Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


7.6 ボリュームを作成する

パリティグループやプールを指定してボリュームを作成します。基本ボリュームの場合はパリティグループを、外部ボリュームの場合は外部パリティグループ(外部ボリュームグループ)を、仮想ボリューム(DPボリュームやThin Image用の仮想ボリューム)の場合はプールを指定してボリュームを作成します。
ヒント

DPボリューム作成のリクエストを複数同時に実行する場合、isParallelExecutionEnabled属性にtrueを指定してジョブを並列で実行することをお勧めします。指定しない場合、ジョブは直列で実行されるため、並列で実行する場合よりも時間が掛かります。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

POST <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/ldevs

リクエストメッセージ

オブジェクトID
なし。
クエリパラメータ
なし。
ボディ

パリティグループを指定してLDEV(基本ボリューム)を作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "ldevId": 0,
  "parityGroupId": "1-1",
  "byteFormatCapacity": "1G"
}

外部パリティグループを指定して外部ボリュームを作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "ldevId": 3,
  "externalParityGroupId": "1-1",
  "byteFormatCapacity": "1G"
}

プールを指定して容量削減機能(dedupe and compression)が有効なDPボリュームを作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "ldevId": 1,
  "poolId": 0,
  "byteFormatCapacity": "1G",
  "dataReductionMode": "compression_deduplication"
}

属性

説明

ldevId

int

(任意)未実装のLDEV番号を10進数で指定します。

isParallelExecutionEnabled属性と同時に指定できません。

省略すると、未実装のうち最小のLDEV番号と見なされます。

isParallelExecutionEnabled

boolean

(任意)複数のリクエストを同時に実行する場合にジョブを並列実行するかどうか

この属性はVSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP Gx00 モデルVSP G1000VSP G1500VSP Fx00 モデルまたはVSP F1500の場合に使用できます。

DPボリュームを作成する場合だけ指定できます。

  • true:並列実行する
  • false:並列実行しない(直列実行する)

省略した場合、falseが設定されたと見なされます。

ldevId属性、parityGroupId属性、およびexternalParityGroupId属性とは同時に指定できません。

この属性が指定された場合、未実装のLDEV番号が、作成したLDEVに自動的に割り当てられます。

使用できないLDEV番号がある場合、startLdevId属性とendLdevId属性を使用してその番号を回避してください。

startLdevId

int

(任意)自動的に割り当てるLDEV番号の範囲を指定する場合の先頭のLDEV番号

この属性は、isParallelExecutionEnabled属性がtrueの場合に指定できます。この属性を指定する場合、endLdevId属性も必ず指定します。この属性には、endLdevId属性よりも小さい値を指定する必要があります。

endLdevId

int

(任意)自動的に割り当てるLDEV番号の範囲を指定する場合の末尾のLDEV番号

この属性は、isParallelExecutionEnabled属性がtrueの場合に指定できます。この属性を指定する場合、startLdevId属性も必ず指定します。この属性には、startLdevId属性よりも大きい値を指定する必要があります。

parityGroupId

string

(任意)パリティグループ番号

LDEV(基本ボリューム)を作成する場合は必ず指定します。

分散パリティグループの場合も同様に指定します。

1-3-1、1-3-2および1-3-3の分散パリティグループの場合、次のように指定します。

"parityGroupId":"1-3"

isParallelExecutionEnabled属性とは同時に指定できません。

externalParityGroupId

string

(任意)外部パリティグループ番号

外部ボリュームを作成する場合は必ず指定します。

isParallelExecutionEnabled属性とは同時に指定できません。

poolId

int

(任意)プール番号

プールから仮想ボリュームを作成する場合は必ず指定します。

  • DPボリュームを作成する場合:0以上の10進数でDPプール番号を指定します。
  • Thin Image用の仮想ボリュームを作成する場合:-1を指定します。

dataReductionMode

string

(任意)容量削減機能(dedupe and compression)を有効にするかどうか

この属性を有効にすると、容量削減機能(圧縮または重複排除)が有効なDPボリュームを作成します。

指定できる値を次に示します。大文字小文字を区別しません。

  • compression:容量削減機能(圧縮)を有効にする
  • compression_deduplication:容量削減機能(圧縮および重複排除)を有効にする
  • disabled:容量削減機能(圧縮および重複排除)を無効にする

省略した場合、disabledが設定されます。

byteFormatCapacity

string

(任意)作成するボリュームの容量と単位

この属性またはblockCapacity属性のどちらか一方を必ず指定してください。

指定できる単位を次に示します。

  • Tまたはt
  • Gまたはg
  • Mまたはm
  • Kまたはk

空き容量のすべてを割り当てる場合、allを指定します。

1GBの容量を指定する場合の例を次に示します。

"byteFormatCapacity":"1G"

blockCapacity

long

(任意)作成するボリュームの容量(ブロック単位:1ブロック=512バイト)

この属性またはbyteFormatCapacity属性のどちらか一方を必ず指定してください。

1GBの容量を指定する場合の例を次に示します。

"blockCapacity":2097152

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

作成したボリュームのURL

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/ldevs