Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


13.7 特定のリモートコピーペアの情報を取得する

指定したコピーペア(TrueCopyUniversal Replicatorglobal-active device)の情報を取得します。ペアの状態などペアの操作に必要な情報を取得できます。コピーグループ名やコピーペア名に半角スペースが含まれている場合などは、ペアの情報を取得できません。

実行権限

ストレージ管理者(参照)

リクエストライン

GET <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/remote-mirror-copypairs/<オブジェクトID

リクエストメッセージ

オブジェクトID

リモートコピーグループの情報取得で取得したremoteMirrorCopyPairIdの値を指定します。次のように属性値を連結した形式でも指定できます。

remoteStorageDeviceId>,<copyGroupName>,<localDeviceGroupName>,<remoteDeviceGroupName>,<copyPairName

属性

説明

remoteStorageDeviceId

string

(必須)リモートストレージシステムのストレージデバイスID

0以上の10進数で指定します。

copyGroupName

string

(必須)コピーグループ名

1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。

localDeviceGroupName

string

(必須)ローカルストレージシステム側のデバイスグループ名

1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。

remoteDeviceGroupName

string

(必須)リモートストレージシステム側のデバイスグループ名

1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。

copyPairName

string

(必須)コピーペア名

1~31文字で指定します。大文字と小文字を区別します。

注※ VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP Gx00 モデルVSP G1000VSP G1500VSP Fx00 モデル、またはVSP F1500の場合、リモートストレージシステムの障害時などに、NotSpecifiedを指定すると、ローカルストレージシステム側の情報だけを取得します。NotSpecifiedを指定すると、コピーペアの情報のうち、リモートストレージシステム側にあるボリュームに関する属性は出力されません。このとき、Remote-Authorizationヘッダを指定する必要はありません。

クエリパラメータ

なし。

ボディ

なし。

レスポンスメッセージ

ボディ

TrueCopyの場合の出力例を次に示します。

{
  "copyGroupName" : "remoteCopyGroup1",
  "copyPairName" : "pair1",
  "replicationType" : "TC",
  "remoteMirrorCopyPairId" : "886000123789,remoteCopyGroup1,remoteCopyGroup1P_,remoteCopyGroup1S_,pair1",
  "pvolLdevId" : 2108,
  "svolLdevId" : 1581,
  "fenceLevel" : "DATA",
  "pvolStatus" : "PAIR",
  "svolStatus" : "PAIR",
  "pvolStorageDeviceId" : "886000123456",
  "svolStorageDeviceId" : "886000123789",
  "pvolDifferenceDataManagement": "S", 
  "svolDifferenceDataManagement": "S", 
  "pvolProcessingStatus": "N", 
  "svolProcessingStatus": "N" 
}

Universal Replicatorの場合の出力例を次に示します。

{
  "copyGroupName" : "remoteCopyGroup2",
  "copyPairName" : "pair1",
  "replicationType" : "UR",
  "remoteMirrorCopyPairId" : "886000123789,remoteCopyGroup2,remoteCopyGroup2P_,remoteCopyGroup2S_,pair1",
  "consistencyGroupId" : 10,
  "pvolLdevId" : 1569,
  "pvolJournalId" : 13,
  "svolLdevId" : 2835,
  "svolJournalId" : 36,
  "fenceLevel" : "ASYNC",
  "pvolStatus" : "PAIR",
  "svolStatus" : "PAIR",
  "pvolStorageDeviceId" : "886000123456",
  "svolStorageDeviceId" : "886000123789",
  "pvolDifferenceDataManagement": "S", 
  "svolDifferenceDataManagement": "S", 
  "pvolProcessingStatus": "N", 
  "svolProcessingStatus": "N" 
}

global-active deviceの場合の出力例を次に示します。

{
  "copyGroupName" : "remoteCopyGroup3",
  "copyPairName" : "pair1",
  "replicationType" : "GAD",
  "remoteMirrorCopyPairId" : "886000123789,remoteCopyGroup3,remoteCopyGroup3P_,remoteCopyGroup3S_,pair1",
  "quorumDiskId" : 14,
  "pvolLdevId" : 1580,
  "svolLdevId" : 2128,
  "fenceLevel" : "NEVER",
  "pvolStatus" : "PAIR",
  "svolStatus" : "PAIR",
  "pvolIOMode" : "L/M",
  "svolIOMode" : "L/M",
  "pvolStorageDeviceId" : "886000123456",
  "svolStorageDeviceId" : "886000123789",
  "pvolDifferenceDataManagement": "S", 
  "svolDifferenceDataManagement": "S", 
  "pvolProcessingStatus": "N", 
  "svolProcessingStatus": "N" 
}

属性

説明

copyGroupName

string

コピーグループ名

copyPairName

string

コピーペア名

replicationType

string

ペア種別

  • TCTrueCopy
  • URUniversal Replicator
  • GADglobal-active device

ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

pvolLdevId

int

P-VOLのLDEV番号

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、P-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

svolLdevId

int

S-VOLのLDEV番号

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、S-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

fenceLevel

string

フェンスレベル

  • DATA:S-VOLデータ
  • STATUS:S-VOL状態
  • NEVER:なし
  • ASYNC:非同期

フェンスレベルが取得できない場合は出力されません。

pvolJournalId

int

P-VOLのジャーナルID

URの場合だけ0255の値が出力されます。ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、P-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

svolJournalId

int

S-VOLのジャーナルID

URの場合だけ0255の値が出力されます。ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、S-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

quorumDiskId

int

QuorumディスクID

global-active deviceの場合だけ031の値が出力されます。ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

pvolStatus

string

P-VOLのペア状態

詳細については、ペアの状態遷移(TrueCopyUniversal Replicator)またはペアの状態遷移(global-active device)の説明を参照してください。

ペア状態が取得できない場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、P-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

svolStatus

string

S-VOLのペア状態

詳細については、ペアの状態遷移(TrueCopyUniversal Replicator)またはペアの状態遷移(global-active device)の説明を参照してください。

ペア状態が取得できない場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、S-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

consistencyGroupId

int

コンシステンシーグループID

コンシステンシーグループでない場合は出力されません。

pvolIOMode

string

P-VOLのI/Oモード

  • L/M:Mirror(RL)
  • L/L:Local
  • B/B:Block

global-active deviceの場合だけ出力されます。ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、P-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

svolIOMode

string

S-VOLのI/Oモード

  • L/M:Mirror(RL)
  • L/L:Local
  • B/B:Block

global-active deviceの場合だけ出力されます。ペア状態がSMPLの場合は出力されません。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、S-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

pvolStorageDeviceId

string

P-VOL側のストレージシステムのストレージデバイスID

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、P-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

svolStorageDeviceId

string

S-VOL側のストレージシステムのストレージデバイスID

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は、S-VOLがローカルストレージシステム側のボリュームのときだけこの属性が出力されます。

copyProgressRate

int

コピーの進捗率

P-VOLのペア状態がCOPYの場合に出力されます。

オブジェクトIDにNotSpecifiedを含む値を指定した場合は出力されません。

remoteMirrorCopyPairId

string

リモートコピーペアのオブジェクトID

次の属性をコンマで連結した形式で出力されます。
  • remoteStorageDeviceId
  • copyGroupName
  • localDeviceGroupName
  • remoteDeviceGroupName
  • copyPairName

pvolDifferenceDataManagement

string

P-VOL の差分データの管理方式

  • S:シェアドメモリ差分
  • D:階層差分(ドライブによる差分)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP G1000VSP G1500VSP F350、F370、F700、F900VSP F1500の場合に出力されます。

svolDifferenceDataManagement

string

S-VOL の差分データの管理方式

  • S:シェアドメモリ差分
  • D:階層差分(ドライブによる差分)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP G1000VSP G1500VSP F350、F370、F700、F900VSP F1500の場合に出力されます。

pvolProcessingStatus

string

P-VOL のペアに対する処理の状態

  • E:P-VOL の拡張処理が実行中
  • N:P-VOL の処理が実行中でない

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP G1000VSP G1500VSP F350、F370、F700、F900VSP F1500の場合に出力されます。

svolProcessingStatus

string

S-VOL のペアに対する処理の状態

  • E:S-VOL の拡張処理が実行中
  • N:S-VOL の処理が実行中でない

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP G1000VSP G1500VSP F350、F370、F700、F900VSP F1500の場合に出力されます。

注※ 取得したオブジェクトIDの情報は、障害時に備えて保存しておくことをお勧めします。テイクオーバーなど復旧のための操作を行う場合に、障害が起きているストレージシステムの情報を取得できないときでも、保存しておいた情報を基に操作対象のペアを特定することができます。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

TrueCopyの場合

curl -v -H "Accept: application/json" -H "Remote-Authorization:Session 10399a1f-fce3-489b-9c3a-823017462396" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/remote-mirror-copypairs/836000123789,remoteCopyGroup1,remoteCopyGroup1P_,remoteCopyGroup1S_,pair1

Universal Replicatorの場合

curl -v -H "Accept: application/json" -H "Remote-Authorization:Session 10399a1f-fce3-489b-9c3a-823017462396" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/remote-mirror-copypairs/836000123789,remoteCopyGroup2,remoteCopyGroup2P_,remoteCopyGroup2S_,pair1

global-active deviceの場合

curl -v -H "Accept: application/json" -H "Remote-Authorization:Session 10399a1f-fce3-489b-9c3a-823017462396" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/remote-mirror-copypairs/836000123789,remoteCopyGroup3,remoteCopyGroup3P_,remoteCopyGroup3S_,pair1