Hitachi

 ボリューム管理 クイックリファレンス


2.7.1 Dynamic ProvisioningのトラブルシューティングおよびSIMコード

Dynamic Provisioningの使用中に発生しやすいトラブルと、その原因と対策を次の表に示します。

トラブル

原因と対策

プールボリュームを追加できない

次の原因が考えられます。

  • すでに1,024個のプールボリュームが登録されている。

  • プールボリュームに必要な要件を満たしていない。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

仮想ボリュームを作成できない

次の原因が考えられます。

  • プールの使用率が100%に達している。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

  • 作成する仮想ボリュームの合計容量が、[仮想VOL容量]の[設定可能推量]を超えている([設定可能推量]の詳細については、「1.5.10 [プール]画面」を参照)。

次の対策を実施してください。

プールボリュームが閉塞した。

SIMコード627xxxが発生した。

次の原因が考えられます。

  • パリティグループの冗長度を超えるドライブに障害が発生した。

日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼してください。

プールが閉塞した

日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼してください。

プールを回復できない

次の原因が考えられます。

  • ストレージシステム内に閉塞部位があるため、時間がかかっている。

  • プールの使用率が100%に達している。

次の対策を実施してください。

  • しばらく待ったあと、Storage Navigatorのメニューバーで[ファイル]-[すべて更新]を実行してから、[プール]画面でプール状態を確認する。

  • プールにプールボリュームを追加して、プールの空き容量を増やす(「1.5.18 プール容量を拡張する」を参照)。

  • ゼロデータページ破棄を実施して、ゼロデータが格納されているページを解放する(「1.6.5 仮想ボリュームのページを解放する」を参照)。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

プールを削除できない

次の原因が考えられます。

  • プール使用量が0になっていない。

  • 仮想ボリュームが削除されていない。

次の対策を実施してください。

  • 仮想ボリュームを削除し、プール使用量が0になったことを確認してからプールを削除する。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

ホストにインストールされている、ボリュームを監視するためのアプリケーションに異常が発生した

次の原因が考えられます。

  • プールの空き容量が不足した。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量をチェックし、プールの容量を拡張する。

  • ゼロデータページ破棄を実施して、ゼロデータが格納されているページを解放する(「1.6.5 仮想ボリュームのページを解放する」を参照)。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

ホストからポートにアクセスをしようとすると異常が発生し、アクセスできない

次の原因が考えられます。

  • プールの空き容量が不足した。

  • ストレージシステム内に閉塞部位がある。

次の対策を実施してください。

  • プールの空き容量をチェックし、プールの容量を拡張する。

  • ゼロデータページ破棄を実施して、ゼロデータが格納されているページを解放する(「1.6.5 仮想ボリュームのページを解放する」を参照)。

  • 日立サポートサービスに連絡して、対策を依頼する。

Storage Navigatorの操作中に頻繁にタイムアウトが発生する

次の原因が考えられます。

  • 管理クライアントの負荷が高く、SVPに応答できない。

  • タイムアウト発生までの時間が短く設定されている。

次の対策を実施してください。

  • 時間を置いて、操作をし直す。

仮想ボリュームの容量が拡張できない

次の原因が考えられます。

次の対策を実施してください。

仮想ボリュームのゼロデータページを破棄できない

次の原因が考えられます。

次の対策を実施してください。

仮想ボリュームのゼロデータページを破棄しても仮想ボリュームのページが解放されない

次の原因が考えられます。

次の対策を実施してください。

仮想ボリュームのProtect属性を解除できない

次の原因が考えられます。

  • プールが満杯になっている。

  • プールボリュームが閉塞している。

  • プールボリューム(外部ボリューム)が閉塞している。

次の対策を実施してください。

  • プールにプールボリュームを追加して、プールの空き容量を増やす(「1.5.18 プール容量を拡張する」を参照)。

  • ゼロデータページ破棄を実施して、ゼロデータが格納されているページを解放する(「1.6.5 仮想ボリュームのページを解放する」を参照)。

  • 日立サポートサービスに連絡してプールボリュームを回復する。

  • 閉塞したプールボリュームが外部ボリュームの場合、パスの閉塞や外部ストレージシステムの状態を確認する。

  • 上記の対策を実施したあと、Storage Navigatorの[Data Retention]画面でProtect属性を解除する。

[プール管理状態参照]画面に表示されているプールのフォーマット済み容量が増えない

次の原因が考えられます。

  • ほかのプールをフォーマットしている。

  • プールの使用率がしきい値を超過しそうになっている。

  • プールが閉塞している。

  • ストレージシステムのI/O負荷が高い。

  • キャッシュメモリが閉塞している。

  • プールボリュームが閉塞している。

  • プールボリューム(外部ボリューム)が閉塞している。

次の対策を実施してください。

  • しばらく待ってから、再度確認する。

  • プールにプールボリュームを追加する(「1.5.18 プール容量を拡張する」を参照)。

  • ゼロデータページ破棄を実施して、ゼロデータが格納されているページを解放する(「1.6.5 仮想ボリュームのページを解放する」を参照)。

  • ストレージシステムのI/O負荷を下げたあと、再度確認する。

  • 日立サポートサービスに連絡してキャッシュメモリを回復する。

  • 日立サポートサービスに連絡してプールボリュームを回復する。

  • 閉塞したプールボリュームが外部ボリュームの場合、次を確認する。

    • パス閉塞

    • 外部ストレージシステムの状態

容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に設定した仮想ボリュームを作成した。しかし、作成された仮想ボリュームの容量削減の設定が、[無効]になっている。

次の原因が考えられます。

  • 仮想ボリュームの作成後、容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に変更するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、[LDEV編集]画面で、容量削減の設定を[圧縮]または[重複排除および圧縮]に変更する。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Enabling]のときに、容量削減設定を有効にするための初期化処理が停止した。または、仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Rehydrating]のときに容量削減設定を無効にするための処理が停止、かつ[LDEVプロパティ]画面に進捗率が表示されない。

次の原因が考えられます。

  • [容量削減状態]の状態移行中に障害が発生して、処理が中断した。障害から回復したあと、再開された状態移行の処理が失敗した。

次の対策を実施してください。

  • 仮想ボリュームの[容量削減]を[無効]に設定してから、[LDEV編集]画面で再操作する。

[重複排除データ]が[無効]の仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Failed]になった。

次の原因が考えられます。

  • シェアドメモリを揮発して、ストレージシステムを再起動した。

  • プールを初期化した。

  • プールボリュームをフォーマットした。

  • 仮想ボリュームの削除処理が失敗した。

次の対策を実施してください。

  • 対象の仮想ボリュームをフォーマットする。

[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Failed]になった。

次の原因が考えられます。

  • シェアドメモリを揮発して、ストレージシステムを再起動した。

  • プールを初期化した。

  • プールボリュームをフォーマットした。

  • 仮想ボリュームの削除処理が失敗した。

次の対策を実施してください。

  1. プールに関連づけられた、すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリュームをバックアップする。

    注意:バックアップ中に、SIMコード680001が報告され、データを読み出せないことがあります。その場合、読み出せるデータのみバックアップしてください。また、SIMコード680001が報告されてもこの手順を進めてください。

  2. 次の順序で仮想ボリュームを閉塞する。

    1. すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリューム

    2. すべての重複排除用システムデータボリューム

  3. Storage Navigatorの場合、重複排除用システムデータボリュームが属するプール名を選択してから[仮想ボリューム]タブを選択して、重複データ初期化を実行する。RAID Managerの場合、重複排除用システムデータボリュームが属するプールを指定して、raidcom initialize poolコマンドを実行する。

  4. 次の順序で仮想ボリュームをLDEVフォーマットする。

    1. すべての重複排除用システムデータボリューム(データストア)

    2. すべての[重複排除データ]が[有効]の仮想ボリューム

    注意:LDEV回復の操作は実行しないでください。

  5. バックアップデータをリストアする、または仮想ボリュームの削除を再度実行する。

ストレージシステムを再起動したあと、次の1または2の状態になった。

  1. 仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Deleting Volume]で、[進捗率]が[-]である。

  2. 仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Disabled]である。

1または2に該当する仮想ボリュームを、再度削除してください。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Rehydrating]になっていて、進捗率が増加しない。

次の原因が考えられます。

  • プールの使用量が枯渇しきい値を超えた。

  • 対象の仮想ボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールが閉塞、またはプールボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールの、重複排除用システムデータボリュームが閉塞している。

  • SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている。

プールの使用量が枯渇しきい値を超えている場合、次の対策を実施してください。

対象の仮想ボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞している仮想ボリュームを回復する。

プールまたはプールボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞しているプールまたはプールボリュームを回復する。

SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている場合、Viewモードに変更してください。

仮想ボリュームの[容量削減状態]が[Deleting Volume]になっていて、進捗率が増加しない。

次の原因が考えられます。

  • プールの使用量が枯渇しきい値を超えた。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールが閉塞、またはプールボリュームが閉塞している。

  • 対象の仮想ボリュームが関連づけられているプールの、重複排除用システムデータボリュームが閉塞している。

  • SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている。

プールの使用量が枯渇しきい値を超えている場合、次の対策を実施してください。

プールまたはプールボリュームが閉塞している場合、次の対策を実施してください。

  • 閉塞しているプールまたはプールボリュームを回復する。

SVPまたはStorage Navigatorのサブ画面がModifyモードになっている場合、Viewモードに変更してください。

容量削減の設定を[重複排除および圧縮]に設定した仮想ボリュームを作成した。しかし、重複排除用システムデータボリュームだけが作成されて、仮想ボリュームが作成されなかった。

次の原因が考えられます。

  • 重複排除用システムデータボリュームの作成後、仮想ボリュームを作成するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、容量削減の設定を[重複排除および圧縮]に設定した仮想ボリュームを再度作成する。

仮想ボリュームの容量削減の設定を[無効]から[重複排除および圧縮]に変更した。しかし、重複排除用システムデータボリュームだけが作成されて、仮想ボリュームの設定が変更されなかった。

次の原因が考えられます。

  • 重複排除用システムデータボリュームの作成後、仮想ボリュームの設定を変更するときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の原因を解決してから、容量削減の設定を[重複排除および圧縮]に再度変更する。

仮想ボリュームの容量削減の設定を[無効]に変更したが、重複排除用システムデータボリュームがプールから削除されなかった

次の原因が考えられます。

  • 仮想ボリュームの容量削減の設定を[無効]に変更したあと、重複排除用システムデータボリュームの削除をするときに障害が発生して、処理が中断した。

次の対策を実施してください。

  • 障害の要因を解決してから、重複排除用システムデータボリュームをRAID Managerの「raidcom modify pool -pool -delete dsd_volumes」コマンドで削除してください。

容量削減機能が有効な仮想ボリュームの削減量が増えない

削減量が増えない場合、初期容量削減処理(容量削減機能を設定したときに、仮想ボリュームにすでに書き込まれていたデータを削減する処理)が中断している可能性があります。

初期容量削減処理が中断する場合、次の原因が考えられます。

  1. 所属するCLPRのキャッシュライトペンディング率が50%以上になっている。

  2. コントローラが閉塞している。

  3. 仮想ボリュームが関連づけられているプールの空き容量が1%以下である。

  4. 仮想ボリュームが関連づけられているプールの空き容量が120GB以下である。

  5. 仮想ボリュームが関連づけられているプールが縮小中である。

  6. プールボリュームが閉塞している。

  7. 処理対象の容量削減機能が有効な仮想ボリュームが閉塞している。

  8. 処理対象の容量削減機能が有効な仮想ボリュームのデータ格納領域の使用率が80%以上である。

  9. コントローラ単位の平均MP稼働率が70%以上になっている。

次の対策を実施してください。

  • 1の場合、ホストからの書き込みデータ量を減らしてください。

  • 2の場合、閉塞しているコントローラを回復してください。

  • 3および4の場合、プール容量を拡張してください。

  • 5の場合、プールの縮小が完了するのを待ってください。

  • 6の場合、閉塞しているプールボリュームを回復してください。

  • 7の場合、処理対象の閉塞している仮想ボリュームを回復してください。

  • 8の場合、処理対象の仮想ボリュームを、2.4TB以下のサイズの容量削減機能が有効な仮想ボリュームに分割してください。

  • 9の場合、起動する初期容量削減処理の個数を抑えて動作します。削減量を増加させたい場合、コントローラ単位の負荷分散をしてください。

容量削減機能が有効な仮想ボリュームのガベージデータが増え続けている

ガベージデータが増え続ける場合、次の原因が考えられます。なお、ガベージデータは、システムデータに含まれています。

  • ホストからの書き込みデータ量(平均ホストライト性能)が、ガベージコレクションの処理できるデータ量(ガベージコレクション性能)を超えている。

  • ガベージコレクション処理が中断している。

ホストからの書き込みデータ量(平均ホストライト性能)がガベージコレクションの処理できるデータ量(ガベージコレクション性能)を超えている場合、次を実行してください。

  • ストレージシステム単位でのホストからの書き込みデータ量が、そのストレージシステムのガベージコレクションの処理できるデータ量を超えている場合、次のどれかの対策を実施してください。

    • ホストからの書き込みデータ量を減らす。

    • 仮想ボリュームの容量削減設定を無効にする。

    • プールと仮想ボリュームの設計を見直す。

    なお、容量削減の設定を無効にするとプール使用量が増えるため、プールに十分な空き容量があることを事前に確認してください。

  • MPユニット単位のホストからの書き込みデータ量が、そのMPユニットのガベージコレクションの処理できるデータ量を超えている場合、次の対策を実施してください。

    ホストからの書き込みが特定のMPユニットに集中しないように、MPユニットの割り当てを変更する。

  • 容量削減機能が有効な仮想ボリューム単位のホストからの書き込みデータ量が、その仮想ボリュームのガベージコレクションの処理できるデータ量を超えている場合、次の対策を実施してください。

    ホストからの書き込みが特定の容量削減機能が有効な仮想ボリュームに集中しないように、その仮想ボリュームを分割する

ガベージコレクション処理が中断している場合、次の原因が考えられます。

  1. 所属するCLPRのキャッシュライトペンディング率が83%以上になっている。

  2. 仮想ボリュームが関連づけられているプールの空き容量がない。

  3. プールボリュームが閉塞している。

  4. 容量削減機能が有効な仮想ボリュームが閉塞している。

次の対策を実施してください。

  • 1の場合、ホストからの書き込み量を減らす、CLPRのキャッシュ容量を増設する、または仮想ボリュームの容量削減設定を無効にしてください。なお、容量削減設定の無効にすることによってプール使用量が増えるため、プールに十分な空き容量があることを事前に確認してください。

  • 2の場合、プール容量を拡張してください。

  • 3の場合、閉塞しているプールボリュームを回復してください。

  • 4の場合、閉塞している仮想ボリュームを回復してください。

容量削減機能が有効な仮想ボリュームの性能が見積もり値より低い

次の原因が考えられます。

  • 設定内容が誤っている。

  • プール使用量がしきい値を超過している。

  • 容量削減機能の有効な仮想ボリュームの使用に向かない業務で使用されている。

次の対処を実施してください。

  1. 設定内容を確認してください。設計通りの設定の場合、項目2を実施してください。

    意図せず容量削減設定を[圧縮]または[圧縮および重複排除]にしている場合は、容量削減設定を無効にしてください。

    意図せず容量削減モード設定を[インライン]にしている場合は、[ポストプロセス]に変更してください。容量削減モードの設定については、RAID Managerコマンドリファレンスの「raidcom modify ldev -capacity_saving_mode」コマンドを参照してください。

  2. [プール使用率]を確認して、プールの使用量が警告しきい値を超過しているかどうかを確認してください。

    プールの使用量が警告しきい値を超過していない場合、項目3を実施してください。

    [プール使用率]が警告しきい値を超過している場合、ガベージデータ量を確認するため[システムデータ量]を確認してください。

    削減前使用量に占めるシステムデータ量の比率が10%を超える場合、ガベージコレクションによって、[プール使用率]は警告しきい値未満になります。プール使用量が警告しきい値未満になると、I/O性能は回復します。ガベージデータの増加が一時的なものであることがわかっていて、性能回復までの時間が許容できる場合、性能回復まで待つのも選択肢の一つです。しかし、性能回復までの時間を許容できない場合、プール容量を拡張してください。

    削減前使用量に占めるシステムデータ量の比率が10%未満の場合、プール容量を拡張してください。

  3. ガベージコレクションの影響がないにもかかわらずボリュームの性能が不足する場合、それらの仮想ボリュームへの容量削減機能の適用を推奨しません。ボリュームの容量削減設定を、無効にしてください。なお、容量削減設定の無効にすることによってプール使用量が増えるため、プールに十分な空き容量があることを事前に確認してください。

容量拡張設定が有効なパリティグループのプールボリュームの自動追加機能が動作しない。

次の原因が考えられます。

  • プールのプールボリュームの自動追加機能が無効になっている。

  • パリティグループのプールボリュームの自動追加機能が無効になっている。

  • LDEV IDの空きが不足している。

  • キャッシュ管理デバイスの空きが不足している。

  • 長時間の保守作業が継続している。

  • シェアドメモリが不足している。

  • ライセンス容量を超えている。

次の対策を実施してください。

  • プールのプールボリュームの自動追加機能を有効にする。

  • プールの縮小に失敗して、縮小対象に選択したパリティグループの一部のLDEV がプールボリュームのまま残った場合、縮小対象のプールのプールボリュームの自動追加機能を無効にしてから、再度プールボリュームの自動追加機能を有効にする。

  • 使用していないLDEVを削除する。

  • 保守作業を中断する。

  • 使用していないプールを削除する。

  • 使用していない仮想ボリュームを削除する。

  • 不要なThin Imageペアのプライマリボリュームに対応する、すべてのThin Imageペアを削除する。

  • ライセンス容量を追加購入する。

表に示す対策を実施してもトラブルを解決できない場合、または表にはないトラブルが発生した場合は、日立サポートサービスにお問い合わせください。

Dynamic Provisioning操作中にエラー状態が発生すると、Dynamic Provisioningはエラーメッセージをエラーメッセージ画面に表示します。エラーメッセージ画面に表示されるエラーコードについては、Storage Navigator メッセージガイドを参照してください。