Cosminexus V9 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド
J2EEサーバを複数配置すると,ホストのリソースを有効活用して,かつテナントごとに業務処理(アプリケーション)を分離させたマルチテナントの構成に対応できます。J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムは,単一のWebフロントシステムをベースに,J2EEサーバを含む論理サーバのまとまりをホストに追加すると構築できます。
J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構成例を次の図に示します。
図1-6 J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構成例
J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業と作業の要否を次の表に示します。
表1-3 J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業と作業の要否
J2EEサーバを複数配置してマルチテナントに対応したWebフロントシステムの構築時に実施する作業 | 作業の要否 | 作業の実施条件 | 参照個所 |
---|---|---|---|
データベースの準備 | ○※ | データベースに接続する場合 | 2.1.1 |
Application Serverのインストール | ○ | 必ず実施(OSがWindowsの場合) | 2.2.2 |
必ず実施(OSがAIX,HP-UXの場合) | 2.2.3 | ||
必ず実施(OSがLinuxの場合) | 2.2.4 | ||
データベースに接続するための製品のインストール | ○※ | データベースに接続する場合 | 2.2.5 |
システム環境のセットアップ | ○ | 必ず実施 | 2.2.6 |
タイムアウトの設定 | △ | システム要件に合わせたシステム環境定義に変更する場合 | 2.2.9 |
業務アプリケーションの設定と開始 | ○ | 必ず実施 | 2.2.10 |
J2EEサーバの複数配置 | ○ | 必ず実施 | 2.4.1 |
注※ このマニュアルで説明するシステム構成例では,データベースに接続することを前提としています。このため,この作業は必ず実施します。
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