Cosminexus アプリケーションサーバ V8 アプリケーション設定操作ガイド
Server Plug-inでは,J2EEアプリケーションのリソース参照を自動解決できます。
リソース参照の自動解決とは,統合属性ファイルの属性ファイル編集エディタを起動したときに,編集対象のJ2EEアプリケーションのリソース参照を自動で設定することです。
リソース参照の自動解決を実行するかどうかは,[設定]ダイアログの[アプリケーション統合属性]ページで,[リソース参照のリンク先を自動で解決する]のチェックボックスで設定します。[設定]ダイアログの[アプリケーション統合属性]ページについては,「11.1.1 Server Plug-inの環境設定」の「(4) アプリケーション統合属性ファイルのエディタの設定」を参照してください。
リソース参照の自動解決は,次のリソースアダプタに対して実行されます。
次の属性のリンク先(<resource-ref> - <linked-to>タグ)が自動で設定されます。
次の順番で自動解決されます。
リソースの自動解決の条件は,リソースアダプタのバージョンによって,次のように異なります。
表11-4 リソース参照のタイプの値と自動解決の対象とするリソースアダプタの関係
<resource-ref> - <res-type>タグの値 | 自動解決の対象とするリソースアダプタの表示名 |
---|---|
javax.sql.DataSource | DB_Connector_for_Cosminexus_Driver |
DB_Connector_for_Cosminexus_Driver_XA | |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4 | |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4_XA | |
DB_Connector_for_Oracle | |
DB_Connector_for_Oracle_XA | |
DB_Connector_for_SQLServer | |
DB_Connector_for_SQLServer2005 | |
DB_Connector_for_ClusterPool_Root | |
DB_Connector_for_Oracle_ClusterPool_Member | |
DB_Connector_for_Cosminexus_Driver_Cosminexus_RM | |
DB_Connector_for_Cosminexus_Driver_XA_Cosminexus_RM | |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4_Cosminexus_RM | |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4_XA_Cosminexus_RM | |
DB_Connector_for_Oracle_Cosminexus_RM | |
DB_Connector_for_Oracle_XA_Cosminexus_RM | |
javax.jms.QueueConnectionFactory | Cosminexus_Reliable_Messaging |
次のJ2EEアプリケーションの例で,リソース参照の自動解決の流れを示します。
[サーバー・エクスプローラー]ビューでJ2EEアプリケーション(Bank)を選択し,プロパティ設定操作で属性ファイル編集エディタを起動すると,次のようにリンク先が自動設定されます。
図11-11 リソース参照の自動解決の流れ
属性ファイル編集エディタで,[EJB-JAR]フォームページのリソース参照のプロパティページを表示すると,[リンク先]に,リソースアダプタの表示名が設定されています。なお,アプリケーション統合属性ファイルは自動解決で変更されているため,属性ファイル編集エディタのステータスは「編集済み」となっています。
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