Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


4.6.2 AddReplication

AddReplicationコマンドは,コピーペアを作成します。

ここでは,ShadowImage,TrueCopy Sync,TrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,Universal Replicator,またはglobal-active deviceに対するコピーペアを作成する場合について説明します。コピーペアを作成すると,ホストに含まれるRAID Managerの構成定義ファイルが書き換えられます。

Thin Imageのコピーペアを作成する場合は,「4.6.3 AddReplication(Thin Imageの場合)」を参照してください。

重要
  • このコマンドは,Hitachi SMSでは使用できません。
  • Device Managerでは,1つのHORCMインスタンスにP-VOLとS-VOLが混在している構成をサポートしていません。HORCMインスタンス内のすべてのボリュームが,P-VOLまたはS-VOLのどちらか一方になるように構成してください。
  • フォーマット済みのLDEVを必ず指定してください。未フォーマットのLDEVを指定したとき,コピーペアは作成されません。フォーマット済みかどうか確認するには,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,またはHUS VMでは,GetStorageArrayコマンドで確認してください。HUS100またはHitachi AMS2000/AMS/WMSでは,ストレージシステムの管理ツールを使用して確認してください。
  • 容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームを指定してコピーペアを作成する場合,コピーの性能やホストのI/O性能が低下するおそれがあります。詳細については,ご使用のストレージシステムの各コピー機能に関するマニュアルを参照してください。
  • VSP G1000の場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-02-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-03-0X-XX/XX以降である必要があります。
  • VSP Gx00モデルの場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-02-0X-XX/XX以降である必要があります。
  • Power Savingを有効にしているHUS100またはHitachi AMS2000/AMS/WMSでコピーペアを作成する場合,スピンアップ状態のパリティグループに属するLUを指定してください。操作対象のLUが属するパリティグループがスピンダウン状態の場合は,スピンアップ状態にしてから実行してください。パリティグループの状態を確認する場合,パリティグループをスピンアップ状態にする場合は,Storage Navigator ModularまたはStorage Navigator Modular 2を使用してください。
  • ShadowImageのコピーペアとして,P-VOLが通常ボリュームかつS-VOLがHDPボリュームの構成は推奨しません。
  • Copy-on-Write Snapshotのコピーペアを作成した場合,ペアボリュームの状態はPAIRになったあとPSUSになります。
  • HDPボリュームと通常ボリュームでTrueCopyまたはUniversal Replicatorのコピーペアを作成する場合,ストレージシステムのマイクロコードのバージョンによっては作成できないことがあります。HDPボリュームと通常ボリュームから成るコピーペアを作成するためのマイクロコードのバージョンについては,TrueCopyまたはUniversal Replicatorのマニュアルを参照してください。
  • 3DCデルタリシンク構成(global-active device,Universal Replicator,デルタリシンク用のUniversal Replicatorを使用した構成)を作成するには,パラメーターpairoptionを使用します。
    global-active deviceのコピーペアにコンシステンシーグループのIDを設定してください(pairoption=ctg)。パラメーター値ctgは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-02-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降),またはVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合に指定できます。
    Universal Replicatorのデルタリシンクペアは,pairoption=suspendを指定して作成してください。パラメーター値suspendは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-02-4X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP G800(マイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降),VSP F800(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降),VSP G900,またはVSP F900の場合に指定できます。
    global-active device,Universal Replicator,およびデルタリシンク用Universal Replicatorのすべてのペアは,物理IDで構成定義ファイルに定義されている必要があります。
  • Hitachi AMS/WMSのボリュームをP-VOLとしてTrueCopyAsyncのコピーペアを作成する場合,S-VOLに指定したボリュームがあるストレージシステムに,データプールのプールID0および1があることを確認してください。このとき,ストレージシステムによっては,ストレージシステムの管理ツールで1と表示されるデータプールの番号が,Device Manager CLI(PoolインスタンスのpoolID属性)では16と表示されることがあります。Device Manager CLIでの表示については,「5.37 Poolインスタンス」を参照してください。
  • HUS100およびHitachi AMS2000/AMS/WMSの場合,TrueCopyAsyncとCopy-on-Write Snapshotでカスケード構成にするときには,TrueCopyAsyncのコピーペアの状態をSplitにしてからCopy-on-Write Snapshotのコピーペアを作成してください。コピーペアの状態がPairだと,Copy-on-Write Snapshotのコピーペアの作成に失敗します。
  • 複数のglobal-active deviceのコピーペアを作成する場合,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。

global-active deviceのコピーペアを作成する場合の条件

コピーペアを作成する場合の条件については,「付録C. global-active deviceのコピーペアに使用するボリュームについて」を参照してください。

書式

コピーペアの作成には,次の3とおりの方法があります。

パラメーター

表4-126 AddReplicationコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
replicationgroupid 任意 コピーグループ番号
方法1の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
方法2または方法3の場合,このパラメーターは指定しないでください。このパラメーターを指定すると,方法1と見なされます。
groupname 任意 RAID Managerで使用されるグループ名
グループ名には最大31バイト指定できます。符号(#)またはハイフン(-)から始まるグループ名は指定できません。
グループ名に使用できる文字は,RAID Managerでの規則に従ってください。
省略した場合,グループ名は自動生成されます。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
pvolhostid 任意 P-VOLを認識するホストのID
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
pvolinstancenum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
pvolportnum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。
  • Solaris:065535の整数
  • AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:165535の整数
方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
svolhostid 任意 S-VOLを認識するホストのID
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
svolinstancenum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
svolportnum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。
  • Solaris:065535の整数
  • AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:165535の整数
方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
パラメーターreplicationgroupidを指定している場合,このパラメーターは無視されます。
pvolarraytype 必須 P-VOLを含むストレージシステムのタイプ
pvolserialnum 必須 P-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号
pvoldevnum 必須 P-VOLのデバイス番号

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
pvolportid 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
pvolportname 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
pvolpoolid 任意 P-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID

Copy-on-Write Snapshotの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100の場合,次のデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号
- TrueCopy AsyncのP-VOLまたはS-VOLとして使用しているデバイス番号

TrueCopy Asyncの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。

Universal Replicatorの場合:
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
confpvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
confpvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
svolarraytype 必須 S-VOLを含むストレージシステムのタイプ
svolserialnum 必須 S-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号
svoldevnum 必須 S-VOLのデバイス番号

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
svolportid 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
svolportname 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
svolpoolid 任意 S-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID

TrueCopy Asyncの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターsvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。

Universal Replicatorの場合:
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
confsvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
confsvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
replicationfunction 必須 コピーペアで実行される操作のタイプ
指定できる値は次のとおりです。
  • ShadowImage:ShadowImage
  • TrueCopySync:TrueCopy
  • TrueCopyAsync:TrueCopy Async
  • QuickShadow:Copy-on-Write Snapshot
  • UniversalReplicator:Universal Replicator
  • global-activedevice:global-active device
munum 任意 P-VOLのMU番号
このパラメーターはUniversal Replicatorまたはglobal-active deviceの場合にだけ指定できます。
このパラメーターを指定しない場合,Device Managerが自動的に値を指定します。
fencelevel 任意 P-VOLのフェンスレベル
TrueCopy Syncの場合,指定できる値は次のとおりです。
  • Never:MCUがS-VOLペアの状態をサスペンド状態に変更できる場合でも,P-VOLへのホストの書き込み要求が拒否されません。
  • Data:更新コピーの失敗時に,P-VOLへのホストの書き込み要求が拒否されます。
  • Status:VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VMの場合に,MCUがS-VOLペアの状態をサスペンド状態に変更できないときだけP-VOLへのホストの書き込み要求が拒否されます。
global-active deviceの場合,指定できる値はNeverだけです。
TrueCopy Syncおよびglobal-active deviceの場合,このパラメーターを省略すると,Neverが設定されます。それ以外の場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
copytracksize 任意 コピーペース(イニシャルコピー中に一度にコピーされるトラック数)
指定できる値は115までの整数です。
省略した場合は,次の値が設定されます。
  • VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VMの場合:3
  • HUS100およびHitachi AMS2000/AMS/WMSの場合:15
replicationfunctionパラメーターでQuickShadowまたはUniversalReplicatorを指定した場合,このパラメーターは無視されます。
quorumdiskid 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
QuorumディスクのID
global-active deviceの場合,このパラメーターは必ず指定してください。
指定するQuorumディスクのIDが,P-VOLおよびS-VOLのストレージシステムに登録されている必要があります。
指定できる値は0~31までの整数です。
pairoption 任意 コピーペア作成時のオプション
  • ctg:global-active deviceの場合で,コンシステンシーグループのIDを設定したいときに指定します。
    このパラメーター値は,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合だけ指定できます。
  • suspend:TrueCopyまたはglobal-active deviceと組み合わせたUniversal Replicatorのデルタリシンクペアを作成するときに指定します。
    このパラメーター値は,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP G800,VSP F800,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHitachi USPの場合だけ指定できます。ただし,global-active deviceと組み合わせたデルタリシンクペアの作成時に,このパラメーター値を指定できるのは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP G800,VSP F800,VSP G900,およびVSP F900だけです。
ctgid 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
コンシステンシーグループのID
global-active deviceの場合で,パラメーターpairoptionctgを指定したときにコンシステンシーグループのIDを指定します。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-02-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降),およびVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合だけ指定できます。
  • VSP 5000シリーズ:01023
  • VSP G1000,G1500,VSP F1500:0255
  • VSP G100,G200:015
  • VSP G150:031
  • VSP G400,G600,VSP F400,F600:063
  • VSP G350,G370,G700,G800,VSP F350,F370,F700,F800:0127
  • VSP G900,VSP F900:0255
ほかのコピーグループで,すでに使用されているコンシステンシーグループのIDは指定できません。また,コピーグループ内のコンシステンシーグループIDはすべて同じになるように指定してください。
方法1:
  • このパラメーターを省略した場合,コピーグループ内のほかのコピーペアにすべて同じコンシステンシーグループIDが設定されていれば,同じIDが自動で設定されます。
  • コピーグループ内のほかのコピーペアにコンシステンシーグループIDが設定されていない場合,このパラメーターを必ず指定してください。
方法2または方法3:
  • このパラメーターを省略した場合,未使用のコンシステンシーグループのIDが自動で設定されます。

事前に取得するパラメーター値

事前に取得するパラメーター値は,コピーペアの作成方法によって異なります。

表4-127 パラメーター値の取得方法(AddReplicationコマンド)

項番 取得方法
1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
replicationgroupid
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ReplicationGroupの配下にreplicationGroupID値が表示されます。
groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。replicationGroupID値がreplicationgroupidに対応します。
1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
replicationgroupid
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの下にhorcmVcmdSpecified値が,An instance of ReplicationGroupの下にreplicationGroupID値が表示されます。
  • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。replicationGroupID値がreplicationgroupidに対応します。
  • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。replicationGroupID値がreplicationgroupidに対応します。
2
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値がパラメーターpvolhostidまたはsvolhostidに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    パラメーターpvolhostidを取得するには,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
    パラメーターsvolhostidを取得するには,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値は,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターpvolhostidに,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターsvolhostidに対応します。
3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,validinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    valid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,validinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
    instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
4
パラメーター名:
pvoldevnum
svoldevnum
GetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of LogicalUnitの配下にobjectID値(論理ユニットのオブジェクトID)devNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,P-VOLとなるAn instance of LogicalUnitを参照してください。devNum値がパラメーターpvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,S-VOLとなるAn instance of LogicalUnitdevNum値がパラメーターsvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
5
パラメーター名:
pvolarraytype
pvolserialnum
svolarraytype
svolserialnum
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターobjectIDにP-VOLまたはS-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトID(項番4で控えたobjectID値)を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果には,指定したobjectIDAn instance of LogicalUnitに表示されています。objectIDが表示されているAn instance of LogicalUnitを含むAn instance of StorageArray配下のarrayType値,displayArrayType値,serialNumber値を参照してください。
P-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,arrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターpvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターpvolserialnumに対応します。
S-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,同様にarrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターsvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターsvolserialnumに対応します。
このとき,作成するコピーペアのタイプがTrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,またはUniversal Replicatorのときは,パラメーターpvolarraytypepvolserialnumsvolarraytypesvolserialnumの値を控えておいてください。
6
パラメーター名:
pvolpoolid
svolpoolid
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドのパラメーターsubtargetに「Pool」を,パラメーターmodelにモデル名を,パラメーターserialnumにシリアル番号を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドの実行結果には,An instance of Pool配下にpoolFunctionpoolID値が表示されます。
項番5で控えたpvolarraytypepvolserialnumをパラメーターmodelserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターpvolpoolidに対応します。
項番5で控えたsvolarraytypesvolserialnumをパラメーターmodelserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターsvolpoolidに対応します。
7
パラメーター名:
confpvolserialnum
confpvoldevnum
confsvolserialnum
confsvoldevnum
GetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」,lusubinfoに「LDEV」,およびldevsubinfoに「VLDEV」を指定し,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of VLDEV配下にvSerialNumber値およびvDevNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfpvolserialnumに,vDevNum値がconfpvoldevnumに対応します。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfsvolserialnumに,vDevNum値がconfsvoldevnumに対応します。
8
パラメーター名:
ctgid
GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)コマンドのパラメーターsubtargetに「ReplicationInfo」,パラメーターmodelにモデル名,パラメーターserialnumにシリアル番号を指定して実行します。実行結果には,An instance of ReplicationInfo配下にctgID値が表示されます。このctgID値がパラメーターctgidに対応します。

コマンド実行例1

この例では,構成定義ファイルにある既存のコピーグループ(コピーグループ番号:1)にShadowImageのコピーペアを作成します。P-VOLおよびS-VOLは,同じストレージシステム(モデル:VSP,シリアル番号:53039)に属します。P-VOLのデバイス番号には3509を,S-VOLのデバイス番号には3510を指定します。

HiCommandCLI AddReplication -o "D:\logs\AddReplication.log" "replicationgroupid=1" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3509" "pvolportid=1" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3510" "svolportid=1" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果1

RESPONSE:
An instance of ReplicationGroup
  objectID=REPGROUP.1
  replicationGroupID=1
  groupName=HCMD-CG0000
  pvolHostID=11
  pvolInstanceNumber=152
  pvolPortNumber=4,000
  pvolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  pvolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  svolHostID=11
  svolInstanceNumber=153
  svolPortNumber=4,001
  svolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  svolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  replicationFunction=ShadowImage
  copyTrackSize=3
  List of 1 ReplicationInfo elements:
    An instance of ReplicationInfo
      objectID=REPINFO.53039.3509.53039.3510
      pairName=HCMD-CP0002
      pvolSerialNumber=53039
      pvolArrayType=R700
      pvolDevNum=3,509
      displayPvolDevNum=00:0D:B5
      pvolPoolID=-1
      svolSerialNumber=53039
      svolArrayType=R700
      svolDevNum=3,510
      displaySvolDevNum=00:0D:B6
      svolPoolID=-1
      replicationFunction=ShadowImage
      status=8
      muNumber=0
      copyTrackSize=3
      splitTime=-1
      remotePathGroupID=-1
      pvolMngAreaPoolID=-1
      svolMngAreaPoolID=-1
      snapshotGroupID=-1
      confPvolDevNum=-1
      confSvolDevNum=-1
      quorumDiskID=-1
      pvolIOMode=-1
      svolIOMode=-1
      ctgID=-1
      deltaStatus=-1

コマンド実行例2

この例では,既存の構成定義ファイルに新規にコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアを作成します。ボリュームを認識するホストのIDは,P-VOLおよびS-VOLともに11です。HORCMのインスタンス番号はP-VOLが152,S-VOLが153です。P-VOLおよびS-VOLは,同じストレージシステム(モデル:VSP,シリアル番号:53039)に属します。P-VOLのデバイス番号には3121を,S-VOLのデバイス番号には3122を指定します。

HiCommandCLI AddReplication -o "D:\logs\AddReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "pvolportnum=4000" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "svolportnum=4001" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3121" "pvolportid=1" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3122" "svolportid=1" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果2

RESPONSE:
An instance of ReplicationGroup
  objectID=REPGROUP.2
  replicationGroupID=2
  groupName=HCMD-CG0001
  pvolHostID=11
  pvolInstanceNumber=152
  pvolPortNumber=4,000
  pvolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  pvolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  svolHostID=11
  svolInstanceNumber=153
  svolPortNumber=4,001
  svolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  svolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  replicationFunction=ShadowImage
  copyTrackSize=3
  List of 1 ReplicationInfo elements:
    An instance of ReplicationInfo
      objectID=REPINFO.53039.3121.53039.3122
      pairName=HCMD-CP0001
      pvolSerialNumber=53039
      pvolArrayType=R700
      pvolDevNum=3,121
      displayPvolDevNum=00:0C:31
      pvolPoolID=-1
      svolSerialNumber=53039
      svolArrayType=R700
      svolDevNum=3,122
      displaySvolDevNum=00:0C:32
      svolPoolID=-1
      replicationFunction=ShadowImage
      status=8
      muNumber=0
      copyTrackSize=3
      splitTime=-1
      remotePathGroupID=-1
      pvolMngAreaPoolID=-1
      svolMngAreaPoolID=-1
      snapshotGroupID=-1
      confPvolDevNum=-1
      confSvolDevNum=-1
      quorumDiskID=-1
      pvolIOMode=-1
      svolIOMode=-1
      ctgID=-1
      deltaStatus=-1

コマンド実行例3

この例では,新規に構成定義ファイルとコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアを作成します。ボリュームを認識するホストのIDは,P-VOLおよびS-VOLともに11です。HORCMのインスタンス番号はP-VOLが152,S-VOLが153です。HORCMインスタンスのポート番号は,P-VOLが4000,S-VOLが4001です。P-VOLおよびS-VOLは,同じストレージシステム(モデル:VSP,シリアル番号:53039)に属します。P-VOLのデバイス番号には1531を,S-VOLのデバイス番号には1532を指定します。

HiCommandCLI AddReplication -o "D:\logs\AddReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "pvolportnum=4000" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "svolportnum=4001" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=1531" "pvolportid=1" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=1532" "svolportid=1" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果3

RESPONSE:
An instance of ReplicationGroup
  objectID=REPGROUP.1
  replicationGroupID=1
  groupName=HCMD-CG0000
  pvolHostID=11
  pvolInstanceNumber=152
  pvolPortNumber=4,000
  pvolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  pvolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  svolHostID=11
  svolInstanceNumber=153
  svolPortNumber=4,001
  svolHORCMMONHostName=10.197.151.93
  svolHORCMINSTHostName=10.197.151.93
  replicationFunction=ShadowImage
  copyTrackSize=3
  List of 1 ReplicationInfo elements:
    An instance of ReplicationInfo
      objectID=REPINFO.53039.1531.53039.1532
      pairName=HCMD-CP0000
      pvolSerialNumber=53039
      pvolArrayType=R700
      pvolDevNum=1,531
      displayPvolDevNum=00:05:FB
      pvolPoolID=-1
      svolSerialNumber=53039
      svolArrayType=R700
      svolDevNum=1,532
      displaySvolDevNum=00:05:FC
      svolPoolID=-1
      replicationFunction=ShadowImage
      status=8
      muNumber=0
      copyTrackSize=3
      splitTime=-1
      remotePathGroupID=-1
      pvolMngAreaPoolID=-1
      svolMngAreaPoolID=-1
      snapshotGroupID=-1
      confPvolDevNum=-1
      confSvolDevNum=-1
      quorumDiskID=-1
      pvolIOMode=-1
      svolIOMode=-1
      ctgID=-1
      deltaStatus=-1

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.