Hitachi Command Suite システム構成ガイド
変更後のホスト名をHitachi Command Suite製品に反映するには,/etc/hostsファイル(Linuxの場合),user_httpsd.confファイル,およびcluster.confファイル(クラスタ構成の場合)を編集したあと,マシンを再起動します。
- 次の情報の確認
- 変更後の管理サーバのホスト名
ホスト名は128バイト以内である必要があります。Hitachi Command Suite製品では,大文字と小文字は区別されます。
参考
- 事前に管理サーバのホスト名を変更した場合,hostnameコマンドで表示させた変更後のホスト名を控えておいてください。Windows の場合はipconfig /ALLコマンドでも表示できます。
- Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
- 次のコンポーネント間の通信にSSL/TLSを使用している場合は,変更後のホスト名を使用して,管理サーバのサーバ証明書を作成し直します。
- 管理サーバと管理クライアント(GUI)間
- 管理サーバと管理クライアント(Device Manager CLI)間
- Device Manager サーバとReplication Manager サーバ間
- Tuning Manager サーバとDevice Manager サーバ間
- 管理サーバとCIM クライアント間
- 管理サーバとストレージシステム(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00 モデルまたはVSP Fx00 モデル)間
- Linuxの場合,/etc/hostsファイルを編集します。
管理サーバのホスト名を変更後のホスト名に変更します。Linuxの場合は,localhostが記述されている行よりも,上の行に変更後のホスト名を記述してください。- user_httpsd.confファイルを編集します。
ServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。管理サーバと管理クライアントとの通信にTLS/SSLを使用している場合は,さらに次の設定も変更してください。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\Base64\uCPSB\httpsd\conf\user_httpsd.conf- Linuxの場合:
<Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/Base64/uCPSB/httpsd/conf/user_httpsd.conf
- <VirtualHost>タグにホスト名が指定されている場合は,アスタリスク(*)に変更します。
- <VirtualHost>タグ内のServerNameディレクティブの値を変更後のホスト名に変更します。
重要
- httpsd.confファイルおよびhsso_httpsd.confファイルは編集しないでください。
- cluster.confファイルを編集します(クラスタ構成の場合だけ)。
論理ホスト名,実行系ノードのホスト名,待機系ノードのホスト名のうち,該当するホスト名を変更後のホスト名に変更します。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\Base64\conf\cluster.conf- Linuxの場合:
<Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/Base64/conf/cluster.conf- 管理サーバのホスト名を変更し,マシンを再起動します。
Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定ファイルを変更する前に,管理サーバのホスト名を変更していた場合は,ここではマシンの再起動だけを実行してください。- Hitachi Command Suite製品のサービスが起動していることを確認します。
- Hitachi Command Suite製品のURLにホスト名を使用している場合は,管理サーバにインストールされている全Hitachi Command Suite製品の設定を変更します。
- 運用環境によって,各Hitachi Command Suite製品の設定を見直します。
- データベースをバックアップします。
ホスト名を変更するとバックアップしたデータベースは使用できなくなります。
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