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 ボリューム管理 クイックリファレンス


2.3.6 Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、およびactive flashのプールボリュームの要件

プールボリュームの数はプール1個当たり最大1,024個です。そのほかのプールボリュームの要件を表に示します。

項目

要件

ボリューム種別

ボリューム(LDEV)

注意事項:1つのパリティグループ内に通常ボリュームとプールボリュームを混在できますが、性能面を考慮して通常は1つのパリティグループは通常ボリューム、またはプールボリュームだけにしてください。

Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、およびactive flashのプールボリュームには、次のボリュームは指定できません。

  • ShadowImageVolume MigrationThin ImageTrueCopyglobal-active device、またはUniversal Replicatorで使用しているボリューム

  • Data Retention UtilityでProtect属性、Read Only属性、または副VOL拒否を設定しているボリューム

  • Data Retention Utilityによってリザーブされているボリューム

  • LDEVの状態が[Normal]、[Correction Access]、または[Copying]以外の状態のボリューム

  • コマンドデバイス

  • global-active deviceで使用しているQuorumディスク

Dynamic Tieringおよびactive flashのプールボリュームには次のボリュームは指定できません。

  • データダイレクトマップ属性の外部ボリューム

容量拡張設定が有効なパリティグループに属するLDEVをプールボリュームとして使用する場合、1つのパリティグループから作成されるすべてのLDEVを1つのプールのプールボリュームとして使用してください。

エミュレーションタイプ

OPEN-V

RAIDレベル

Dynamic Provisioning用のプール)

RAIDレベルには、次のどれかを使用できます。

  • RAID1(2D+2D、または2連結された2D+2D)

  • RAID5(3D+1P、4D+1P、6D+1P、7D+1P、2連結された7D+1P、または4連結された7D+1P)

  • RAID6(6D+2P、12D+2P、または14D+2P)

RAID1、RAID5、RAID6、および外部ボリュームのプールボリュームを同じプール内に混在できます。プール内のプールボリュームについては、次の注意事項を参照してください。

  • プールボリュームのRAIDレベルは、RAID6を推奨します。ドライブ故障によるプール故障の回復時間が許容できないプールの場合、プールボリュームのRAIDレベルとしてRAID 6の適用を検討してください。

  • ドライブ種別が同じでRAIDレベルが異なるプールボリュームを、同じプールに混在させることができます。ただし、プール内のRAIDレベルは1種類にすることを推奨します。

    メモ:1つのプールに複数のRAIDレベルのプールボリュームを登録する場合、I/O性能はページが割り当てられるプールボリュームのRAIDレベルに依存します。そのため、異なる種別のRAIDレベルを登録する場合は、ドライブのI/O性能に十分留意して登録してください。

RAIDレベル

Dynamic Tieringおよびactive flash用プール)

RAIDレベルには、次のどれかを使用できます。

  • RAID1(2D+2D、または2連結された2D+2D)

  • RAID5(3D+1P、4D+1P、6D+1P、7D+1P、2連結された7D+1P、または4連結された7D+1P)

  • RAID6(6D+2P、12D+2P、または14D+2P)

RAID1、RAID5、RAID6、および外部ボリュームのプールボリュームを同じプール内に混在できます。プール内のプールボリュームについては、次の注意事項を参照してください。

  • プールボリュームのRAIDレベルは、RAID6を推奨します。ドライブ故障によるプール故障の回復時間が許容できないプールの場合、プールボリュームのRAIDレベルとしてRAID 6の適用を検討してください。

  • ドライブ種別が同じでRAIDレベルが異なるプールボリュームを、同じプールに混在させることができます。ただし、次の構成を推奨します。

    • プール内のRAIDレベルは1種類にする。

      メモ:1つのプールに複数のRAIDレベルのプールボリュームを登録する場合、I/O性能はページが割り当てられるプールボリュームのRAIDレベルに依存します。そのため、異なる種別のRAIDレベルを登録する場合は、ドライブのI/O性能に十分留意して登録してください。

    • RAID6はほかのRAIDレベルと比較して速度が遅いため、RAID6を用いた階層の下位階層にほかのRAIDレベルを配置しないでください。

ドライブ種別

Dynamic Provisioning用のプール)

ドライブ種別には、SSD、FMD DC2、SAS15K、SAS10K、SAS7.2K、および外部ボリュームが使用できます。同じプール内に、これらのドライブ種別を混在させることができます。

ヒント:

  • 1つのプールに異なるドライブ種別を混在させないことを推奨します。

    I/O性能はページが割り当てられるプールボリュームのドライブ種別に依存しますので、異なるドライブ種別を登録する場合は、ドライブのI/O性能に十分注意してください。

  • 同じドライブ種別で、容量の異なるドライブを混在させないことを推奨します。

ドライブ種別

Dynamic Tieringおよびactive flash用プール)

ドライブ種別には、SSD、FMD DC2、SAS15K、SAS10K、SAS7.2K、および外部ボリュームが使用できます。同じプール内に、これらのドライブ種別を混在させることができます。

active flashを使用する場合、SSD、またはFMD DC2のボリュームが必要です。

ヒント:

同じドライブ種別で、容量の異なるドライブを混在させないことを推奨します。

ボリューム容量

内部ボリューム:8GB~2.99TB

外部ボリューム:8GB~4.0TB

データダイレクトマップ属性の外部ボリューム:8GB~256TB

LDEVフォーマット

次の条件を満たす場合、プールボリュームのLDEVフォーマットを実行できます。

  • プールに関連づけられた仮想ボリュームがない、または、プールに関連づけられた仮想ボリュームがすべて閉塞している

  • プールにThin Imageのペアおよびそのスナップショットデータがない

パス定義

定義できません。パスを定義してあるボリュームは、プールボリュームに指定できません。