Hitachi Dynamic Link Manager GUIヘルプ

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5.2.2 ツリーフレーム

ツリーフレームは,ビューフレームに表示するパス情報の範囲を指定するのに使用します。

ツリーフレームを次に示します。

図5-2 ツリーフレーム(パスリストビューを表示している場合)

[図]

ツリーフレームに表示される項目について,次に説明します。

[ホスト]
ホストを表すアイコンと文字列「host」が表示されます。
構成ビューを表示している場合,常に[ホスト(選択不可状態)]アイコンが表示されます。ホストは選択できません。
パスリストビューを表示している場合,常に[ホスト(選択可能状態)]アイコンが表示されます。ホストを選択すると,選択したホストに接続しているすべてのパスの情報が,パスリストビューに表示されます。
ホストを表すアイコンについて次の表に説明します。

表5-1 ホストを表すアイコン

アイコン アイコン名 説明
[図] ホスト(選択可能状態) ホストを選択できることを示します。
[図] ホスト(選択不可状態) ホストを選択できないことを示します。

[ストレージシステム]
ストレージシステムを表すアイコンと,ストレージシステム名が表示されます。ストレージシステム名は,次の3つの項目をピリオドで区切って構成されています。
  • ベンダID:ストレージシステムのベンダ
  • モデルID:ストレージシステムの機種名
  • シリアル番号:ストレージシステムのシリアル番号
表示されるモデルIDは,HDLMコマンドのviewオペレーションに-path -itemパラメタを指定して,概略表示しないパス情報を表示した場合のモデルIDと同じです。HDLMコマンドのviewオペレーションで表示できるモデルIDについては,HDLMのマニュアルを参照してください。
ストレージシステムを選択すると,選択したストレージシステムからアクセスできるすべてのLUに接続する,すべてのパスがビューフレームに表示されます。
パス管理ウィンドウを起動したときは,ストレージシステムを表すアイコンの左側に[+]が表示されます。[+]をクリックして[-]に切り替えると,ストレージシステムからアクセスできるLUが,選択したストレージシステムの下の階層に表示されます。
LUを選択したあと,ストレージシステムを表すアイコンの左側の表示を[+]に切り替えると,選択したLUに接続するストレージシステムが選択された状態になります。
ストレージシステムを表すアイコンについて次の表に説明します。

表5-2 ストレージシステムを表すアイコン

アイコン アイコン名 説明
[図] ストレージシステム LUに接続するすべてのパスが正常に動作しているストレージシステムを示します。
ストレージシステムの下の階層に[LU(すべてのパスがOnline)]アイコンだけが表示されている場合に,このアイコンが表示されます。
[図] ストレージシステム(警告) LUに接続するパスに障害が発生しているストレージシステムを示します。
ストレージシステムの下の階層に[LU(一部のパスがOffline)]アイコンが1つ以上表示されていて,[LU(Onlineパス無し)]アイコンが表示されていない場合に,このアイコンが表示されます。
[図] ストレージシステム(LUパスエラー) 接続するすべてのパスに障害が発生しているLUがあるストレージシステムを示します。
ストレージシステムの下の階層に[LU(Onlineパス無し)]が1つ以上表示されている場合に,このアイコンが表示されます。

[LU]
LUを表すアイコンと,LU番号が表示されます。ツリーフレームに表示されるのは,ホストからアクセスできるLUだけです。
LUを選択すると,選択したLUに接続するパスだけがビューフレームに表示されます。
LUを表すアイコンについて次の表に説明します。

表5-3 LUを表すアイコン

アイコン アイコン名 説明
[図] LU(すべてのパスがOnline) すべてのパスが正常に動作しているLUを示します。
すべてのパスがOnline状態のLUを示します。
[図] LU(一部のパスがOffline) 一部のパスが正常に動作しているLUを示します。
次のようなLUを示します。
Online状態に加えて,Offline(C)状態,またはOffline(E)状態のパスを持っているLU
[図] LU(Onlineパス無し) すべてのパスが動作していないLUを示します。
Online状態のパスを持たないLUを示します。