Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-01-4X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500の場合,global-active deviceを使用して,2台のストレージシステムのボリューム間でコピーペアを作成できます。
global-active deviceのコピーペアを管理する場合のボリュームの条件を次に示します。
- nondisruptive migrationの機能を利用したデータ移行中のLDEVでないこと
- P-VOLおよびS-VOLのLDEVが同じ仮想ストレージマシンに属していること
- 指定するP-VOLおよびS-VOLのLDEVの情報(ストレージシステムのタイプ,ストレージシステムのシリアル番号,およびデバイス番号)が,ほかのLDEVの仮想情報として登録されていないこと
VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-01-4X-XX/XX以降,80-02-01-XX/XXより前)の場合
- 仮想ストレージマシンのタイプがVSP G1000,G1500,VSP F1500であること
- P-VOLまたはS-VOLのLDEVが属する仮想リソースグループの属性が,次の条件をすべて満たしていること※
- ストレージシステムのタイプと仮想ストレージマシンのタイプが一致
- ストレージシステムのシリアル番号と仮想ストレージマシンのシリアル番号が一致
- 注※
- S-VOLが条件を満たしている場合は,P-VOLの仮想LDEVの情報(仮想SSIDおよび仮想CVS)とS-VOLのLDEVの情報(SSIDおよびCVS)も同じである必要があります。SSIDについては各ストレージシステムに対応するマニュアルを参照してください。
- DPボリュームであること
VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-02-01-XX/XX以降),VSP G1500,またはVSP F1500の場合
- 仮想ストレージマシンのタイプが次のどれかであること
- VSP G1000,G1500,VSP F1500
- Virtual Storage Platform
- Universal Storage Platform V/VM
- Hitachi USP
- HUS VM※
注※
VSP G1000の場合,マイクロコードのバージョンが80-03-3X-XX/XX以降である必要があります。- S-VOLのLDEVが属する仮想リソースグループの属性が,次の条件をすべて満たしている場合は,P-VOLの仮想LDEVの情報(仮想SSIDおよび仮想CVS)とS-VOLのLDEVの情報(SSIDおよびCVS)も同じである必要があります。SSIDについては各ストレージシステムに対応するマニュアルを参照してください。
- ストレージシステムのタイプと仮想ストレージマシンのタイプが一致
- ストレージシステムのシリアル番号と仮想ストレージマシンのシリアル番号が一致
- P-VOLとS-VOLのボリュームの種別(DPボリューム,内部ボリューム,または外部ボリューム)が同じであること
ボリュームの種別を確認するには,「5.20 LDEVインスタンス」を参照してください。
- 仮想LDEVの場合,仮想デバイス番号が登録されていること
- 仮想LDEVの操作モードが0(通常のボリューム)であること
- TrueCopy Sync,Universal Replicator,またはglobal-active deviceのペアボリュームでないこと
- LDEVに仮想デバイス番号が登録されていないこと
- 仮想LDEVの操作モードが32(global-active deviceのS-VOL用に予約されているボリューム)であること
- P-VOLの仮想LDEVの仮想デバイス番号が,S-VOL側で使用されていないこと
例:P-VOLの仮想LDEVの仮想デバイス番号が100の場合
- S-VOL側にある仮想LDEV(デバイス番号:100)の仮想デバイス番号が削除されていること
- S-VOL側にあるほかの仮想LDEVが仮想デバイス番号100を使用していないこと
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