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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


7.11 ボリュームのシュレッディングを実行する

LDEV(基本ボリューム)またはDPボリュームのシュレッディングを実行します。ボリュームにダミーデータを3回上書きします。シュレッディングを途中で停止することもできます。シュレッディングを実行するボリュームは、閉塞状態にしておいてください。シュレッディングが完了すると、ボリュームは自動で正常状態に変更されます。シュレッディングを途中で停止した場合は、ボリュームは閉塞状態のままで変わりません。

シュレッディング停止時の注意事項

シュレッディングの停止を実行すると、現在シュレッディング中のすべてのボリュームが停止します。

シュレッディングの停止のリクエストを実行しても、シュレッディングが停止しないことがあります。その場合は、シュレッディングの進行状況に応じてリクエストを実行してください。シュレッディングの進行状況は、対象のボリュームの情報を取得して得られるpreparingOperationProgressRate属性の値で確認できます。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/ldevs/<オブジェクトID>/actions/shred/invoke

このAPIはPOSTメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID
ボリュームの情報取得で取得したldevIdの値を指定します。

属性

説明

ldevId

int

(必須)LDEV番号を10進数で指定します。

クエリパラメータ
なし。
ボディ

ダミーデータのパターンを指定してシュレッディングを実行する場合のコード例を次に示します。

{
  "parameters": {
    "operationType": "start",
    "pattern": "F0F0F0"
  }
}

ダミーデータのパターンを指定しないでシュレッディングを実行する場合のコード例を次に示します。

{
  "parameters": {
    "operationType": "start"
  }
}

シュレッディングを途中で停止する場合のコード例を次に示します。

{
  "parameters": {
    "operationType": "stop"
  }
}

属性

説明

operationType

string

(必須)シュレッディングの実行または停止

指定できる値を次に示します。

start :シュレッディングの実行

stop :シュレッディングの停止

pattern

string

(任意)2回目の上書きに使用するダミーデータのパターン

16進数の値を1~8文字で指定します。

指定例 :0F0F0F

省略した場合、デフォルトのパターンFFFFFFFFが指定されたと見なされます。

レスポンスメッセージ

ボディ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

シュレッディングを実行したボリュームのURL

Actionテンプレート

GET <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/ldevs/<オブジェクトID>/actions/shred

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードの意味を次に示します。そのほかのステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

ステータスコード

メッセージ

説明

412

Precondition Failed

ボリュームが次のどれかの条件を満たすため、指定されたアクションを実行できません。

  • 正常状態である
  • 状態遷移中である
  • Quorum ディスクとして使用されている
  • システムディスクとして使用されている
  • 重複排除用システムデータボリューム(フィンガープリント)、または重複排除用システムデータボリュームとして使用されている
  • プールボリュームとして使用されている
  • ジャーナルボリュームとして使用されている
  • 次のどれかのペアボリュームとして使用されている

    • ShadowImage
    • Thin Image
    • Copy-on-Write Snapshot
    • TrueCopy
    • Universal Replicator
    • global-active device

コード例

Actionテンプレートを取得する場合

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/ldevs/100/actions/shred

Actionテンプレートを取得してリクエストを実行する場合

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3-f9f0-4ea8-bd8f-09847fac48d3" -X PUT --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/ldevs/100/actions/shred/invoke