Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


8.5 プールの設定を変更する

プール名やプール種別、HDTプールの階層に関する属性などを変更します。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/pools/<オブジェクトID

このAPIはPATCHメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID
プールの情報取得で取得したpoolIdの値を指定します。

属性

説明

poolId

int

(必須)プール番号

クエリパラメータ
なし。
ボディ

DPプールの警告しきい値と枯渇しきい値、プール容量に対する仮想ボリュームの最大予約率を変更する場合のコード例を次に示します。

{
  "warningThreshold": 75,
  "depletionThreshold": 85,
  "virtualVolumeCapacityRate": 600
}

HDTプールの特定の階層に関する属性を設定する場合のコード例を次に示します。

{
  "tier": {
    "tierNumber": 1,
    "tablespaceRate": 30,
    "bufferRate": 30
  }
}

重複排除用システムデータボリュームのLDEV番号を指定して、重複排除機能(dedupe and compression)を有効にする場合のコード例を次に示します。

{
  "duplicationLdevIds": [406]
}

属性

説明

poolName

string

(任意)プール名

1~32文字で指定します。

poolType

string

(任意)プール種別を変更します。

指定できる値を次に示します。

  • HDPHDPプールへ変更

    active flash用のプールに対しては指定できません。

  • HDTHDTプールへ変更

    Thin Imageペアが作成されているHDPプールに対しては指定できません。

  • RTactive flash用のプールへ変更

    HDPプールに対しては指定できません。

Thin Imageプールまたはデータダイレクトマップ属性のHDPプールの場合、この属性は指定できません。

duplicationLdevIds

int[]

(任意)重複排除用システムデータボリュームのLDEV番号

VSP G200、G400、G600、G800、VSP G1000VSP G1500VSP F400、F600、F800VSP F1500の場合に使用できます。

  • 重複排除機能(dedupe and compression)を有効にする場合:未実装のLDEV番号を10進数で指定します。指定できる値は1個だけです。
  • 重複排除機能を無効にする場合:-1を指定します。

warningThreshold

int

(任意)変更後の警告しきい値(%)

プールの種類によって、次の値を指定します。

  • DPプールの場合:1100

    depletionThreshold属性と同時に指定してください。

  • Thin Imageプールの場合:2095

データダイレクトマップ属性のHDPプールの場合は指定できません。

depletionThreshold

int

(任意)変更後の枯渇しきい値(%)

1100の値を指定します。

DPプールの場合はwarningThreshold属性と同時に指定してください。

Thin Imageプールまたはデータダイレクトマップ属性のHDPプールの場合は指定できません。

suspendSnapshot

boolean

(任意)枯渇しきい値を超過した場合に、Thin Imageペアを中断するかどうかを変更します。

スナップショットデータを格納するHDPプールに指定できます。

  • true:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断する
  • false:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断しない

virtualVolumeCapacityRate

int

(任意)プール容量に対する仮想ボリュームの最大予約率(%)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G100、G200、G400、G600、G800VSP G1000VSP G1500VSP F400、F600、F800VSP F1500Virtual Storage PlatformUnified Storage VMの場合に指定できます。

065534の値を指定します。-1を指定した場合は無制限となります。

Thin Imageプールの場合は指定できません。

blockingMode

string

(任意)仮想ボリューム保護機能の設定

DPプールが満杯か、またはDPプールボリュームが閉塞している場合、対象のDPプールを使用しているDPボリュームを読み書きできるかどうかを指定します。

  • PF:Pool Full

    DPプールが満杯の場合、読み書きできない

    DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできる

  • PB:Pool vol Blockade

    DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない

    DPプールが満杯の場合、読み書きできる

  • FB:Full or Blockade

    DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない

  • NB:No Blocking

    DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合でも、対象のDPボリュームを読み書きできる

Thin Imageプールの場合は指定できません。

tier

object

(任意)HDTプールの階層に関する属性

  • tierNumber(int)

    階層の番号

    13の値を指定します。tablespaceRate属性またはbufferRate属性を変更する場合は必ず指定します。

  • tablespaceRate(int)

    新規割り当て用の空き領域率(%)

    050の値を指定します。この属性を指定する場合、tierNumber属性も必ず指定します。

  • bufferRate(int)

    再配置用バッファ領域率(%)

    240の値を指定します。この属性を指定する場合、tierNumber属性も必ず指定します。

monitoringMode

string

(任意)性能モニタリングの実行モード(モニタモード)

プール種別がHDTの場合、指定できる値を次に示します。

  • PM:周期モード(Period Mode)に設定
  • CM:継続モード(Continuous Mode)に設定

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

設定を変更したプールのURL

Actionテンプレート

なし。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードの意味を次に示します。その他のステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

ステータスコード

メッセージ

説明

409

Conflict

指定したプール名はすでに存在します。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X PUT --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/pools/88