Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


2.6 リクエストヘッダ

REST APIでサポートするリクエストヘッダについて説明します。

ヘッダ

指定区分

説明

指定できる値

Accept

任意

レスポンスのメディアタイプを指定するヘッダです。

*/* (json)

デフォルト値:*/* (json)

Content-Type

任意

リクエストボディのメディアタイプを指定するヘッダです。

リクエストボディを指定する場合にContent-Typeヘッダを指定できます。リクエストボディがない場合は指定しても無視されます。

application/json

デフォルト値:application/json

Content-Length

任意

リクエストボディのサイズを指定するヘッダです。

リクエストボディを指定する場合にContent-Length ヘッダを指定できます。クライアントソフトウェアの仕様によっては、自動的に付与されます。

バイト単位で指定します。

デフォルト値:なし

Authorization

必須

認証情報を指定するヘッダです。

バージョン情報の取得のAPIおよびストレージシステムの一覧取得のAPIの場合は、指定する必要はありません。

REST APIを使用するときは、下記のとおり認証方法を使い分けてください。

  • ストレージシステムの登録:ユーザIDとパスワードによる認証
  • セッションの生成:ユーザIDとパスワードによる認証
  • 上記以外の操作:セッションによる認証
次のどちらかの形式で指定します。認証方法は、APIによって使い分けてください。
  • ユーザIDとパスワードによる認証

    Basic <認証情報

    認証情報はユーザIDとパスワードをBase64でエンコードした文字列を指定してください。ストレージシステムのリソースを操作できるユーザアカウントのユーザIDとパスワードを使用してください。

  • セッションによる認証

    Session <トークン

    セッション生成時に取得したトークンを指定してください。

デフォルト値:なし

Remote-Authorization

必須

(右記のオブジェクトタイプを対象としたAPIの場合)

リモートストレージシステムにアクセスする場合に使用する認証情報を指定するヘッダです。次のオブジェクトタイプを対象としたAPIで使用します。
  • remote-mirror-copygroups
  • remote-mirror-copypairs
  • remote-storages

次の形式で指定します。

Session <トークン

リモートストレージシステムで生成したセッションのトークンを指定してください。

デフォルト値:なし

Response-Max-Wait

任意

非同期処理のAPIを発行する場合に、レスポンスを返すまでの最大待ち時間を指定するヘッダです。REST APIサーバがAPIを受け付けた時点から、指定した時間が経過するとレスポンスが返ります。

最大待ち時間が経過する前に処理が完了した場合は、その時点でレスポンスが返ります。

レスポンスを受け取るまでの時間は、ネットワークの状況やREST APIサーバの負荷などの影響を受けるため、指定した最大待ち時間を超えることがあります。最大待ち時間は、これらの影響を考慮して指定してください。

01800の整数

単位:秒

デフォルト値:なし

Response-Job-Status

任意

非同期処理のAPIを発行する場合に、レスポンスを返してほしいジョブの状態を指定するヘッダです。指定した状態にジョブが遷移した時点またはエラー終了した時点でレスポンスが返ります。

次のどちらかの形式で指定します。

ジョブのステータス>;

または

ジョブのステータス>; Job-State=<ジョブの状態

デフォルト値:なし

Job-Mode-Wait-Configuration-Change

任意

ペアの操作で、非同期処理のAPIを発行する場合に、ジョブのステータスをCompletedにするタイミングを指定するヘッダです。

次の条件を満たすAPIで使用します。

  • オブジェクトタイプが次のどれか
    • local-clone-copygroups
    • local-clone-copypairs
    • remote-mirror-copygroups
    • remote-mirror-copypairs
  • HTTPメソッドが次のどちらか
    • POST
    • PUT

次のどちらかを指定します。

  • Wait:データコピーが完了するまで待ってから、ジョブのステータスをCompletedにする
  • NoWait:データコピーが完了するまで待たないで、ジョブのステータスをCompletedにする

NoWaitを指定すると、ジョブのステータスをCompletedにして、データのコピーを継続します。データのコピーが完了したかどうかは、対象のリソースの状態を取得して確認します。

デフォルト値:Wait

注※ リモートストレージシステム側で生成するセッションのタイムアウト時間は60秒以上を指定してください。 60秒未満を指定した場合、リモートストレージシステムのセッションタイムアウトにより、リクエストの実行が失敗することがあります。

上記以外のヘッダが指定された場合、そのヘッダは無視されます。

Response-Max-WaitとResponse-Job-Statusは組み合わせて指定できます。両方を指定した場合、どちらかの条件が満たされた時点でレスポンスが返ります。

Response-Max-WaitとResponse-Job-Statusのどちらも指定しない場合は、ただちにレスポンスが返ります。