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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


8.1 プールとは

プールとは、複数のLDEVを統合して作成する仮想的な領域です。プールから仮想ボリュームを作成して、ボリューム割り当てやペア作成などに利用します。

仮想ボリュームは、物理ドライブの容量以上のボリュームを作成したり、必要に応じて拡張、縮小したりできます。ストレージシステムのリソースを有効に活用できるため、ドライブ増設に伴う設定も軽減します。また、複数の物理ボリュームを統合することで、複数のドライブにデータを分散して格納するため、ドライブの稼働効率の向上にもつながります。

[図データ]

REST APIでは、HDPプール、HDTプール、およびThin Imageプールを作成します。このマニュアルでは、HDPプールとHDTプールを区別しない場合はDPプールと表記します。

REST APIで実行するプールの操作を次に示します。

プールの作成は、ボリューム割り当てやThin Imageペア作成の操作の流れの中で実行します。そのほかのプール操作は、プールの状況に応じて実行します。

HDPDynamic Provisioning)およびHDTDynamic Tiering)についての詳細は、マニュアルオープンシステム構築ガイドまたはシステム構築ガイドを参照してください。