで,次の作業を実施します。※
- 運用管理クライアントで,次の作業を実施します。
- モニタ起動コマンドのセットアップ(付録F.1参照)
- モニタ起動コマンドの実行環境の設定(付録F.2参照)
- J2EEサーバで,次の作業を実施します。※
- JP1/Baseのイベントサーバ名の設定
注※ JP1/IMの統合コンソールまたは統合スコープから,システムで発生した障害を監視するために必要な設定です。これらの作業については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「13.4.2 障害監視の設定」を参照してください。
- 参考
- Application Serverの運用管理サーバで実施する作業は,次の運用管理ポータルの画面でも設定できます。
- 「Cosminexus Management Serverの設定」にある[JP1連携の設定]画面
Management Serverが検知した障害や通知をJP1イベントとして発行するかどうかや,JP1イベントの重大度ごとに,JP1イベントを発行するかどうかを指定します。
- 「論理サーバの環境設定」にある論理J2EEサーバまたは論理SFOサーバの[JP1連携の設定]画面
J2EEサーバまたはSFOサーバが検知した障害や通知をJP1イベントとして発行するかどうかや,JP1イベントの重大度ごとに,JP1イベントを発行するかどうかなどを指定します。なお,この画面で設定した情報は,設定情報が配布されたあと,J2EEサーバまたはSFOサーバが再起動されてから有効となります。
- 「論理サーバの環境設定」にある論理J2EEサーバの[ユーザログの設定]画面
J2EEアプリケーションのユーザログで使用するロガーおよびハンドラを指定します。なお,この画面で設定した情報は,設定情報が配布されたあと,J2EEサーバが再起動されてから有効となります。
- <この節の構成>
- 付録F.1 モニタ起動コマンドのセットアップ
- 付録F.2 モニタ起動コマンドの実行環境の設定
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