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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


2.3 サポートするHTTPメソッド

HTTPでは、リソースに対して実行できる操作をメソッドとして定義しています。

REST APIでは、次に示すHTTPメソッドをサポートしています。

HTTP

メソッド

説明

処理方式

GET

オブジェクトの情報を取得する。またはオブジェクトのリストを取得する。

例:プールの一覧を取得する。

同期

POST

オブジェクトを新規に作成する。

例:プールを作成する。

非同期

ただし、次のAPIは同期処理で実行されます。
  • ストレージシステムの登録
  • セッションの生成
  • 初期設定に必要なファイルのアップロード
  • 外部ストレージシステム側ポートのiSCSIターゲット情報の取得
  • ローカルストレージシステム側ポートに登録された外部ストレージシステムのiSCSIターゲットへのログインテスト
  • 暗号化鍵のバックアップ

PUT

オブジェクトの属性や状態を変更する。

例:プールのしきい値を変更する。

非同期

ただし、次のAPIは同期処理で実行されます。
  • ストレージシステム情報の変更
  • ストレージシステムのシステム日時設定
  • ストレージシステムの構成情報のキャッシュの更新

DELETE

オブジェクトを削除する。

例:プールを削除する。

非同期

ただし、次のAPIは同期処理で実行されます。
  • ストレージシステム情報の削除
  • セッションの破棄
ヒント

HTTPメソッドがPUTのAPIは、次のメソッドでも実行できます。

  • PATCH:オブジェクトの属性や状態を変更する操作(例:プールの設定を変更する。)
  • POST:オブジェクトに対して特定のアクションを実行する操作(例:プールを拡張する。)

ストレージシステムのマイクロコードのバージョンが80-05-2X-XX/XX以降のVSP G1000VSP G1500VSP F1500で、REST APIサーバとストレージシステム間でSSL通信を利用している場合は、PATCHやPOSTでAPIを実行しても、ジョブオブジェクトやエラーメッセージにはPUTとして実行したものとして結果が返ります。

REST APIの処理方式(同期処理と非同期処理)について説明します。

  • 同期処理の場合、処理の実行結果がレスポンスとして返ります。
  • 非同期処理の場合、リソースに対する操作はジョブとして登録され、処理を受け付けたことを表すHTTPステータスコード(202)とともにジョブの情報がレスポンスとして返ります。登録されたジョブは、その後、非同期に実行されます。ジョブの登録に失敗した場合はHTTPステータスコード(500)が返ります。
    ヒント
    • 非同期処理の操作の場合でも、リクエストヘッダでResponse-Job-StatusCompletedを指定すると、ジョブの実行が完了するまで待ってからレスポンスが返ります。
    • ペアの操作では、リクエストヘッダのJob-Mode-Wait-Configuration-Changeを使って、ジョブのステータスがCompletedになるタイミングを指定できます。NoWaitを指定すると、データコピーが完了するまで待たないでジョブのステータスをCompletedにします。