Hitachi Command Suite システム構成ガイド
障害要因を特定できない場合や,障害を回復できない場合には,保守情報を用意して,障害対応窓口に連絡してください。
トラブル発生時には,原因特定のために次の情報が必要です。
- 障害に伴うシステムの状況
- 障害の発生日時
- 障害の発生場面
- 管理サーバやホストなどのネットワーク構成
- 管理サーバやホストなどのOS
- 障害が発生したマシンの保守情報
- 管理サーバの保守情報
- Host Data Collectorマシンの保守情報
Host Data Collectorを使用していて,かつHost Data Collectorが管理サーバとは別のマシンにインストールされている場合は,Host Data Collectorがインストールされたマシンの保守情報も取得する必要があります。管理サーバにHost Data Collectorがインストールされている場合は,hcmds64getlogsコマンドを実行すると,Host Data Collectorの保守情報も自動的に取得されます。- ホストの保守情報
- Java VMのスレッドダンプ
次に示す問題が発生した場合,原因を見つけるためにHCS Device Manager Web Serviceのスレッドダンプが必要になります。
- GUIを起動してもDevice Managerログインウィンドウが表示されない
- Device Managerへのログイン後,Device Managerメインウィンドウが表示されない
- Tuning ManagerからDevice Managerサーバを起動してもDevice Managerメインウィンドウが表示されない
- 重要
- システム構成や障害の発生場面によっては,障害解析のために,ほかのプログラムのログファイルも必要になります。
- [モビリティ]タブや[分析]タブで性能情報を参照している場合
PFM - Manager,Tuning Managerサーバ,PFM - BaseおよびTuning Manager - Agent for RAIDのログファイルが必要です。- [レプリケーション]タブで性能情報を参照している場合
Replication Managerサーバ,PFM - Manager,Tuning Managerサーバ,PFM - BaseおよびTuning Manager - Agent for RAIDのログファイルが必要です。- Device Managerで仮想化サーバを管理している場合
仮想化ソフトウェアおよびVMware vCenter Serverのログファイルが必要です。- Device ManagerでHitachi Virtual File PlatformまたはHitachi Capacity Optimizationを管理している場合
Hitachi File Services Manager のログファイルが必要です。- Device ManagerとCompute Systems Manager間で業務サーバ(ホスト)のマシン情報を同期している場合
Compute Systems Managerのログファイルが必要です。- Device ManagerとTiered Storage Manager以外のログファイルの取得方法については,各プログラムのマニュアルを参照してください。
- この節の構成
- 13.4.1 管理サーバの保守情報の取得(hcmds64getlogsコマンド)
- 13.4.2 Tiered Storage Manager CLIのログファイル採取の設定
- 13.4.3 Host Data Collectorマシンの保守情報の取得(hdc_getrasコマンド)
- 13.4.4 Host Data Collector管理対象ホストの保守情報の取得(hdc_target_getrasコマンド)
- 13.4.5 Device Managerエージェントの保守情報の取得(TICコマンド)
- 13.4.6 HCS Device Manager Web Serviceのスレッドダンプ取得(Windows)
- 13.4.7 HCS Device Manager Web Serviceのスレッドダンプ取得(Linux)
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