Hitachi Command Suite インストールガイド
実行系ノードにインストールされているHitachi Command Suiteを上書きまたはアップグレードインストールする場合の手順を次に示します。
- サービスグループからのHitachi Command Suite製品のサービスの削除
- サービスグループが実行系ノードに移動していることを確認します。
サービスグループが移動していない場合は,実行系ノードにサービスグループを移動します。- Hitachi Command Suite製品のサービスが起動している場合は,サービスを停止します。
サービスの停止については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。- Hitachi Command Suiteを上書きまたはアップグレードインストールします。
インストーラーの指示に従って,上書きまたはアップグレードインストール前のデータベースをバックアップしてください。- Hitachi Command Suite製品のサービスが起動している場合は,サービスを停止します。
サービスの停止については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。- 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスがマシンの起動時に自動的に開始しないようにします。
<Hitachi Command Suiteのインストール先>/Base64/bin/hcmds64srv -starttype manual -all- Device ManagerサーバおよびTiered Storage Managerサーバがマシンの起動時に自動的に開始しないようにします。
次のファイルを別ディレクトリに移動するか,ファイル名を変更します。ファイル名を変更する場合は,変更後のファイル名の先頭文字にKとSを使用しないでください。
- /etc/rc3.d/S99hicommand(Device Managerの場合)
- /etc/rc3.d/S99htsmserver(Tiered Storage Managerの場合)
- /etc/rc5.d/S99hicommand(Device Managerの場合)
- /etc/rc5.d/S99htsmserver(Tiered Storage Managerの場合)
- REST APIを使用する場合は,次の操作を実施します。
REST APIのクラスタ環境を構築しているかどうかによって,実施する操作が変わります。各操作の詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド」を参照してください。
REST APIのクラスタ環境を構築する場合REST APIのクラスタ環境を構築済みの場合
- ストレージシステムの構成変更の通知を利用しているときは,ストレージシステムに登録した構成変更の通知先を削除するAPIを実行する
- REST APIサーバのサービスを停止する
- 共有ディスク上にREST API用の共有ディレクトリを作成する
- データベースファイルを共有ディレクトリにコピーする
- REST APIサーバのクラスタ環境を設定する
- 実行系ノードの環境設定ファイルを共有ディレクトリにコピーする
- ストレージシステムの構成変更の通知を利用するための任意の文字列を設定する
- REST APIサーバのサービスを起動する
- バージョン情報を取得するAPIを実行して,リクエストが適切に処理されることを確認する
- REST APIサーバのサービスを停止する
- 実行系ノードのOS起動時にREST APIのサービスが自動的に起動しないように設定を変更する
注※ バージョン8.4.1以前からアップグレードインストールする場合に必要な操作です。
- REST APIサーバのサービスを停止する
- ストレージシステムの構成変更の通知を利用するための任意の文字列を設定する※
- REST APIサーバのサービスを起動する※
- バージョン情報を取得するAPIを実行して,リクエストが適切に処理されることを確認する※
- REST APIサーバのサービスを停止する※
- 実行系ノードのOS起動時にREST APIのサービスが自動的に起動しないように設定を変更する
- 待機系ノードにサービスグループを移動します。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.