Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド
リソースアダプタを複数配置すると,データベースを共有(データベース数の増加を抑止)して,かつテナントごとにデータを分離させたいマルチテナントの構成に対応できます。リソースアダプタを複数配置してマルチテナント対応するWebフロントシステムは,リソースアダプタをJ2EEサーバに追加し,業務アプリケーションからリソースアダプタを参照するようにすると構築できます。
リソースアダプタを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構成例を次の図に示します。
図1-7 リソースアダプタを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構成例
リソースアダプタを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業と作業の要否を次の表に示します。
表1-4 リソースアダプタを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業と作業の要否
リソースアダプタを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業 | 作業の要否 | 作業の実施条件 | 参照個所 |
---|---|---|---|
データベースの準備 | ○※ | データベースに接続する場合 | 2.1.1 |
Application Serverのインストール | ○ | 必ず実施(OSがWindowsの場合) | 2.2.2 |
必ず実施(OSがAIX,HP-UXの場合) | 2.2.3 | ||
必ず実施(OSがLinuxの場合) | 2.2.4 | ||
データベースに接続するための製品のインストール | ○※ | データベースに接続する場合 | 2.2.5 |
システム環境のセットアップ | ○ | 必ず実施 | 2.2.6 |
タイムアウトの設定 | △ | システム要件に合わせたシステム環境定義に変更する場合 | 2.2.9 |
業務アプリケーションの設定と開始 | ○ | 必ず実施 | 2.2.10 |
リソースアダプタの複数配置 | ○ | 必ず実施 | 2.4.2 |
注※ このマニュアルで説明するシステム構成例では,データベースに接続することを前提としています。このため,この作業は必ず実施します。
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