Hitachi Command Suite インストールガイド

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5.9.2 待機系ノードでHitachi Command Suiteを上書きまたはアップグレードインストールする(Red Hat Enterprise Linuxの場合)

待機系ノードにインストールされているHitachi Command Suiteを上書きまたはアップグレードインストールする場合の手順を次に示します。

前提条件

操作手順

  1. インストール済みのHitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
    サービスの停止については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。
  2. Hitachi Command Suiteを上書きまたはアップグレードインストールします。
  3. Hitachi Command Suite製品のサービスが起動している場合は,サービスを停止します。
    サービスの停止については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。
  4. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスがマシンの起動時に自動的に開始しないようにします。
    Hitachi Command Suiteのインストール先/Base64/bin/hcmds64srv -starttype manual -all
  5. Device ManagerサーバおよびTiered Storage Managerサーバがマシンの起動時に自動的に開始しないようにします。
    次のファイルを別ディレクトリに移動するか,ファイル名を変更します。ファイル名を変更する場合は,変更後のファイル名の先頭文字にKとSを使用しないでください。
    • /etc/rc3.d/S99hicommand(Device Managerの場合)
    • /etc/rc3.d/S99htsmserver(Tiered Storage Managerの場合)
    • /etc/rc5.d/S99hicommand(Device Managerの場合)
    • /etc/rc5.d/S99htsmserver(Tiered Storage Managerの場合)
  6. REST APIを使用する場合は,次の操作を実施します。
    REST APIのクラスタ環境を構築しているかどうかによって,実施する操作が変わります。各操作の詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド」を参照してください。
    REST APIのクラスタ環境を構築する場合
    • REST APIサーバのサービスを停止する
    • 共有ディレクトリ上の環境設定ファイルを待機系ノードにコピーする
    • ストレージシステムの構成変更の通知を利用するための文字列を設定する
    • REST APIサーバのサービスを起動する
    • バージョン情報を取得するAPIを実行して,リクエストが適切に処理されることを確認する
    • REST APIサーバのサービスを停止する
    • 待機系ノードのOS起動時にREST APIのサービスが自動的に起動しないように設定を変更する
    • REST APIのサービスの起動停止を制御するためのスクリプトをクラスタ管理アプリケーションに登録する
    REST APIのクラスタ環境を構築済みの場合
    • REST APIサーバのサービスを停止する
    • ストレージシステムの構成変更の通知を利用するための文字列を設定する
    • REST APIサーバのサービスを起動する
    • バージョン情報を取得するAPIを実行して,リクエストが適切に処理されることを確認する
    • REST APIサーバのサービスを停止する
    • 待機系ノードのOS起動時にREST APIのサービスが自動的に起動しないように設定を変更する
    注※ バージョン8.4.1以前からアップグレードインストールする場合に必要な操作です。

関連概念

関連タスク

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