14.9 global-active deviceペアを作成する
- ヒント
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- ペアを作成する前に、仮想LDEV番号を設定するAPIで、セカンダリボリュームに対してglobal-active deviceの予約属性を設定してください。
- このAPIは、リクエストヘッダにJob-Mode-Wait-Configuration-Change:NoWaitを指定して実行することをお勧めします。詳細についてはペアの操作の流れの説明を参照してください。
- global-active deviceペアを使用したデータ移行では、一つのボリュームを異なる二つのボリュームとペアにすることで、運用中のglobal-active deviceペアから移行用ペア、移行先ペアを構成します。この場合、移行用ペア、移行先ペアのペア状態は、コピーが完了しても遷移しないことがあります。このため、移行用ペア、移行先ペアの操作では、リクエストヘッダにJob-Mode-Wait-Configuration-Change:NoWaitを指定して実行してください。詳細についてはペアの操作の流れの説明を参照してください。global-active deviceペアを使用したデータ移行については、マニュアルglobal-active device ユーザガイドを参照してください。
実行権限
ストレージ管理者(プロビジョニング)およびストレージ管理者(リモートバックアップ管理)
リクエストライン
POST <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/remote-mirror-copypairs
リクエストメッセージ
- オブジェクトID
-
なし。
- クエリパラメータ
-
なし。
- ボディ
-
新規にコピーグループを作成してペアを追加する場合のコード例を次に示します。
{ "copyGroupName": "remoteCopyGroup3", "copyPairName": "pair1", "replicationType": "GAD", "remoteStorageDeviceId": "836000123789", "pvolLdevId": 1580, "svolLdevId": 2128, "localDeviceGroupName": "remoteCopyGroup3P_", "remoteDeviceGroupName": "remoteCopyGroup3S_", "muNumber": 0, "quorumDiskId": 14, "isNewGroupCreation": true, "fenceLevel": "NEVER", "copyPace": 10, "doInitialCopy": true, "isDataReductionForceCopy": true }
既存のコピーグループにペアを追加する場合のコード例を次に示します。
{ "copyGroupName": "remoteCopyGroup3", "copyPairName": "pair2", "replicationType": "GAD", "remoteStorageDeviceId": "836000123789", "pvolLdevId": 1581, "svolLdevId": 2129, "localDeviceGroupName": "remoteCopyGroup3P_", "remoteDeviceGroupName": "remoteCopyGroup3S_", "quorumDiskId": 14, "isNewGroupCreation": false, "fenceLevel": "NEVER", "copyPace": 10, "doInitialCopy": true, "isDataReductionForceCopy": false }
属性
型
説明
copyGroupName
string
(必須)コピーグループ名を1~29文字で指定します。大文字と小文字を区別します。
ローカル側とリモート側のストレージシステムで一意になるように設定してください。
copyPairName
string
(必須)コピーペア名を1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。
コピーグループ内で一意になるように設定してください。
replicationType
string
(必須)ペア種別を指定します。
GAD:global-active device
remoteStorageDeviceId
string
(必須)ペアを作成するリモートストレージシステムのストレージデバイスIDを指定します。
pvolLdevId
int
(必須)P-VOLのLDEV番号を10進数で指定します。
svolLdevId
int
(必須)global-active deviceの予約属性を設定したS-VOLのLDEV番号を10進数で指定します。
global-active deviceの予約属性は、仮想LDEV番号を設定するAPIで指定します。
pathGroupId
int
(任意)パスグループIDを0~255の10進数で指定します。
省略した場合、または0を指定した場合は、設定済みのパスグループのうち最小の番号が設定されます。
localDeviceGroupName
string
(任意)ローカルストレージシステム側のデバイスグループ名を1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。
既存のコピーグループにペアを追加する場合は、既存のローカルストレージシステム側のデバイスグループ名と合わせてください。ローカルストレージシステムで一意である必要があります。
省略した場合、<copyGroupName>P_が設定されます。
remoteDeviceGroupName
string
(任意)リモートストレージシステム側のデバイスグループ名を1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。
既存のコピーグループにペアを追加する場合は、既存のリモートストレージシステム側のデバイスグループ名と合わせてください。リモートストレージシステムで一意である必要があります。
省略した場合、<copyGroupName>S_が設定されます。
isNewGroupCreation
boolean
(必須)コピーグループを新規に作成してペアを追加するか、既存のコピーグループにペアを追加するかを指定します。
- true:新しくコピーグループを作成してペアを追加する
- false:既存のコピーグループにペアを追加する
muNumber
int
(必須)MU(ミラーユニット)番号を0~3の値で指定します。
この値はP-VOLとS-VOLで使用します。新しくコピーグループを作成してペアを追加する場合だけ指定できます。
quorumDiskId
int
(必須)QuorumディスクIDを0~31の10進数で指定します。
isConsistencyGroup
boolean
(任意)作成するペアをコンシステンシーグループに登録するかどうかを指定します。
- true:コンシステンシーグループに登録する
- false:コンシステンシーグループに登録しない
既存のコピーグループにペアを追加する場合は、既存のコピーペアの値と合わせてください。同じコピーグループ内にコンシステンシーグループに登録されているペアと登録されていないペアが混在すると、コンシステンシーグループ単位でペアを正しく操作できません。
省略した場合、falseが設定されます。
consistencyGroupId
int
(任意)コンシステンシーグループIDを10進数で指定します。
コンシステンシーグループに登録する場合に、この値を省略すると自動で付与されます。
既存のコピーグループにペアを追加する場合は、既存のコピーペアの値と合わせてください。同じコピーグループ内にコンシステンシーグループIDが異なるペアが混在すると、コンシステンシーグループ単位でペアを正しく操作できません。
この属性を指定する場合は、isConsistencyGroup属性にtrueを指定します。
fenceLevel
string
(任意)フェンスレベル
自動でNEVERが設定されます。
copyPace
int
(任意)コピー速度
コピーをする場合のトラックサイズを1~15の10進数で指定します。数値が大きいほどコピーをする速度が上がります。
省略した場合、3が設定されます。
doInitialCopy
boolean
(任意)ペアを作成するとき、形成コピー(初期コピー)を行うかどうかを指定します。
- true:形成コピーを行う
- false:形成コピーを行わない
省略した場合、trueが設定されます。
isDataReductionForceCopy
boolean
(任意)容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームでペアを強制的に作成するかどうかを指定します。
容量削減機能が有効なボリュームでペアを作成する場合、必ずtrueを指定します。
- true:強制的に作成する※
- false:強制的に作成しない
省略した場合、falseが設定されます。
注※ 容量削減機能(圧縮または重複排除)が有効なボリュームを使用してペアを作成すると、圧縮または重複排除されたデータをコピーするため、コピーの性能やホストのI/O 性能が低下する場合があります。
レスポンスメッセージ
- ボディ
-
ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。
属性
説明
affectedResources
作成したglobal-active deviceペアのURL
ステータスコード
この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。
コード例
curl -v -H "Accept: application/json" -H "Remote-Authorization:Session 10399a1f-fce3-489b-9c3a-823017462396" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/remote-mirror-copypairs