Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


9.13 ボリュームにQoSの設定をする

ボリュームを指定して、IOPSとデータ転送量の上限値や下限値、アラートを通知するまでの時間などを設定します。
メモ
  • QoSの制御対象は、ホストとストレージシステム間のボリュームのI/Oです。QoSの設定が有効となるボリュームは直接ホストと接続しているボリュームです。

  • このAPIは、ストレージシステムがVSP 5000 シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に使用できます。

実行権限

ストレージ管理者(システムリソース管理)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/ldevs/<オブジェクトID>/actions/set-qos/invoke

このAPIはPOSTメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID
ボリュームの情報取得で取得したldevIdの値を指定します。

属性

説明

ldevId

int

(必須)LDEV番号を10進数で指定します。

クエリパラメータ
なし。
ボディ
{
    "parameters": {
        "upperIops": 100
    }
}

このAPIでは、1回のリクエストで属性を1つだけ指定できます。

属性

説明

upperIops

long

(任意)IOPSの上限値

1002147483647の値を指定します。lowerIops属性が設定されている場合、lowerIops属性より大きい値を指定する必要があります。

設定を無効にする場合は0を指定します。upperIops属性とupperTransferRate属性の両方の設定を無効にした場合、upperAlertAllowableTime属性の設定も無効になります。

upperTransferRate

int

(任意)1秒あたりのデータ転送量の上限値(MB)

12097151の値を指定します。lowerTransferRate属性が設定されている場合、lowerTransferRate属性より大きい値を指定する必要があります。

設定を無効にする場合は0を指定します。upperIops属性とupperTransferRate属性の両方の設定を無効にした場合、upperAlertAllowableTime属性の設定も無効になります。

upperAlertAllowableTime

int

(任意)IOPSまたは1秒あたりのデータ転送量が上限値を継続して超過した場合にアラートを通知するまでの時間(秒)

1600の値を指定します。upperIops属性とupperTransferRate属性のどちらか、または両方がすでに設定されている場合に指定できます。

設定を無効にする場合は0を指定します。

lowerIops

long

(任意)IOPSの下限値

102147483647の値を指定します。upperIops属性が設定されている場合、upperIops属性より小さい値を指定する必要があります。

設定を無効にする場合は0を指定します。lowerIops属性とlowerTransferRate属性の両方の設定を無効にした場合、lowerAlertAllowableTime属性の設定も無効になります。

ストレージシステムがVSP G150、G350、G370、G700、G900またはVSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

lowerTransferRate

int

(任意)1秒あたりのデータ転送量の下限値(MB)

12097151の値を指定します。upperTransferRate属性が設定されている場合、upperTransferRate属性より小さい値を指定する必要があります。

設定を無効にする場合は0を指定します。lowerIops属性とlowerTransferRate属性の両方の設定を無効にした場合、lowerAlertAllowableTime属性の設定も無効になります。

ストレージシステムがVSP G150、G350、G370、G700、G900またはVSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

lowerAlertAllowableTime

int

(任意)IOPSまたは1秒あたりのデータ転送量が下限値を継続して未達の場合にアラートを通知するまでの時間(秒)

1600の値を指定します。lowerIops属性とlowerTransferRate属性のどちらか、または両方がすでに設定されている場合に指定できます。

設定を無効にする場合は0を指定します。

ストレージシステムがVSP G150、G350、G370、G700、G900またはVSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

responsePriority

int

(任意)I/O処理の優先度

13の値を指定します。値が大きいほうが優先されます。この属性を指定すると、優先度に応じた応答時間の目標値が設定されます。

設定を無効にする場合は0を指定します。responsePriority属性の設定を無効にした場合、responseAlertAllowableTime属性の設定も無効になります。

ストレージシステムがVSP G150、G350、G370、G700、G900またはVSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

responseAlertAllowableTime

int

(任意)応答時間の目標値を継続して未達成の場合にアラートを通知するまでの時間(秒)

1600の値を指定します。

設定を無効にする場合は0を指定します。

ストレージシステムがVSP G150、G350、G370、G700、G900またはVSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

QoSを設定したLDEVのURL

Actionテンプレート

なし。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X PUT --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/900000012345/ldevs/100/actions/set-qos/invoke