Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


8.4 プールを作成する

LDEVを指定してプールを作成します。REST APIでは、DPプールおよびThin Imageプールを作成できます。LDEVの指定には、LDEV番号を指定する方法と連続するLDEVの範囲を指定する方法があります。
ヒント

スナップショットデータの格納先をThin ImageプールではなくHDPプールにする場合は、poolType属性にHDPを指定してプールを作成してください。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

POST <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/pools

リクエストメッセージ

オブジェクトID

なし。

クエリパラメータ
なし。
ボディ

LDEV番号を指定して、HDPプールを作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "poolId": 76,
  "poolName": "pool_for_email_server",
  "ldevIds": [405],
  "poolType": "HDP",
  "duplicationLdevIds": [406]
}

連続するLDEV番号の範囲を指定して、HDPプールを作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "poolId": 76,
  "poolName": "pool_for_email_server",
  "startLdevId": 101,
  "endLdevId": 105,
  "poolType": "HDP"
}

DPプールを作成する場合

属性

説明

poolId

int

(必須)プール番号を10進数で指定します。

poolName

string

(必須)プール名

1~32文字で指定します。

poolType

string

(必須)プール種別

指定できる値を次に示します。

  • HDPHDPプール
  • HDTHDTプール

duplicationLdevIds

int[]

(任意)重複排除機能(dedupe and compression)で利用する重複排除用システムデータボリュームに未実装のLDEV番号を10進数で指定します。

この属性を指定すると、プールの重複排除機能を有効にします。指定できる値は1個だけです。

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合は指定する必要はありません。

ldevIds

int[]

(任意)LDEV番号を10進数で指定します。

LDEV番号を指定する場合、必ず指定します。

64個まで指定できます。startLdevIdおよびendLdevIdとは同時に指定できません。

startLdevId

int

(任意)連続するLDEVの範囲を指定する場合の先頭のLDEV番号

LDEVの範囲を指定する場合、必ず指定します。

この属性を指定する場合、endLdevIdも必ず指定します。この属性には、endLdevIdよりも小さい値を指定する必要があります。

startLdevIdおよびendLdevIdで指定するLDEVが64個以内となるように指定してください。

ldevIdsとは同時に指定できません。

endLdevId

int

(任意)連続するLDEVの範囲を指定する場合の末尾のLDEV番号

LDEVの範囲を指定する場合、必ず指定します。

この属性を指定する場合、startLdevIdも必ず指定します。この属性には、startLdevIdよりも大きい値を指定する必要があります。

startLdevIdおよびendLdevIdで指定するLDEVが64個以内となるように指定してください。

ldevIdsとは同時に指定できません。

warningThreshold

int

(任意)警告しきい値(%)

1100の値を指定します。depletionThresholdよりも小さい値を指定してください。省略した場合、70が設定されます。

depletionThreshold

int

(任意)枯渇しきい値(%)

1100の値を指定します。warningThresholdよりも大きい値を指定してください。省略した場合、80が設定されます。

suspendSnapshot

boolean

(任意)枯渇しきい値を超過した場合に、Thin Imageペアを中断するかどうかを指定します。

作成するプールがスナップショットデータを格納するHDPプールの場合に指定できます。

  • true:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断する
  • false:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断しない

poolType属性にHDPを指定した場合に、この属性を省略するとtrueが設定されます。

Thin Imageプールを作成する場合のコード例を次に示します。

{
  "poolId":76,
  "poolName":"pool_for_snapshot_copy",
  "ldevIds":[405],
  "poolType": "HTI"
}

Thin Imageプールを作成する場合

属性

説明

poolId

int

(必須)プール番号を10進数で指定します。

poolName

string

(必須)プール名

1~32文字で指定します。

poolType

string

(必須)プール種別

HTIThin Imageプール

ldevIds

int[]

(任意)LDEV番号を10進数で指定します。

LDEV番号を指定する場合、必ず指定します。

64個まで指定できます。startLdevIdおよびendLdevIdとは同時に指定できません。

startLdevId

int

(任意)連続するLDEVの範囲を指定する場合の先頭のLDEV番号

LDEVの範囲を指定する場合、必ず指定します。

この属性を指定する場合、endLdevIdも必ず指定します。この属性には、endLdevIdよりも小さい値を指定する必要があります。

startLdevIdおよびendLdevIdで指定するLDEVが64個以内となるように指定してください。

ldevIdsとは同時に指定できません。

endLdevId

int

(任意)連続するLDEVの範囲を指定する場合の末尾のLDEV番号

LDEVの範囲を指定する場合、必ず指定します。

この属性を指定する場合、startLdevIdも必ず指定します。この属性には、startLdevIdよりも大きい値を指定する必要があります。

startLdevIdおよびendLdevIdで指定するLDEVが64個以内となるように指定してください。

ldevIdsとは同時に指定できません。

warningThreshold

int

(任意)警告しきい値(%)

2095の値を指定します。省略した場合、80が設定されます。

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

作成したプールのURL

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードの意味を次に示します。その他のステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

ステータスコード

メッセージ

説明

409

Conflict

指定したプール番号で、プールを作成済みです。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X POST --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/pools