Tuning Manager - Agents

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17.7.12 Logical Device Aggregation(PI_LDA)

機能

Logical Device Aggregation(PI_LDA)レコードには,論理デバイスに対する読み取り/書き込み処理の実行状態をストレージシステム単位に集約した値を示すパフォーマンスデータが格納されます。

  • HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRの稼働状況の集約結果が格納されます。
  • HTM - Agent for RAIDのインスタンス環境を設定するときに監視対象から外した論理デバイスについての情報は,このレコードに反映されません。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Collection Interval 300
Collection Offset 0 ×
Log Yes ×
LOGIF 空白 ×

注※
変更できる値は,次のとおりです。
  • Hybrid Storeまたは,Storeバージョン2.0の場合
    60~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
  • Storeバージョン1.0の場合
    300~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
ただし,Collection Intervalをデフォルト値よりも小さな値に設定した場合,共通メッセージログにKAVE00227-Wメッセージが継続して出力されるおそれがあります。
この問題の解決方法については,「20.2 トラブルシューティング」を参照してください。

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

インスタンスの生成から削除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No
LDEV Count
(LDEV_COUNT)
HTM - Agent for RAIDで監視できる論理デバイスの総数。LUSEは1つとカウントされる。 % ulong No
Monitored LDEV Count
(MONITORED_LDEV_COUNT)
HTM - Agent for RAIDで実際に監視している論理デバイスの数。
論理デバイス定義ファイル(ldev_filter.ini)で監視対象論理デバイスを指定している場合,このフィールドの値には,監視対象として指定された論理デバイスの数が格納される。なお,LUSEは1つとカウントされる。
% ulong No
Read Hit %
(READ_HIT_RATE)
読み取り処理のキャッシュヒット率。 % double No ※1 (READ_HIT_IO_COUNT / READ_IO_COUNT) * 100
Read Hit I/O Count
(READ_HIT_IO_COUNT)
読み取り処理のうちキャッシュにヒットした回数。 ADD double Yes ※1
Read I/O /sec
(READ_IO_RATE)
読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % double No ※1 READ_IO_COUNT / INTERVAL
Read I/O Count
(READ_IO_COUNT)
読み取り処理の回数。 ADD double Yes ※1
Read Mbytes
(READ_MBYTES)
読み取り処理のデータの転送サイズ(メガバイト単位)。 ADD double Yes ※2 ※3
Read Response Rate
(READ_RESPONSE_RATE)
予約フィールドのため使用できない。
Read Total Response
(READ_TOTAL_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Read Xfer /sec
(READ_XFER_RATE)
読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % double No ※2 ※3 READ_MBYTES / INTERVAL
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDA」。 COPY string(8) No
Write Hit %
(WRITE_HIT_RATE)
書き込み処理のキャッシュヒット率。 % double No ※1 (WRITE_HIT_IO_COUNT / WRITE_IO_COUNT) * 100
Write Hit I/O Count
(WRITE_HIT_IO_COUNT)
書き込み処理のうちキャッシュにヒットした回数。 ADD double Yes ※1
Write I/O /sec
(WRITE_IO_RATE)
書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % double No ※1 WRITE_IO_COUNT / INTERVAL
Write I/O Count
(WRITE_IO_COUNT)
書き込み処理の回数。 ADD double Yes ※1
Write Mbytes
(WRITE_MBYTES)
書き込みデータの転送サイズ(メガバイト単位)。 ADD double Yes ※2 ※3
Write Response Rate
(WRITE_RESPONSE_RATE)
予約フィールドのため使用できない。
Write Total Response
(WRITE_TOTAL_RESPONSE)
予約フィールドのため使用できない。
Write Xfer /sec
(WRITE_XFER_RATE)
書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % double No ※2 ※3 WRITE_MBYTES / INTERVAL

注※1
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi AMS/WMSシリーズ

注※2
監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしている場合だけ,値が取得できます。

注※3
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスの場合,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(80-03以降),G1500,VSP F1500のときだけ,値が取得できます。

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