Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド

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11.3.2 属性ファイル編集エディタ

属性ファイル編集エディタは,Server Plug-inが提供する属性ファイル編集用のエディタです。

属性ファイル編集エディタには,次の2種類があります。

属性ファイル編集エディタは,フォームページおよびソースページから構成されています。次に,属性ファイル編集エディタの画面構成を示します。

図11-9 属性ファイル編集エディタの画面構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) フォームページ
(2) ソースページ
(3) 属性ファイルの保管
(4) 属性ファイル編集エディタのエラー表示
(5) 属性ファイル編集エディタを使用しない属性ファイルの編集

(1) フォームページ

フォームページは属性ファイルを編集するためのページです。属性ファイル編集エディタを起動すると,次のフォームページが初期表示されます。

(a) フォームページでのプロパティ設定操作

フォームページは,ツリー(エレメント)と編集エリア(エレメント詳細)で構成されています。フォームページの構成については,図11-9を参照してください。

ツリー(エレメント)
編集中の属性ファイルの構成がツリー形式で表示されています。属性ファイル(XMLファイル)の複合要素が一つのノードで表示されていますが,複数回出現する要素については,要素をまとめる仮想ノードが使用されています。仮想ノードにはアイコン[図データ]が付加されています。

編集エリア(エレメント詳細)
ツリーでの選択に対応した編集項目を編集するためのページが表示されています。ページの各項目は属性ファイル(XMLファイル)の一つの要素に対応しています。

フォームページで,プロパティを編集および設定するための基本操作を次に示します。

  1. ツリーで,属性ファイルの編集するノードを選択します。
    ツリーでの選択に対応したプロパティ設定ページが編集エリアに表示されます。
  2. 編集エリアのプロパティ設定ページで,プロパティを指定します。
    指定したプロパティは,次の操作でソースページに反映されます。
    • ツリーで選択中のノードを切り替えた場合
    • ソースタブを選択して,ソースページの表示に切り替えた場合

ツリーを選択して右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。コンテキストメニューで,ツリーのノードの追加および削除ができます。

ツリーおよび編集エリアの詳細については,「21.2 リソースアダプタの属性編集画面」および「21.3 J2EEアプリケーションの属性編集画面」を参照してください。

(b) アプリケーション統合属性ファイルのフォームページ

J2EEアプリケーションのプロパティ設定には,アプリケーション統合属性ファイル用エディタのフォームページを使用します。アプリケーション統合属性ファイル用エディタのフォームページは,次の属性ファイル種別タブに分けて表示されています。各タブをクリックすると,編集対象のフォームページが表示されます。

(c) Connector属性ファイルのフォームページ

リソースアダプタのプロパティ設定には,Connector属性ファイル用エディタのフォームページを使用します。Connector属性ファイル用エディタのフォームページにはConnector属性ページが表示されています。

Connector属性のフォームページについては,「21.2 リソースアダプタの属性編集画面」を参照してください。

(2) ソースページ

[ソース]タブをクリックすると,ソースページが表示されます。ソースページには,属性ファイル(XMLファイル)の内容が表示されています。アプリケーション統合属性ファイルおよびConnector属性ファイルの内容を直接編集する場合に使用します。ソースページを次に示します。

図11-10 属性ファイル編集エディタのソースページ

[図データ]

ソースページで属性ファイルを編集して,属性ファイルの定義(スキーマ)に従わない不正な構文となった場合,エラーとなります。この場合,属性ファイルの保管時に[問題]ビューに構文エラー個所が表示されるので,[問題]ビューを確認してソースページで修正してください。

(3) 属性ファイルの保管

属性ファイル編集エディタで属性ファイルを保管すると,属性ファイルの内容は,J2EEアプリケーションやリソースアダプタの属性が反映されます。

属性ファイル設定中は,「J2EEアプリケーション'<J2EEアプリケーション名>'を操作中」のプログレスダイアログが表示されています。

ただし,次の場合はJ2EEアプリケーションやリソースアダプタの属性は設定されません。

保管に失敗して,J2EEアプリケーションやリソースアダプタの属性が設定されなかった場合,属性ファイルの内容を修正して,保管し直すことができます。

(4) 属性ファイル編集エディタのエラー表示

属性ファイル編集エディタでは,属性ファイル編集エディタの起動時や属性ファイルの保管時などで,属性ファイル(XMLファイル)の正当性をチェックしています。エラーの内容は,エラーの種類に応じて,次のように表示されます。

エラーが表示された場合,エラー内容に応じて属性ファイルの定義内容を確認してください。属性ファイルの定義については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」を参照してください。

(5) 属性ファイル編集エディタを使用しない属性ファイルの編集

Server Plug-inのバージョンとCosminexus Component Containerのバージョンが合致していない場合など,属性ファイル編集エディタで属性の編集ができない場合,属性を属性ファイルに取得(エクスポート)し,プロパティ設定項目を編集します。編集した属性ファイルの値を属性に設定(インポート)してください。

操作手順を次に示します。

  1. 属性を取得します。
    Connector属性またはアプリケーション統合属性をエクスポートします。
    Connector属性のエクスポートについては,「14.9.2 Connector属性のエクスポート」を,アプリケーション統合属性のエクスポートについては,「20.3 アプリケーション統合属性のエクスポート」を参照してください。
  2. プロパティ設定項目を編集します。
    エクスポートした属性ファイルを,テキストエディタなどで開き,編集します。
  3. 属性を設定します。
    Connector属性またはアプリケーション統合属性をインポートします。
    Connector属性のインポートについては,「14.9.1 Connector属性のインポート」を,アプリケーション統合属性のインポートについては,「20.2 アプリケーション統合属性のインポート」を参照してください。