Tuning Manager - Agents

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17.7.13 Logical Device Configuration(PD_LDC)

機能

Logical Device Configuration(PD_LDC)レコードには,論理デバイスの構成情報を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属する論理デバイスの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Collection Interval 3600 ×
Collection Offset 0 ×
Log Yes ×
LOGIF 空白 ×

ODBCキーフィールド

PD_LDC_LDEV_NUMBER

ライフタイム

論理デバイスの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ
CLPR Number(CLPR_NUMBER) 論理デバイスが割り当てられたCLPRのCLPR番号。 string(8) No
Collection Time
(COLLECTION_TIME)
ストレージシステムからデータが収集されたグリニッジ標準時。 time_t No
Emulation Type(EMULATION_TYPE) 論理デバイスのエミュレーションタイプ。
VMwareのVVolを使用している環境の場合,論理デバイスがALUかSLUかによって,エミュレーションタイプの値の最後に次の値が付与される。
  • ALUの場合
    "-A"
  • SLUの場合
    "-S"
string(64) No
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ulong No
LDEV Attribute
(LDEV_ATTRIBUTE)
予約フィールドのため使用できない。
LDEV Location
(LDEV_LOCATION)
論理デバイスが外部接続LDEVであるかどうかを示す情報。
  • Internal
  • External
string(16) No
LDEV Name
(LDEV_NAME)
論理デバイスに設定されたニックネーム。 string(64) No ※2
LDEV Number
(LDEV_NUMBER)
論理デバイス番号。※1 string(16) No
LDEV Status
(LDEV_STATUS)
予約フィールドのため使用できない。
LU Property
(LU_PROPERTY)
予約フィールドのため使用できない。
LU Property2
(LU_PROPERTY2)
予約フィールドのため使用できない。
LUSE Volume
(LUSE_VOLUME)
論理デバイスがLUSEを構成する論理デバイスであるかどうかを示す情報。
  • LUSE
string(16) No
MP Blade
(MP_BLADE)
  • VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VMまたはVSP 5000シリーズの場合
    論理デバイスのオーナー権を持つMPユニットを識別する文字列。
  • VSP G1000,G1500,VSP F1500,Virtual Storage Platformシリーズの場合
    論理デバイスのオーナー権を持つMPブレードを識別する文字列。
string(16) No ※2
PDEV Number
(PDEV_NUMBER)
予約フィールドのため使用できない。
Pool ID(POOL_ID) 論理デバイスが所属するDynamic ProvisioningのプールのPool ID。
論理デバイスがDynamic ProvisioningまたはThin ImageのV-VOLまたはDynamic Provisioningのプールボリュームである場合に限り,値が格納される。※3
なお,Thin ImageのV-VOLはDynamic Provisioningのプールに関連づけられているときだけ値が格納される。
string(8) No ※4 ※5
RAID Group Number
(RAID_GROUP_NUMBER)
論理デバイスのパリティグループ番号。 string(64) No ※6,※7 ※6,※7,※8
RAID Level
(RAID_LEVEL)
論理デバイスのRAIDレベル。 unsigned char No ※9,※10 ※9,※10,※11
RAID Type
(RAID_TYPE)
論理デバイスのRAIDレベルとHDUコンビネーション。
例:RAID5(3D+1P)
string(32) No ※6,※7 ※6,※7,※8
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードが記録されたグリニッジ標準時。 time_t No
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDC」。 string(8) No
Replication Attribute
(REPLICATION_ATTRIBUTE)
予約フィールドのため使用できない。
SLPR Number(SLPR_NUMBER) 論理デバイスが所属するSLPRのSLPR番号。 string(8) No ※12
Virtual DKC Name(VIRTUAL_DKC_NAME) 論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンの製品名称。※18 string(32) No ※13,※14,※15,※16
Virtual LDEV Number(VIRTUAL_LDEV_NUMBER) 論理デバイスが所属する仮想化された論理デバイス番号。 string(16) No ※13,※14,※17
Virtual Serial Number(VIRTUAL_SERIAL_NUMBER) 論理デバイスが所属する仮想ストレージマシンのシリアル番号(10進数表記)。 string(32) No ※13,※14,※15
Volume Type(VOLUME_TYPE) 論理デバイスがDynamic ProvisioningまたはThin ImageのV-VOLであるかDynamic Provisioningのプールボリュームであるかを示す情報。Dynamic ProvisioningまたはThin ImageのV-VOLである場合,Dynamic Provisioningのプールに関連づけられているときだけ情報が格納される。※3
  • V-VOL
  • POOL
string(16) No ※4 ※5

注※1
論理デバイスがLUSEを構成する論理デバイスである場合,次の論理デバイスについてのレコードだけが格納されます。
  • HUS100シリーズまたはHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズの場合
    メイン論理ユニット
  • HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,またはSANRISE Hシリーズの場合
    LUSEの先頭論理デバイス
LUSEを構成するその他の論理デバイスの構成情報は,PD_LSECレコードで取得できます。ただし,外部接続された論理デバイス,Copy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOL,またはDynamic ProvisioningのV-VOLで構成されるLUSEにLUパスが設定されていない場合,LUSEとして認識されないで,個別の論理デバイスごとにレコードが生成されます。また,この場合,個別の論理デバイスについてのPD_LSECレコードは生成されません。

注※2
Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※3
論理デバイスが所属するDynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合,このフィールドは空になります。ただし,Dynamic Provisioningのプールの容量の使用率が100%になっているためにDynamic Provisioningのプールが閉そくしている場合だけは,値が格納されます。

注※4
Hitachi SMSシリーズおよびHitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。

注※5
Hitachi USP,SANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※6
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLであるときは,値を取得できません。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ

注※7
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがCopy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOLであるときは,値を取得できません。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Hitachi USP
  • H10000
  • H12000

注※8
論理デバイスが外部接続LDEVである場合は,値を取得できません。

注※9
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがCopy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Hitachi USP
  • H10000
  • H12000

注※10
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • VSP E990
  • VSP Gx00モデル
  • VSP Fx00モデル
  • HUS VM
  • VSP 5000シリーズ
  • VSP G1000
  • VSP G1500
  • VSP F1500
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ

注※11
論理デバイスが外部接続LDEVである場合は,常に0となります。

注※12
VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,およびVirtual Storage Platformシリーズでは値を取得できません。

注※13
論理デバイスが仮想ストレージマシンに所属していない場合,NULLになります。

注※14
HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,およびSANRISE Hシリーズでは値を取得できません。

注※15
global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない場合は,NULLになります。

注※16
仮想ストレージがVSP F400,F600,F800の場合,値はVSP G400,G600,G800になります。 例えば,仮想ストレージがVSP F400の場合,値はVSP G400になります。

注※17
論理デバイスが次のどちらかの状態の場合は,NULLになります。
  • global-active deviceのコピーペアを構成する論理デバイスを仮想化しない
  • 仮想化された論理デバイス番号が設定されていない

注※18
仮想ストレージマシンがVSP G1000の場合,v8.5以降,Virtual DKC Nameフィールドの値はVSP G1000 G1500 F1500になります。

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