Tuning Manager - Agents

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13.1.2 StoreデータベースからHybrid Storeへ移行する(同一ホストでの移行の場合)

ここでは,Storeデータベースで運用しているホストで,StoreデータベースからHybrid Storeへ移行する場合について説明します。

移行の流れを「図13-1 Storeデータベースで運用しているホストでのHybrid Storeへの移行の流れ(UNIXの場合)」に示します。

図13-1 Storeデータベースで運用しているホストでのHybrid Storeへの移行の流れ(UNIXの場合)

[図]

インストール後にパフォーマンスデータを引き継ぐ場合と運用中のStoreデータベースから移行する場合,また引き継ぐパフォーマンスデータによって移行手順が異なります。

インストール後にパフォーマンスデータを引き継ぐ場合と運用中のStoreデータベースから移行する場合のパターンは次のとおりです。

表13-5 Storeデータベースで運用しているホストでHybrid Storeへ移行する場合の移行パターン

引き継ぐパフォーマンスデータの単位 期間 移行の手段ごとの参照先
インストール後にパフォーマンスデータを引き継ぐ場合 運用中のStoreデータベースから移行する場合
すべてのインスタンスのパフォーマンスデータを引き継ぐ すべての期間 (1) すべてのインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する
特定の期間 (2) すべてのインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)
一部のインスタンスのパフォーマンスデータを引き継ぐ すべての期間 (3) 一部のインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する
特定の期間 (4) 一部のインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)
パフォーマンスデータを引き継がない (5) パフォーマンスデータを引き継がないで移行する

注※
この場合は,「13.1.4 Hybrid Storeへの移行時のトラブルへの対処方法」の「(3) 必要なディスク容量が不足している状態で,パフォーマンスデータを引き継いで移行する(インストール後にパフォーマンスデータを引き継ぐ場合)」の手順で移行してください。
この項の構成
(1) すべてのインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する
(2) すべてのインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)
(3) 一部のインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する
(4) 一部のインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)
(5) パフォーマンスデータを引き継がないで移行する

(1) すべてのインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する

すべてのインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで,Hybrid Storeへ移行する場合の手順を次に示します。

  1. Storeデータベースのパフォーマンスデータをバックアップします。
    Storeデータベースでパフォーマンスデータをバックアップする方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」 のバックアップについて説明している章を参照してください。
    重要
    インストール時にHybrid Storeを選択している場合は,aloneオプションを指定してバックアップしてください。
  2. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agent のサービスを停止します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv stop -all
  3. 次のコマンドを実行して,PerformanceデータベースをHybrid Storeに変更します。

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と同じディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と異なるディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1 –dir Hybrid Store移行後のデータの格納先ディレクトリ 
    
  4. Storeデータベースでの運用時にTuning Manager APIの利用を有効化していて,Storeデータベースでの運用時の稼働性能情報ファイルを削除したい場合は,手動で削除します。
    次のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
    インストール先ディレクトリ※2/agtd/agent/インスタンス名/restdata/
    重要
    稼働性能情報ファイルの出力先を変更している場合は,変更後のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
  5. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスを起動します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv start -all

注※1
特定のエージェントを対象とする場合と,同一ホスト内のHybrid Storeをサポートするすべてのエージェントを対象とする場合とで,オプションの指定が異なります。特定のエージェントを対象とする場合,指定できるオプションは環境によって異なります。 詳細については,「表13-2 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがHybrid Storeの場合)」または「表13-3 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがStoreデータベースの場合)」を参照してください。確認したうえで,htmhsmigrateコマンドを実行してください。

注※2
論理ホスト上で運用している場合,「インストール先ディレクトリ」を「環境ディレクトリ/jp1pc/」に読み替えてください。

(2) すべてのインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)

すべてのインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで,Hybrid Storeへ移行する場合の手順を次に示します。

  1. Storeデータベースのパフォーマンスデータをバックアップします。
    Storeデータベースでパフォーマンスデータをバックアップする方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」 のバックアップについて説明している章を参照してください。
  2. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agent のサービスを停止します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv stop -all
  3. 次のコマンドを実行して,指定した期間のStoreデータベースのパフォーマンスデータをHybrid Storeで扱う形式のデータに変換します。

    最新のパフォーマンスデータの取得時間から,指定した日数分遡った期間を変換する場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -rawlimitdays DD

    指定した日付から最新のパフォーマンスデータの取得時間までの期間を変換する場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -rawstartdate YYYY/MM/DD
  4. 次のコマンドを実行して,Hybrid StoreをサポートしているエージェントのStoreデータベースを削除します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -deletestore
  5. 次のコマンドを実行して,PerformanceデータベースをHybrid Storeに変更します。

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と同じディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と異なるディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1 –dir Hybrid Store移行後のデータの格納先ディレクトリ 
    
  6. Storeデータベースでの運用時にTuning Manager APIの利用を有効化していて,Storeデータベースでの運用時の稼働性能情報ファイルを削除したい場合は,手動で削除します。
    次のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
    インストール先ディレクトリ※2/agtd/agent/インスタンス名/restdata/
    重要
    稼働性能情報ファイルの出力先を変更している場合は,変更後のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
  7. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスを起動します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv start -all
  8. htmRestDbEngineMessage#.logを確認して,KATR13244-Iが出力される前に,KATR13248-Eが出力されていないことを確認します。
    なお,サービスを起動してからKATR13244-Iが出力されるまでに,数十分掛かることがあります。

注※1
特定のエージェントを対象とする場合と,同一ホスト内のHybrid Storeをサポートするすべてのエージェントを対象とする場合とで,オプションの指定が異なります。特定のエージェントを対象とする場合,指定できるオプションは環境によって異なります。 詳細については,「表13-2 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがHybrid Storeの場合)」または「表13-3 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがStoreデータベースの場合)」を参照してください。確認したうえで,htmhsconvertコマンドおよびhtmhsmigrateコマンドを実行してください。

注※2
論理ホスト上で運用している場合,「インストール先ディレクトリ」を「環境ディレクトリ/jp1pc/」に読み替えてください。

(3) 一部のインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する

一部のインスタンスですべての期間のパフォーマンスデータを引き継いで,Hybrid Storeへ移行する場合の手順を次に示します。

  1. Storeデータベースのパフォーマンスデータをバックアップします。
    Storeデータベースでパフォーマンスデータをバックアップする方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」 のバックアップについて説明している章を参照してください。
    重要
    インストール時にHybrid Storeを選択している場合は,aloneオプションを指定してバックアップしてください。
  2. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agent のサービスを停止します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv stop -all
  3. 次のコマンドを実行して,移行対象外のインスタンスのStoreデータベースを削除します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 –inst インスタンス名 -deletestore
  4. 手順3を移行対象外のインスタンスの数だけ繰り返します。
  5. 次のコマンドを実行して,PerformanceデータベースをHybrid Storeに変更します。

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と同じディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と異なるディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1 –dir Hybrid Store移行後のデータの格納先ディレクトリ  
    
  6. Storeデータベースでの運用時にTuning Manager APIの利用を有効化していて,Storeデータベースでの運用時の稼働性能情報ファイルを削除したい場合は,手動で削除します。
    次のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
    インストール先ディレクトリ※2/agtd/agent/インスタンス名/restdata/
    重要
    稼働性能情報ファイルの出力先を変更している場合は,変更後のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
  7. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスを起動します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv start -all
  8. htmRestDbEngineMessage#.logを確認して,KATR13244-Iが出力される前に,KATR13248-Eが出力されていないことを確認します。
    なお,サービスを起動してからKATR13244-Iが出力されるまでに,数十分掛かることがあります。

注※1
特定のエージェントを対象とする場合と,同一ホスト内のHybrid Storeをサポートするすべてのエージェントを対象とする場合とで,オプションの指定が異なります。特定のエージェントを対象とする場合,指定できるオプションは環境によって異なります。 詳細については,「表13-2 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがHybrid Storeの場合)」または「表13-3 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがStoreデータベースの場合)」を参照してください。確認したうえで,htmhsconvertコマンドおよびhtmhsmigrateコマンドを実行してください。

注※2
論理ホスト上で運用している場合,「インストール先ディレクトリ」を「環境ディレクトリ/jp1pc/」に読み替えてください。

(4) 一部のインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで移行する(運用中のStoreデータベースから移行する場合)

一部のインスタンスで特定の期間のパフォーマンスデータを引き継いで,Hybrid Store に移行する場合の手順を次に示します。

  1. Storeデータベースのパフォーマンスデータをバックアップします。
    Storeデータベースでパフォーマンスデータをバックアップする方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」 のバックアップについて説明している章を参照してください。
  2. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agent のサービスを停止します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv stop -all
  3. 次のコマンドを実行して,移行対象外のインスタンスのStoreデータベースを削除します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 –inst インスタンス名 -deletestore
  4. 手順3を移行対象外のインスタンスの数だけ繰り返します。
  5. 次のコマンドを実行して,指定した期間のStoreデータベースのパフォーマンスデータをHybrid Storeで扱う形式のデータに変換します。

    最新のパフォーマンスデータの取得時間から,指定した日数分遡った期間を変換する場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -rawlimitdays DD

    指定した日付から最新のパフォーマンスデータの取得時間までの期間を変換する場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -rawstartdate YYYY/MM/DD
  6. 次のコマンドを実行して,手順5で変換対象としたパフォーマンスデータ以外が移行されないために,移行対象のインスタンスのStoreデータベースを削除します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 –inst インスタンス名 -deletestore
  7. 手順6を移行対象のインスタンスの数だけ繰り返します。
  8. 次のコマンドを実行して,PerformanceデータベースをHybrid Storeに変更します。

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と同じディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と異なるディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1 –dir Hybrid Store移行後のデータの格納先ディレクトリ  
    
  9. Storeデータベースでの運用時にTuning Manager APIの利用を有効化していて,Storeデータベースでの運用時の稼働性能情報ファイルを削除したい場合は,手動で削除します。
    次のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
    インストール先ディレクトリ※2/agtd/agent/インスタンス名/restdata/
    重要
    稼働性能情報ファイルの出力先を変更している場合は,変更後のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
  10. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスを起動します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv start -all
  11. htmRestDbEngineMessage#.logを確認して,KATR13244-Iが出力される前に,KATR13248-Eが出力されていないことを確認します。
    なお,サービスを起動してからKATR13244-Iが出力されるまでに,数十分掛かることがあります。

注※1
特定のエージェントを対象とする場合と,同一ホスト内のHybrid Storeをサポートするすべてのエージェントを対象とする場合とで,オプションの指定が異なります。特定のエージェントを対象とする場合,指定できるオプションは環境によって異なります。 詳細については,「表13-2 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがHybrid Storeの場合)」または「表13-3 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがStoreデータベースの場合)」を参照してください。確認したうえで,htmhsconvertコマンドおよびhtmhsmigrateコマンドを実行してください。

注※2
論理ホスト上で運用している場合,「インストール先ディレクトリ」を「環境ディレクトリ/jp1pc/」に読み替えてください。

(5) パフォーマンスデータを引き継がないで移行する

StoreデータベースからHybrid Storeへの移行時に,パフォーマンスデータを引き継がない場合の手順を次に示します。

  1. Storeデータベースのパフォーマンスデータをバックアップします。
    Storeデータベースでパフォーマンスデータをバックアップする方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」 のバックアップについて説明している章を参照してください。
    重要
    インストール時にHybrid Storeを選択している場合は,aloneオプションを指定してバックアップしてください。
  2. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agent のサービスを停止します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv stop -all
  3. 次のコマンドを実行して,Hybrid StoreをサポートしているエージェントのStoreデータベースを削除します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsconvert 対象を指定するオプション※1 -deletestore
  4. 次のコマンドを実行して,PerformanceデータベースをHybrid Storeに変更します。

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と同じディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1

    パフォーマンスデータの出力先をStoreデータベースの格納先と異なるディレクトリにする場合
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmhsmigrate execute 対象を指定するオプション※1 –dir Hybrid Store移行後のデータの格納先ディレクトリ  
    
  5. Storeデータベースでの運用時にTuning Manager APIの利用を有効化していて,Storeデータベースでの運用時の稼働性能情報ファイルを削除したい場合は,手動で削除します。
    次のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
    インストール先ディレクトリ※2/agtd/agent/インスタンス名/restdata/
    重要
    稼働性能情報ファイルの出力先を変更している場合は,変更後のディレクトリおよびその配下のディレクトリ,ファイルを削除してください。
  6. 次のコマンドを実行して,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスを起動します。
    インストール先ディレクトリ/htnm/bin/htmsrv start -all

注※1
特定のエージェントを対象とする場合と,同一ホスト内のHybrid Storeをサポートするすべてのエージェントを対象とする場合とで,オプションの指定が異なります。特定のエージェントを対象とする場合,指定できるオプションは環境によって異なります。 詳細については,「表13-2 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがHybrid Storeの場合)」または「表13-3 HTM - Agent for RAIDとHTM - Agent for NASを同一ホストにインストールしている環境でのHybrid Storeへの移行可否(HTM - Agent for RAIDがStoreデータベースの場合)」を参照してください。確認したうえで,htmhsconvertコマンドおよびhtmhsmigrateコマンドを実行してください。

注※2
論理ホスト上で運用している場合,「インストール先ディレクトリ」を「環境ディレクトリ/jp1pc/」に読み替えてください。

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