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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


付録I.1 リトライ処理の組み込み

REST APIを使用してクライアントプログラムを作成する場合に、意図したとおりにプログラムが実行できるよう、リトライ処理を適切に組み込んでください。そのあとに、本番環境に近いシステム構成で、クライアントプログラムを検証することをお勧めします。

リトライの条件

ネットワークやサーバへの一時的な負荷の集中や、ストレージシステムのリソースロックなどが原因で、REST APIの実行に失敗することがあります。このような場合、失敗したリクエストをリトライする処理を実装することで、処理を継続できる可能性があります。リトライで対処できるエラーかどうかは、HTTPステータスコード、およびエラーオブジェクトなどのレスポンスから判定できます。リトライで対処ができるエラーの条件を説明します。

次のどれかの場合にリトライすることができます。

クライアントプログラムの検証

本番環境に近いシステム構成でクライアントプログラムの検証をします。

次の観点で検証してください。

検証結果が期待通りではなかった場合、下記の観点でプログラムを見直してください。

メモ

VSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900でSVP と連携しない構成の場合、ストレージシステムの構成情報を更新するために、Platform REST API サーバ上でリクエストが実行されます。その間、同時実行数に制限のあるAPI の実行に影響が出るおそれがあります。