Hitachi Dynamic Link Manager GUIヘルプ

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3.1.6 パスの状態を変更する

ここでは,パスの状態を変更する手順について説明します。

パスの状態の変更方法は,パスの情報の表示形式によって異なります。パスの情報の表示形式には,次に示す2種類があります。

パス情報の表示形式は,[構成]タブ,または[パスリスト]タブをクリックすると切り替えられます。

パスの状態を変更する手順について,パスの情報の表示形式ごとに説明します。

この項の構成
(1) 構成図からパスの状態を変更する
(2) 一覧からパスの状態を変更する

(1) 構成図からパスの状態を変更する

構成図形式で表示されたパスの情報を見ながら,パスの状態を変更する手順について,次に説明します。

  1. パス管理ウィンドウを起動します。
    パス管理ウィンドウのパスリストビューが表示されます。
    パス管理ウィンドウを起動する手順については,「3.1.2 パス管理ウィンドウを起動または終了する」の「(1) パス管理ウィンドウを起動する」を参照してください。
  2. [構成]タブをクリックします。
    ビューフレームに,構成ビューが表示されます。
  3. ツリーフレームで,状態を変更したいパスが接続されているストレージシステム,またはLUを選択します。
    ストレージシステムを選択すると,ホストと選択したストレージシステムとを接続するパスの情報が,ビューフレームに構成図形式で表示されます。
    LUを選択すると,ホストと選択したLUを接続するパスの情報が,ビューフレームに構成図形式で表示されます。ビューフレームの[タイプ:]と[状態:]のチェックボックスで,構成ビューに表示するパスを絞り込めます。ツリーフレームについては「5.2.2 ツリーフレーム」を,ビューフレームの構成ビューについては「5.2.4 ビューフレーム 構成ビュー」を参照してください。
  4. 状態を変更したいパスを選択します。
    選択されたパスの,線の表示が太くなります。
    操作対象のパスを選択する方法には,次に示す3つの方法があります。
    • パスをクリックする
      クリックしたパスが,操作対象になります。
    • CHAボタンをクリックする
      クリックしたCHAボタンに対応するCHAに接続するすべてのパスが,操作対象になります。
    • HBAポートボタンをクリックする
      クリックしたHBAポートボタンに対応するHBAポートに接続するすべてのパスが,操作対象になります。
  5. 選択したパスの状態を稼働状態にする場合は[オンライン]ボタンを,閉塞状態に変更する場合は[オフライン]ボタンをクリックします。
    パスの状態を変更してよいかどうかを確認するメッセージが表示されます。
  6. [OK]ボタンをクリックします。
    選択したパスの状態が変更され,パスの状態を示す線の表示が変わります。パスの表示については,「5.2.4 ビューフレーム 構成ビュー」のパスの説明を参照してください。
    また,パスを1本も選択しないで[オンライン]ボタンをクリックした場合,パスリストビューに表示されている「Online」状態以外のパスが,すべて稼働状態に変わります。一方,[オフライン]ボタンは,パスを1本も選択しない場合,非活性表示されて動作しません。
    複数のパスの状態を変更しようとしていて,状態を変更できないパスがあった場合は,メッセージが表示されます。状態を変更できないパスを無視して,処理を継続する場合は[OK]ボタンを,処理を中断する場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。

(2) 一覧からパスの状態を変更する

ここでは,一覧形式で表示されたパスの情報を見ながら,パスの状態を変更する手順について,次に説明します。

  1. パス管理ウィンドウを起動します。
    パス管理ウィンドウのパスリストビューが表示されます。
    パス管理ウィンドウを起動する手順については,「3.1.2 パス管理ウィンドウを起動または終了する」の「(1) パス管理ウィンドウを起動する」を参照してください。
  2. ツリーフレームで,状態を変更したいパスが接続されているホスト,ストレージシステム,またはLUを選択します。
    ホストを選択すると,ホストと接続する,すべてのパスの情報がビューフレームに一覧形式で表示されます。
    ストレージシステムを選択すると,ホストと選択したストレージシステムとを接続するパスの情報が,ビューフレームに一覧形式で表示されます。
    LUを選択すると,ホストと選択したLUとを接続するパスの情報が,ビューフレームに一覧形式で表示されます。ビューフレームの[タイプ:]と[状態:]のチェックボックスで,パスリストビューに表示するパスを絞り込めます。ツリーフレームについては「5.2.2 ツリーフレーム」を,ビューフレームのパスリストビューについては「5.2.3 ビューフレーム パスリストビュー」を参照してください。
  3. 状態を変更したいパスを選択します。
    選択されたパスの情報が反転表示されます。
    操作対象のパスを選択する方法には,次に示す4つの方法があります。
    • 操作対象のパスの情報が表示されている行をクリックして,1行だけ選択する
    • [Shift]キーを押しながら選択範囲の先頭の行と最後の行をクリックし,連続した複数の行を選択する
    • [Ctrl]キーを押しながら複数の行をクリックして選択する
    • マウスで行をドラッグして,複数の行を選択する
      ただし,ドラッグする速さによっては一部のパスが選択されない場合があります。
    パスの選択を解除する方法には,次に示す2つの方法があります。
    • 空白行をクリックして,選択したすべての行の選択状態を解除する
    • [Ctrl]キーを押しながら,選択状態を解除したい行をクリックする
  4. 選択したパスの状態を稼働状態にする場合は[オンライン]ボタンを,閉塞状態にする場合は[オフライン]ボタンをクリックします。
    パスの状態を変更してよいかどうかを確認するメッセージが表示されます。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
    選択したパスの状態が,稼働状態,または閉塞状態になります。また,[状態]の列に表示されているアイコンが,[図](稼働状態(Online)),または[図](閉塞状態(Offline(C)))に変わります。
    クラスタ構成の場合,リザーブ処理中に,パス管理ウィンドウでオフライン操作をしたか,またはofflineオペレーションを実行したとき,offline処理は,リザーブ処理が完了するまで実行待ち状態になります。このとき,パスの状態はOffline(C)ではなく,Online(P)になります。アイコンは[図]のまま変化しません。リザーブ処理が完了し,offline処理が実行されると,パスの状態はOffline(C)になりますが,アイコンの表示は自動的には[図]に更新されません。最新のパスの状態は,[再表示]ボタンをクリックして確認してください。[再表示]ボタンについては,「5.2.1 共通フレーム」を参照してください。
    また,パスを1本も選択しない,またはパスの情報が表示されていない行を選択して[オンライン]ボタンをクリックした場合,パスリストビューに表示されている「Online」状態以外のパスを,すべて稼働状態に変更します。一方,[オフライン]ボタンは,パスを1本も選択しない場合,非活性表示されて動作しません。
    複数のパスの状態を変更しようとしていて,状態を変更できないパスがあった場合は,メッセージが表示されます。状態を変更できないパスを無視して,処理を継続する場合は[OK]ボタンを,処理を中断する場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。