8.2 プールの情報を取得する
実行権限
ストレージ管理者(参照)
リクエストライン
GET <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/pools
リクエストメッセージ
- オブジェクトID
-
なし。
- クエリパラメータ
-
指定した条件で実行結果をフィルタリングしたり、プールの詳細な情報を追加で取得したりできます。
- 実行結果をフィルタリングする場合
パラメータ
型
フィルタ条件
poolType
string
(任意)情報を取得するプール種別
指定できる値を次に示します。
- DP:DPプールの情報を取得する
- HTI:Thin Imageプールの情報を取得する
- CW:Copy-on-Write Snapshotのプールの情報を取得する
省略した場合、すべてのプールの情報を取得します。
- 詳細情報を追加して取得する場合
パラメータ
型
説明
detailInfoType
string
(任意)取得する詳細情報のタイプ
複数指定する場合は、コンマで区切ります。
実行結果をフィルタリングするパラメータと組み合わせて使うこともできます。
- FMC
ドライブタイプがSSD(FMC)のパリティグループに属するプールボリュームから構成されるプールについて、容量拡張の詳細な情報を追加します。
- tierPhysicalCapacity
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。
HDTプールの物理容量について、階層ごとに情報を追加します。
取得結果はレスポンスボディのtiers属性に追加して表示されます。
- efficiency
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。
プールの利用効率を上げるための機能(容量削減機能(dedupe and compression)、容量拡張機能、スナップショットによるバックアップ、Dynamic Provisioningによる容量仮想化)による容量消費の節減効果(合計効果)について、詳細な情報を追加します。
- formattedCapacity
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。
プールのフォーマット済み容量のサイズの情報を追加します。
-
class
ストレージシステムのキャッシュからの付加情報を追加します。
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP Gx00 モデル、VSP G1000、VSP G1500、VSP Fx00 モデル、VSP F1500、Virtual Storage Platform、HUS VMの場合に指定できます。VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合、SVP と連携する構成のときに指定できます。
最新の情報を取得する場合、事前にストレージシステムの構成情報のキャッシュを更新するAPI を実行する必要があります。詳細については、「ストレージシステムの構成情報のキャッシュを更新する」の説明を参照してください。
- autoAddPoolVol
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。
容量拡張が有効なパリティグループの圧縮率に応じて、プールボリュームを自動で追加するかどうかの情報を追加します。
- tierDiskType
ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に指定できます。
階層ごとのディスク種別を取得します。
取得結果はレスポンスボディのtiers属性に追加して表示されます。
- FMC
- 実行結果をフィルタリングする場合
- ボディ
- なし。
レスポンスメッセージ
- ボディ
HDPプールの情報を取得した場合の出力例を次に示します。
{ "data" : [ { "poolId" : 5, "poolStatus" : "POLN", "usedCapacityRate" : 1, "usedPhysicalCapacityRate" : 1, "snapshotCount" : 0, "poolName" : "pool_5", "availableVolumeCapacity" : 32042850, "availablePhysicalVolumeCapacity" : 20006364, "totalPoolCapacity" : 32066496, "totalPhysicalCapacity" : 20009724, "numOfLdevs" : 11, "firstLdevId" : 2304, "warningThreshold" : 70, "depletionThreshold" : 80, "virtualVolumeCapacityRate" : -1, "isMainframe" : false, "isShrinking" : false, "locatedVolumeCount" : 13, "totalLocatedCapacity" : 79951368, "blockingMode" : "NB", "totalReservedCapacity" : 0, "reservedVolumeCount" : 0, "poolType" : "HDP", "duplicationLdevIds" : [ 65269, 65268, 65267, 65266, 65265, 65264, 65263, 65262 ], "duplicationNumber" : 8, "dataReductionAccelerateCompCapacity" : 206783585, "dataReductionCapacity" : 205901472, "dataReductionBeforeCapacity" : 210117216, "dataReductionAccelerateCompRate" : 87, "duplicationRate" : 42, "compressionRate" : 44, "dataReductionRate" : 97, "dataReductionAccelerateCompIncludingSystemData" : { "isReductionCapacityAvailable" : true, "reductionCapacity" : 228372480, "isReductionRateAvailable" : true, "reductionRate" : 97 }, "dataReductionIncludingSystemData" : { "isReductionCapacityAvailable" : true, "reductionCapacity" : 186826752, "isReductionRateAvailable" : true, "reductionRate" : 79 }, "snapshotUsedCapacity" : 0, "suspendSnapshot" : true, "capacitiesExcludingSystemData" : { "usedVirtualVolumeCapacity" : 235253760, "compressedCapacity" : 0, "dedupedCapacity" : 101035296, "reclaimedCapacity" : 129142560, "systemDataCapacity" : 43351104, "preUsedCapacity" : 234393600, "preCompressedCapacity" : 0, "preDedupredCapacity" : 105247408 } } ] }
DPプールの場合
属性
型
説明
poolId
int
プールのオブジェクトID
poolName
string
プール名
poolType
string
プール種別
- HDP:HDPプール
- HDT:HDTプール
- RT:active flash用のプール
- DM:データダイレクトマップ属性のHDPプール
poolStatus
string
プールの次の状態を表示します。
- POLN:正常(Pool Normal)
- POLF:しきい値を超えたオーバーフロー状態(Pool Full)
- POLS:しきい値を超えたオーバーフロー状態で閉塞している(Pool Suspend)
- POLE:障害状態で閉塞している(Pool
failure)
プールの状態がPOLEの場合、プールの情報を取得できません。
usedCapacityRate
int
プールの使用率(%)
論理容量の使用率(%)を示します。
usedPhysicalCapacityRate
int
物理容量の使用率(%)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
availableVolumeCapacity
long
ボリュームデータに使用できる容量(MB)
論理容量の空き容量(MB)を示します。
availablePhysicalVolumeCapacity
long
物理容量の空き容量(MB)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
totalPoolCapacity
long
プールの総容量(MB)
論理容量の合計(MB)を示します。
totalPhysicalCapacity
long
物理容量の合計(MB)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
numOfLdevs
int
プールを構成するLDEV数
firstLdevId
int
プールを構成するLDEVの第1の番号
warningThreshold
int
プールに設定されている警告しきい値
depletionThreshold
int
プールに設定されている枯渇しきい値
suspendSnapshot
boolean
枯渇しきい値を超過した場合に、Thin Imageペアを中断するかどうか
- true:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断する
- false:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断しない
virtualVolumeCapacityRate
int
プール容量に対する仮想ボリュームの最大予約率
無制限が設定されている場合、-1が出力されます。
VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合、無効な値を示す-1が出力されます。
isShrinking
boolean
プールが縮小中(シュリンク中)であるかどうかが表示されます。
- true:プールが縮小中である
- false:プールが縮小中でない
locatedVolumeCount
int
プールにマッピングされたDPボリュームの合計数
totalLocatedCapacity
long
プールにマッピングされたすべてのDPボリュームの合計容量(MB)
この属性値は、制御領域を含みません。
snapshotCount
int
プールにマッピングされたスナップショットデータの合計数
snapshotUsedCapacity
long
プールにマッピングされたすべてのスナップショットデータの使用量(MB)
blockingMode
string
仮想ボリューム保護機能の設定
DPプールが満杯か、またはDPプールボリュームが閉塞している場合に、対象のDPプールを使用しているDPボリュームを読み書きできるかどうかが表示されます。
- PF:Pool
Full
DPプールが満杯の場合、読み書きできない
DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできる
- PB:Pool
vol Blockade
DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない
DPプールが満杯の場合、読み書きできる
- FB:Full
or Blockade
DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない
- NB:No
Blocking
DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合でも、対象のDPボリュームを読み書きできる
totalReservedCapacity
long
DPプールに関連づけられたDPボリュームのページ予約容量の合計(MB)
ページ予約機能をサポートしていない構成の場合は表示されません。
reservedVolumeCount
int
DPプールに関連づけられた、ページ予約の設定が有効なボリューム数
ページ予約機能をサポートしていない構成の場合は表示されません。
poolActionMode
string
プールの実行モード
- DEF:REST APIサーバからモニタの開始、終了を指示し、DKC自動計算で階層の範囲設定を行うモード
- AUT:時刻指定でモニタを開始、終了し、DKC自動計算で階層の範囲設定を行うモード(Storage Navigatorで指定します)
monitoringMode
string
性能モニタリングの実行モード(モニタモード)
- PM:周期モード(Period Mode)
- CM:継続モード(Continuous Mode)
tierOperationStatus
string
性能モニタリングおよび階層再配置の稼働状態を表示
- STP:性能モニタリングおよび階層再配置が停止状態
- RLC:性能モニタリングが停止状態、階層再配置は稼働状態
- MON:性能モニタリングが稼働状態、階層再配置は停止状態
- RLM:性能モニタリングおよび階層再配置が稼働状態
dat
string
モニタ情報の状態
- VAL:有効
- INV:無効
- PND:計算中
tiers
object[]
HDTプールの階層に関する次の属性が階層ごとに表示されます。
- tierNumber(int)
階層の番号
- tierLevelRange(string)
階層の下限値
1時間当たりのI/O数(IOPH)で表示されます。
- tierDeltaRange(string)
階層のデルタ値
1時間当たりのI/O数(IOPH)で表示されます。
- diskType(string)
階層ごとのディスク種別
- SCM
- SSD
- SAS_7200
- SAS_10000
- SAS_15000
- SATA_7200
- EXTERNAL_LOW
- EXTERNAL_MIDDLE
- EXTERNAL_HIGH
- MIXED
クエリパラメータでdetailInfoTypeにtierDiskTypeを指定して実行した場合に表示されます。
- tierUsedPhysicalCapacity(long)
階層の物理容量の使用量(MB)
クエリパラメータでdetailInfoTypeにtierPhysicalCapacityを指定して実行した場合に表示されます。
- tierTotalPhysicalCapacity(long)
階層の物理容量の合計(MB)
クエリパラメータでdetailInfoTypeにtierPhysicalCapacityを指定して実行した場合に表示されます。
- tierUsedCapacity(long)
階層の論理容量の使用量(MB)
- tierTotalCapacity(long)
階層の論理容量の合計(MB)
- tablespaceRate(int)
新規割り当て用の空き領域率
- performanceRate(int)
性能稼働率
- progressOfReplacing(int)
階層再配置の進捗率
次に示す階層再配置の稼働状態の進捗率が0~99の値で表示されます。
- tierOperationStatus属性の値がRLCまたはRLMの場合:再配置(実行中)の進捗率
- tierOperationStatus属性の値がSTPまたはMONの場合:再配置(中断中)の進捗率
階層再配置が実行されていない状態、または階層再配置が終了した状態の場合、100が表示されます。
- bufferRate(int)
再配置用バッファ領域率
duplicationLdevIds
int[]
重複排除用システムデータボリュームのLDEV番号
duplicationNumber
int
重複排除用システムデータボリューム数
dataReductionAccelerateCompCapacity
long
容量削減機能(dedupe and compression)または容量拡張機能によって削減された容量(ブロック単位)
削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。
dataReductionCapacity
long
容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量(ブロック単位)
削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。
dataReductionBeforeCapacity
long
容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減される前の容量(ブロック単位)
dataReductionAccelerateCompRate
int
容量削減機能(圧縮および重複排除)または容量拡張機能によって削減された容量の割合(%)
削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。
dataReductionRate
int
容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量の割合(%)
削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。
dataReductionAccelerateCompIncludingSystemData
object
容量削減機能(圧縮および重複排除)または容量拡張機能によって削減された容量に関する属性が表示されます。
これらの属性は、削減後の容量にユーザデータのほかにストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータを含んだ値で算出されます。
-
isReductionCapacityAvailable(boolean)
容量の削減効果があるかどうか
-
true:ある
trueの場合、reductionCapacity属性に削減された容量が表示されます。
-
false:ない(削減後に容量が増加している場合など)
-
-
reductionCapacity(long)
削減された容量(ブロック単位)
isReductionCapacityAvailable属性がtrueの場合に表示されます。
-
isReductionRateAvailable(boolean)
容量の削減効果があるかどうか
-
true:ある
trueの場合、reductionRate属性に削減された容量の割合が表示されます。
-
false:ない(削減後に容量が増加している場合など)
-
-
reductionRate(int)
削減された容量の割合(%)
isReductionRateAvailable属性がtrueの場合に表示されます。
dataReductionIncludingSystemData
object
容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量に関する属性が表示されます。
これらの属性は、削減後の容量にユーザデータのほかにストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータを含んだ値で算出されます。
-
isReductionCapacityAvailable(boolean)
容量の削減効果があるかどうか
-
true:ある
trueの場合、reductionCapacity属性に削減された容量が表示されます。
-
false:ない(削減後に容量が増加している場合など)
-
-
reductionCapacity(long)
削減された容量(ブロック単位)
isReductionCapacityAvailable属性がtrueの場合に表示されます。
-
isReductionRateAvailable(boolean)
容量の削減効果があるかどうか
-
true:ある
trueの場合、reductionRate属性に削減された容量の割合が表示されます。
-
false:ない(削減後に容量が増加している場合など)
-
-
reductionRate(int)
削減された容量の割合(%)
isReductionRateAvailable属性がtrueの場合に表示されます。
capacitiesExcludingSystemData
object
容量削減機能(dedupe and compression)によって削減された容量に関する属性が表示されます。
-
usedVirtualVolumeCapacity(long)
仮想ボリュームの使用量(ブロック単位)
重複排除用システムデータボリュームの使用量は含まれません。
-
compressedCapacity(long)
圧縮によって削減された容量(ブロック単位)
ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。
-
dedupedCapacity(long)
重複排除によって削減された容量(ブロック単位)
ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。
-
reclaimedCapacity(long)
固定パターン排除によって削減された容量(ブロック単位)
ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。
-
systemDataCapacity(long)
システムデータ消費量(ブロック単位)
ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量が含まれます。
-
preUsedCapacity(long)
容量削減対象データの削減前の容量(ブロック単位)
-
preCompressedCapacity(long)
圧縮対象データの圧縮前の容量(ブロック単位)
-
preDedupredCapacity(long)
重複排除対象データの重複排除前の容量(ブロック単位)
compressionRate
int
圧縮機能または容量拡張機能によって削減された容量の割合(%)
duplicationRate
int
重複排除機能によって削減された容量の割合(%)
isMainframe
boolean
プールがメインフレーム用かオープンシステム用かが表示されます。
- true:メインフレームボリューム用のプール
- false:オープンボリューム用のプール
Thin Imageプールの情報を取得した場合の出力例を次に示します。
{ "data": [ { "poolId": 6, "poolStatus": "POLN", "usedCapacityRate": 1, "snapshotCount": 1, "poolName": "pool_for_snapshot_data", "availableVolumeCapacity": 5922, "totalPoolCapacity": 6006, "numOfLdevs": 1, "firstLdevId": 35, "warningThreshold": 80, "virtualVolumeCapacityRate": -1, "isMainframe": false, "isShrinking": false, "poolType": "HTI" } ] }
Thin ImageプールまたはCopy-on-Write Snapshotのプールの場合
属性
型
説明
poolId
int
プールのオブジェクトID
poolName
string
プール名
poolType
string
プール種別を表示します。
HTI:Thin Imageプール
CW:Copy-on-Write Snapshotのプール
poolStatus
string
プールの次の状態を表示します。
- POLN:正常(Pool Normal)
- POLF:しきい値を超えたオーバーフロー状態(Pool Full)
- POLS:しきい値を超えたオーバーフロー状態で閉塞している(Pool Suspend)
- POLE:障害状態で閉塞している(Pool
failure)
プールの状態がPOLEの場合、プールの情報を取得できません。
usedCapacityRate
int
プールの使用率(%)
論理容量の使用率(%)を示します。
usedPhysicalCapacityRate
int
物理容量の使用率(%)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
snapshotCount
int
プールにあるボリューム数
availableVolumeCapacity
long
ボリュームデータに使用できる容量(MB)
論理容量の空き容量(MB)を示します。
availablePhysicalVolumeCapacity
long
物理容量の空き容量(MB)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
totalPoolCapacity
long
プールの総容量(MB)
論理容量の合計(MB)を示します。
totalPhysicalCapacity
long
物理容量の合計(MB)
VSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。
numOfLdevs
int
プールを構成するLDEV数
firstLdevId
int
プールを構成するLDEVの第1の番号
(昇順の先頭番号ではない)
warningThreshold
int
プールに設定されている警告しきい値
virtualVolumeCapacityRate
int
無効な値を示す-1が出力されます。
isShrinking
boolean
プールが縮小中(シュリンク中)であるかどうかが表示されます。
- true:プールが縮小中である
- false:プールが縮小中でない
isMainframe
boolean
プールがメインフレーム用かオープンシステム用かが表示されます。
- true:メインフレームボリューム用のプール
- false:オープンボリューム用のプール
capacitiesExcludingSystemData
object
容量消費の節減効果に関する属性が表示されます。-
usedVirtualVolumeCapacity(long)
仮想ボリュームの使用量(ブロック単位)
重複排除用システムデータボリュームの使用量は含まれません。
容量拡張の詳細情報を取得した場合の出力例を次に示します。
{ "data": [ { "poolId": 6, "poolStatus": "POLN", "usedCapacityRate": 6, "usedPhysicalCapacityRate": 6, "poolName": "rest-test1", "availableVolumeCapacity": 91392, "availablePhysicalVolumeCapacity": 98196, "usedPhysicalCapacity": 6804, "totalPoolCapacity": 98196, "totalPhysicalCapacity": 91392, ... ... "availablePhysicalFMCPoolVolumesCapacity": 98196, "usedPhysicalFMCPoolVolumesCapacity": 6502, "availableFMCPoolVolumesCapacity": 98196, "usedFMCPoolVolumesCapacity": 6804, "fmcPoolVolumesCapacitySaving": 301, "fmcPoolVolumesCapacitySavingRate": 4, "fmcPoolVolumesCapacityExpansionRate": 100 } ] }
容量拡張の詳細情報を取得した場合
プールを構成するプールボリュームのドライブタイプがSSD(FMC)のとき、クエリパラメータでdetailInfoTypeにFMCを指定して実行すると、次の情報も取得されます。
属性
型
説明
totalPhysicalCapacity
long
物理容量の合計(MB)
プールで書き込みが保証されている合計容量が表示されます。
VSP G100、G200、G400、G600、G800、VSP G1000、VSP G1500、VSP F400、F600、F800、VSP F1500の場合に表示されます。
usedPhysicalCapacity
long
物理容量の使用量(MB)
容量拡張機能が有効なプールボリュームから構成されるプールの場合、圧縮されたデータ容量が使用量に含まれます。
usedPhysicalCapacityRate
int
物理容量の使用率(%)
totalPhysicalCapacityに対するusedPhysicalCapacityの割合が%で表示されます。
VSP G100、G200、G400、G600、G800、VSP G1000、VSP G1500、VSP F400、F600、F800、VSP F1500の場合に表示されます。
availablePhysicalVolumeCapacity
long
物理容量の空き容量(MB)
totalPhysicalCapacityから、usedPhysicalCapacityを差し引いた容量が表示されます。
VSP G100、G200、G400、G600、G800、VSP G1000、VSP G1500、VSP F400、F600、F800、VSP F1500の場合に表示されます。
availablePhysicalFMCPoolVolumesCapacity
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの物理容量の合計(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームで書き込みが保証されている容量の合計が表示されます。
usedPhysicalFMCPoolVolumesCapacity
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの物理容量の使用量(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの圧縮後の使用量が表示されます。usedFMCLogicalPoolVolumesCapacity
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの論理容量の使用量(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの圧縮後の使用量が表示されます。
availableFMCPoolVolumesCapacity
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の合計(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の合計が表示されます。
usedFMCPoolVolumesCapacity
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の使用量(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの使用量が表示されます。
fmcPoolVolumesCapacitySaving
long
容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量のデータ削減量(MB)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームでデータが圧縮によって削減された容量が表示されます。
fmcPoolVolumesCapacitySavingRate
int
容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量のデータ削減率(%)
プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームについてusedFMCPoolVolumesCapacityに対するfmcPoolVolumesCapacitySavingの割合が%で表示されます。
fmcPoolVolumesCapacityExpansionRate
int
容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の拡張率(%)
availablePhysicalFMCPoolVolumesCapacityに対するavailableFMCPoolVolumesCapacityの割合が%で表示されます。
合計効果の詳細情報を取得した場合の出力例を次に示します。
{ "data" : [ { "poolId" : 32, "poolStatus" : "POLN", "usedCapacityRate" : 49, "usedPhysicalCapacityRate" : 49, "snapshotCount" : 0, "poolName" : "pool_32", "availableVolumeCapacity" : 8190, "availablePhysicalVolumeCapacity" : 8190, "totalPoolCapacity" : 16254, "totalPhysicalCapacity" : 16254, "numOfLdevs" : 1, "firstLdevId" : 2229, "warningThreshold" : 70, "depletionThreshold" : 80, "virtualVolumeCapacityRate" : -1, "isMainframe" : false, "isShrinking" : false, "locatedVolumeCount" : 11, "totalLocatedCapacity" : 67173456, "blockingMode" : "NB", "totalReservedCapacity" : 0, "reservedVolumeCount" : 0, "poolType" : "HDP", "duplicationLdevIds" : [ 49098, 49097, 49096, 49095, 49094, 49093, 49092, 49091 ], "duplicationNumber" : 8, "dataReductionAccelerateCompCapacity" : 17174250, "dataReductionCapacity" : 17174250, "dataReductionBeforeCapacity" : 17175552, "dataReductionAccelerateCompRate" : 89, "duplicationRate" : 5, "compressionRate" : 84, "dataReductionRate" : 99, "dataReductionAccelerateCompIncludingSystemData" : { "isReductionCapacityAvailable" : true, "reductionCapacity" : 2580480, "isReductionRateAvailable" : true, "reductionRate" : 13 }, "dataReductionIncludingSystemData" : { "isReductionCapacityAvailable" : true, "reductionCapacity" : 2580480, "isReductionRateAvailable" : true, "reductionRate" : 14 }, "snapshotUsedCapacity" : 0, "suspendSnapshot" : true, "efficiency" : { "isCalculated" : true, "totalRatio" : "112.52", "compressionRatio" : "17.07", "snapshotRatio" : "-", "provisioningRate" : "84", "calculationStartTime" : "2016-07-31T20:32:47Z", "calculationEndTime" : "2016-07-31T20:41:09Z", "dedupeAndCompression" : { "totalRatio" : "18.47", "compressionRatio" : "8.61", "dedupeRatio" : "2.03", "reclaimRatio" : "1.05" }, "acceleratedCompression" : { "totalRatio" : "1.00", "compressionRatio" : "1.00", "reclaimRatio" : "1.00" } }, "capacitiesExcludingSystemData" : { "usedVirtualVolumeCapacity" : 19095552, "compressedCapacity" : 15975441, "dedupedCapacity" : 1064681, "reclaimedCapacity" : 1021936, "systemDataCapacity" : 15481578, "preUsedCapacity" : 18063360, "preCompressedCapacity" : 17041424, "preDedupredCapacity" : 1064982 } } ] }
合計効果の詳細情報を取得した場合
クエリパラメータでdetailInfoTypeにefficiencyを指定して実行すると、次の情報も取得されます。
属性
型
説明
efficiency
object
合計効果に関する属性が表示されます。
calculationStartTime~calculationEndTimeの期間で集計した結果が表示されます。
isCalculated属性がtrueの場合だけ、配下のほかの属性の情報も表示されます。集計対象のプールボリュームが存在しない場合、その属性には無効な値を示す-(ハイフン)が表示されます。プールが閉塞状態などの理由で計算できなかった場合は、前回計算時の値が表示されます。
合計効果、削減効果または節減効果を表示する属性には、削減後の容量を1とした場合の、削減前の容量の割合が表示されます。
-
isCalculated(boolean)
合計効果の集計状態
合計効果の集計がされているかどうかが表示されます。
- true:集計済
- false:未集計
-
calculationStartTime(ISO8601string)
合計効果の集計を開始した日時(UTC)
YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ形式で表示されます。
-
calculationEndTime(ISO8601string)
合計効果の集計が終了した日時(UTC)
YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ形式で表示されます。
-
totalRatio(string)
プール全体での合計効果
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
プールからボリュームを作成したあと、データが書き込まれる前は、最大値92233720368547758.07が出力されます。
-
compressionRatio(string)
容量削減機能(dedupe and compression)または容量拡張機能による容量の削減効果
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
-
snapshotRatio(string)
スナップショットのバックアップによる容量の節減効果
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
-
provisioningRate(string)
Dynamic Provisioningでの容量仮想化による容量消費の節減効果の比率(%)
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
-
dedupeAndCompression(object)
容量削減機能(dedupe and compression)での容量削減効果に関する属性が表示されます。
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
-
totalRatio(string)
容量削減機能全体での容量の削減効果
-
compressionRatio(string)
圧縮による容量の削減効果
-
dedupeRatio(string)
重複排除による容量の削減効果
-
reclaimRatio(string)
固定パターン排除による容量の削減効果
-
-
acceleratedCompression(object)
容量拡張機能での容量削減効果に関する属性が表示されます。
ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータなどは含まれません。
-
totalRatio(string)
容量拡張機能全体での容量の削減効果
-
compressionRatio(string)
圧縮による容量の削減効果
-
reclaimRatio(string)
固定パターン排除による容量の削減効果
-
プールのフォーマット済み容量の詳細情報を取得した場合
クエリパラメータでdetailInfoTypeにformattedCapacityを指定して実行すると、次の情報も取得されます。
属性
型
説明
formattedCapacity
long
プールのフォーマット済み容量(MB)が表示されます。
情報が取得できない場合、無効な値を示す-1が表示されます。
ストレージシステムのキャッシュからの付加情報を取得した場合
クエリパラメータでdetailInfoTypeにclassを指定して実行すると、次の情報も取得されます。
HDTプール作成の直後には下記の表に示す属性tiers配下の情報が出力されないことがあります。この場合は、しばらく待ってから再実行するか、ストレージシステムの構成情報のキャッシュを更新するAPI を実行したあとで再度実行してください。
属性
型
説明
usedPhysicalCapacity
long
物理容量の使用量(MB)
DPプールの場合に出力されます。
totalPhysicalCapacity
long
物理容量の合計(MB)
DPプールの場合に出力されます。
FMCのプールボリュームから構成されるDPプールの場合、プールで書き込みが保証されている合計容量が出力されます。
VSP 5000 シリーズの場合、またはVSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900でSVPと連携する構成の場合、classを指定しなくても表示されます。
tiers
object[]
HDT プールの階層に関する次の属性が階層ごとに出力されます。
- raidLevel(string)
RAIDレベル
- RAID1
- RAID5
- RAID6
- Unknown
RAIDレベルが不明、またはRAIDレベルが混在している場合は、Unknownが出力されます。
- raidType(string)
RAID構成でのデータドライブとパリティドライブの組み合わせ
- 2D+2D
- 3D+1P
- 4D+1P
- 6D+1P
- 6D+2P
- 7D+1P
- 12D+2P
- 14D+2P
- Unknown
次のどれかの場合はUnknown が出力されます。
- データドライブとパリティドライブの組み合わせが不明
- データドライブとパリティドライブの組み合わせが混在している
- RAID レベルが混在している
- driveSpeed(int)
ドライブの回転数(rpm)
次のどれかの場合は-1が出力されます。
- データドライブとパリティドライブの組み合わせが不明
- データドライブとパリティドライブの組み合わせが混在している
- RAID レベルが混在している
driveTypeNameがSSDまたはSCMの場合は出力されません。
- driveTypeName(string)
ドライブの種別
- SATA
- SAS
- SSD
- SCM
- Unknown
次のどれかの場合は、Unknownが出力されます。
- ドライブ種別が混在している
- 回転数が異なるドライブが混在している
- substance(string)
階層を構成するボリュームの種類
- Internal:内部ボリューム
- External:外部ボリューム
- Unknown:不明、または内部ボリュームと外部ボリュームが混在しているボリューム
hasBlockedPoolVolume
boolean
閉塞しているプールボリュームが存在するかどうか
DPプール、Thin Imageプール、Copy-on-Write Snapshotのプールの場合に出力されます。
- true:閉塞しているプールボリュームが存在する
- false:閉塞しているプールボリュームは存在しない
usedLocatedCapacityRate
int
プールの容量に対する仮想ボリュームの予約率(%)
DPプールの場合に出力されます。
DPプールの容量に対するDPボリュームの容量の総和の割合が出力されます。
小数点以下は切り捨てられます。
relocationInterval
int
性能モニタリングと階層再配置の実行周期
HDTプールの場合に出力されます。
- 0:30分
- 1:1時間
- 2:2時間
- 4:4時間
- 8:8時間
- 24:24時間
monitoringStartTime
string
性能モニタリングの開始時刻
HDTプールの場合に出力されます。
relocationIntervalが24以外の場合は無効な値を示す-(ハイフン)が出力されます。
monitoringEndTime
string
性能モニタリングの終了時刻
HDTプールの場合に出力されます。
relocationIntervalが24以外の場合は無効な値を示す-(ハイフン)が出力されます。
isExternalMixCompatibleEnabled
boolean
内部ボリュームと外部ボリュームを混在させてプールを構成できるかどうか
DPプールの場合に出力されます。
- true:混在させてプールを構成できる
- false:混在させてプールを構成できない
lastMonitoringStartTime
string
性能モニタリングを開始した日時
HDTプールの場合に出力されます。
YYYY-MM-DDThh:mm:ss形式で出力されます。
ストレージシステムのローカルタイムが出力されます。
無効な場合は-(ハイフン)が出力されます。
lastMonitoringEndTime
string
性能モニタリングを終了した日時
HDTプールの場合に出力されます。
YYYY-MM-DDThh:mm:ss形式で出力されます。
ストレージシステムのローカルタイムが出力されます。
無効な場合は-(ハイフン)が出力されます。
relocationSpeed
string
階層再配置の実行速度
HDTプールの場合に出力されます。
- Slowest:最も遅い
- Slow:遅い
- Normal:標準
- Fast:速い
- Fastest:最も速い
protectsLocatedVolumeOnFullPool
boolean
プールの枯渇によってDPボリュームへのI/Oが失敗した場合に、DPボリュームを保護するかどうか
DPプールの場合に出力されます。
VSP 5000 シリーズ、VSP G1000、VSP G1500、VSP F1500の場合に出力されます。
- true:保護する
- false:保護しない
protectsLocatedVolumeOnBlockedPoolVolume
boolean
プールの閉塞によってDPボリュームへのI/Oが失敗した場合に、DPボリュームを保護するかどうか
DPプールの場合に出力されます。
VSP 5000 シリーズ、VSP G1000、VSP G1500、VSP F1500の場合に出力されます。
- true:保護する
- false:保護しない
isDeduplicationEnabled
boolean
重複排除機能が有効なプールかどうか
DPプールの場合に出力されます。
- true:有効
- false:無効
プールボリュームを自動で追加するかどうかの詳細情報を取得した場合
クエリパラメータでdetailInfoTypeにautoAddPoolVolを指定して実行すると、次の情報も取得できます。
属性
型
説明
autoAddPoolVol
string
容量拡張が有効なパリティグループの圧縮率に応じて、プールボリュームを自動で追加するかどうかの情報が表示されます。
- Enabled:自動で追加する
- Disabled:自動で追加しない
- Not Supported:このプールでは無効
ステータスコード
この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。
コード例
すべてのプールの情報を取得する場合
curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/pools
DPプールの情報を取得する場合
curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/pools?poolType=DP