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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


1.12.4 般ユーザでREST APIをインストールする

一般ユーザでREST APIをインストールする場合のインストール方法について説明します。

背景

メモ

REST APIのインストール時は、/tmpおよび/var/tmpディレクトリ下のプログラムの実行を制限するnoexecオプション設定は実施しないでください。

noexecオプション設定状況は、mountコマンドで確認できます。

REST APIのインストールが完了したら、ディレクトリ下のプログラムの実行を制限する設定を実施してもREST APIの動作には影響ありません。

一般ユーザでREST APIをインストールした環境でREST APIを運用できるのは、インストールを実施した一般ユーザだけです。rootユーザ、またはほかの一般ユーザではREST APIを運用できません。

ヒント

バージョン8.5.3より前のConfiguration Manager REST APIは、rootユーザでだけ運用できます。そのため、バージョン8.5.3より前からアップグレードインストールする場合で、かつ一般ユーザでREST APIを運用をしたいときは、次の手順を実施して環境を移行してください。同じバージョンのREST APIを、rootユーザで運用する環境から、一般ユーザで運用する環境に移行したいときも同様に、次の手順を実施して環境を移行してください。

  1. 移行前の環境情報を事前に確認してください。
  2. rootユーザでREST APIをアンインストールします。
  3. 一般ユーザでREST APIをインストールします。
  4. 事前に確認しておいた環境情報をもとに、ストレージシステムを登録し直します。

    リモートコピー操作を行う場合は、リモートストレージシステムの情報も登録し直してください。

インストール時の入力項目

インストール時に次の情報を指定するため、事前に確認してください。

前提条件

操作手順

  1. 一般ユーザで管理サーバにログインします。

  2. インストールメディアのすべてのファイルを、ユーザのホームディレクトリにコピーします。

  3. インストーラ(install.sh)が格納されているディレクトリに移動します。

    インストーラは、インストールメディアをコピーしたディレクトリ>/ConfManagerディレクトリに格納されています。

  4. 次のコマンドを実行します。

    ./install.sh
  5. 表示されるメッセージに従って、必要な情報を指定します。

    インストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。

    Configuration Manager REST API installation completed successfully.
  6. (アップグレードインストールの場合)ストレージシステムの構成情報の更新状態を確認します。

    1. ストレージシステムの構成情報の更新状態を取得するAPIを実行して、取得したstatus属性の値を確認します。

    2. アップグレードインストールによってREST APIのデータベースが拡張された場合は、status属性の値がFailedと表示されます。この場合、エラー情報を確認し、ストレージシステムの構成情報を更新するAPIを実行します。