Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


2.2 オブジェクトIDの指定方法

オブジェクトIDは、リソースを一意に識別するためのIDです。URLで特定のリソースを指定する場合に使用します。

オブジェクトIDの指定方法には、次の2つの方法があります。

複数の属性値をコンマでつないでオブジェクトIDを生成する場合、RFC3986に従ってREST APIクライアントで属性値をエンコードする必要があります。各属性の値をエンコードしたあとで、属性値をコンマでつないだ文字列をオブジェクトIDとして指定します。エンコードが必要な代表的な文字を次に示します。

エンコード前

エンコード後

! (感嘆符)

%21

# (番号記号)

%23

$ (ドル記号)

%24

% (パーセント)

%25

& (アンパサンド)

%26

' (アポストロフィ)

%27

( (始め丸括弧)

%28

) (終わり丸括弧)

%29

* (アスタリスク)

%2A

+ (正符号)

%2B

, (コンマ)

%2C

: (コロン)

%3A

; (セミコロン)

%3B

= (等号)

%3D

? (疑問符)

%3F

@ (単価記号)

%40

[ (始め角括弧)

%5B

] (終わり角括弧)

%5D

次の属性値からShadowImageペアのオブジェクトIDを指定する場合の例を示します。

"copyGroupName": "localCopyGroup1"
"pvolDeviceGroupName": "localCopyGroup1P_"
"svolDeviceGroupName": "localCopyGroup1S_"
"copyPairName": "pair_1P,1S"

この例の場合はcopyPairNameに含まれるコンマを「%2C」にエンコードしたあと、それぞれの値をコンマでつないだ次の文字列になります。

localCopyGroup1,localCopyGroup1P_,localCopyGroup1S_,pair_1P%2C1S
重要
  • GET操作でオブジェクトIDを取得する場合、REST APIサーバはエンコード済みの値を返します。GET操作で取得したオブジェクトIDを別の操作のリクエストに使用する場合は、オブジェクトIDをデコードしないでそのまま使用してください。
  • オブジェクトを新規に作成したり属性を変更したりする場合、上記の予約文字を含まないように指定することをお勧めします。