Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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2.7.1 管理サーバのホスト名の変更

変更後のホスト名をHitachi Command Suite製品に反映するには,/etc/hostsファイル(Linuxの場合),user_httpsd.confファイル,およびcluster.confファイル(クラスタ構成の場合)を編集したあと,マシンを再起動します。

前提条件

操作手順

  1. Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  2. 次のコンポーネント間の通信にSSL/TLSを使用している場合は,変更後のホスト名を使用して,管理サーバのサーバ証明書を作成し直します。
    • 管理サーバと管理クライアント(GUI)間
    • 管理サーバと管理クライアント(Device Manager CLI)間
    • Device Manager サーバとReplication Manager サーバ間
    • Tuning Manager サーバとDevice Manager サーバ間
    • 管理サーバとCIM クライアント間
    • 管理サーバとストレージシステム(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00 モデルまたはVSP Fx00 モデル)間
  3. Linuxの場合,/etc/hostsファイルを編集します。
    管理サーバのホスト名を変更後のホスト名に変更します。Linuxの場合は,localhostが記述されている行よりも,上の行に変更後のホスト名を記述してください。
  4. user_httpsd.confファイルを編集します。
    ServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
    • Windowsの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ\Base64\uCPSB\httpsd\conf\user_httpsd.conf
    • Linuxの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ/Base64/uCPSB/httpsd/conf/user_httpsd.conf
    管理サーバと管理クライアントとの通信にTLS/SSLを使用している場合は,さらに次の設定も変更してください。
    • <VirtualHost>タグにホスト名が指定されている場合は,アスタリスク(*)に変更します。
    • <VirtualHost>タグ内のServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
    重要
    httpsd.confファイルおよびhsso_httpsd.confファイルは編集しないでください。
  5. cluster.confファイルを編集します(クラスタ構成の場合だけ)。
    論理ホスト名,実行系ノードのホスト名,待機系ノードのホスト名のうち,該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
    • Windowsの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ\Base64\conf\cluster.conf
    • Linuxの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ/Base64/conf/cluster.conf
  6. 管理サーバのホスト名を変更し,マシンを再起動します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを変更する前に,管理サーバのホスト名を変更していた場合は,ここではマシンの再起動だけを実行してください。
  7. Hitachi Command Suite製品のサービスが起動していることを確認します。
  8. Hitachi Command Suite製品のURLにホスト名を使用している場合は,管理サーバにインストールされている全Hitachi Command Suite製品の設定を変更します。
  9. 運用環境によって,各Hitachi Command Suite製品の設定を見直します。
  10. データベースをバックアップします。
    ホスト名を変更するとバックアップしたデータベースは使用できなくなります。

関連概念

関連タスク

関連参照

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