Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Device Managerでは,ホスト管理ソフトウェアを経由して各ホストの情報を収集することで,ホストを統合管理できます。
表1-4 Device Managerのホスト管理ソフトウェア
ホスト管理ソフトウェア オープンホスト メインフレームホスト ファイルサーバ 通常ホスト 仮想マシン 仮想化サーバ Host Data Collector※ Y Y Y -- -- Device Managerエージェント※ Y Y -- -- -- Mainframe Agent -- -- -- Y -- ファイルサーバ管理ソフトウェア -- -- -- -- Y
- (凡例)
- Y:サポートしている
- --:サポートしていない
- 注※
- 通常ホストまたは仮想マシンがHost Data CollectorとDevice Managerエージェントの両方の管理対象になっている場合,GUIおよびCLIにはDevice Managerエージェントが取得した情報が優先されて表示されます。
- Host Data Collectorで管理する
Host Data Collectorでは,通常ホスト,仮想マシンおよび仮想化サーバを管理できます。
Device Manager GUIでネットワーク上に存在するホストを探索すると,見つかったホストがDevice Managerに登録されます。
オープンホストを管理する場合,Device Managerのホスト管理ソフトウェアとしてHost Data Collectorを使用することを推奨します。
参考
- Host Data Collectorは,ホスト情報収集のためのモジュールとモジュール実行用のスクリプトを,管理対象ホストの次の場所に転送します。
- Windowsホストの場合:admin$(ファイル共有プロトコル,SMBプロトコルによる通信)
- UNIXホストの場合:/tmp(SSHプロトコルによる通信)
- Host Data Collectorは,転送したモジュール実行用のスクリプトを実行して,管理対象ホストの情報を収集します。
- 管理対象ホストでは,Host Data Collectorによるリモート操作を許可するための環境設定が必要です。
- Device Managerエージェントで管理する
Device Managerエージェントでは,通常ホストおよび仮想マシンを管理できます。
それぞれのホストにDevice Managerエージェントをインストールすると,ホストがDevice Managerに登録されます。- Mainframe Agentで管理する
Mainframe Agentでは,メインフレームホストを管理できます。
Device Manager CLIで,メインフレームホストと,それを管理するMainframe AgentをDevice Managerに登録します。- ファイルサーバ管理ソフトウェアで管理する
ファイルサーバ管理ソフトウェアでは,ファイルサーバを管理できます。
ファイルサーバ管理ソフトウェアで,管理対象のファイルサーバをDevice Managerに登録します。
重要
- Compute Systems Managerを導入している環境では,Compute Systems Managerで登録した通常ホストおよび仮想マシンは,Device Managerにも自動的に登録されます。
- ただし,Compute Systems ManagerからLinuxホストにsuコマンドを利用する方法でアクセスしている場合,Device Managerではsudoコマンドを実行できるように設定する必要があります。sudoコマンドの設定方法については,通常ホストの前提環境について説明している個所を参照してください。
参考
- ホスト管理ソフトウェアの管理対象ホストの詳細については,ソフトウェア添付資料を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.