Tuning Manager - Agents

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17.7.11 LDEV Summary 3 - Extended(PI_LDE3)

機能

LDEV Summary 3 - Extended(PI_LDE3)レコードには,論理デバイス番号が00:C0:00から00:FE:FFまでの論理デバイスに対するランダム/シーケンシャルの読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

VSP 900,VSP F900,VSP E990,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage PlatformシリーズおよびUniversal Storage Platform V/VMシリーズで,論理デバイス番号が00:C0:00から00:FE:FFまでの論理デバイスが存在する場合にこのレコードは生成されます。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属する論理デバイスの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Log Yes
LOGIF 空白 ×
Sync Collection With Interval Records, PI_LDS ×

ODBCキーフィールド

PI_LDE3_LDEV_NUMBER

ライフタイム

論理デバイスの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ※1
Busy %
(BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。※11 % float No ※2,※3,※4
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No
LDEV Number
(LDEV_NUMBER)
論理デバイス番号。 COPY string(16) No
Max Busy %
(MAX_BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。なお,上位区分に要約されるときは,平均値ではなく,最大値が格納される。※11 HI float No ※2,※3,※4 BUSY_RATE
Random Read I/O /sec
(RANDOM_READ_IO_RATE)
ランダム読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No
Random Read Xfer /sec(RANDOM_READ_XFER_RATE) ランダム読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※5
Random Write I/O /sec
(RANDOM_WRITE_IO_RATE)
ランダム書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No
Random Write Xfer /sec
(RANDOM_WRITE_XFER_RATE)
ランダム書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※5
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDE3」。 COPY string(8) No
Sequential Read I/O /sec
(SEQUENTIAL_READ_IO_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No
Sequential Read Xfer /sec
(SEQUENTIAL_READ_XFER_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※5
Sequential Write I/O /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_IO_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No
Sequential Write Xfer /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※5
Virtual DKC Name
(VIRTUAL_DKC_NAME)
論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンの製品名称。※12 COPY string(32) No ※6,※7,※8,※9
Virtual LDEV Number
(VIRTUAL_LDEV_NUMBER)
論理デバイスが所属する仮想化された論理デバイス番号。 COPY string(16) No ※6,※7,※10
Virtual Serial Number
(VIRTUAL_SERIAL_NUMBER)
論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンのシリアル番号。 COPY string(32) No ※6,※7,※8

注※1
VSP G100,G150,G200,G350,G370,G400,G600,G700,G800,VSP F350,F370,F400,F600,F700,F800,HUS VM,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※2
論理デバイスが外部接続LDEVである場合は,常に0となります。

注※3
論理デバイスがCopy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOLである場合は,常に0となります。

注※4
論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLである場合は,常に0となります。

注※5
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスの場合はサポートしません。

注※6
論理デバイスが仮想ストレージマシンに所属していない場合,NULLになります。

注※7
HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※8
global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない場合は,NULLになります。

注※9
仮想ストレージがVSP F400,F600,F800の場合,値はVSP G400,G600,G800になります。 例えば,仮想ストレージがVSP F400の場合,値はVSP G400になります。

注※10
論理デバイスが次のどちらかの状態の場合は,NULLになります。
  • global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない
  • 仮想化された論理デバイス番号が設定されていない

注※11
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990以前のストレージシステムでフラッシュドライブ(FMD,FMC,およびSSD)を搭載している場合,フラッシュドライブの負荷状況に関係なく,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値が高く表示されることがあります。
上記以前のストレージシステムでは,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値を参照しないでください。

注※12
仮想ストレージマシンがVSP G1000の場合,v8.5以降,Virtual DKC Nameフィールドの値はVSP G1000 G1500 F1500になります。

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