Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.6.1 AddConfigFileForReplication

AddConfigFileForReplicationコマンドは,ShadowImage,TrueCopy Sync,TrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,Universal Replicator,およびglobal-active deviceに対するコピーペアを作成するためのRAID Managerの構成定義ファイルを作成します。

重要
  • このコマンドは,Hitachi SMSでは使用できません。
  • Thin Imageに対する操作はできません。
  • Device Managerでは,1つのHORCMインスタンスにP-VOLとS-VOLが混在している構成をサポートしていません。HORCMインスタンス内のすべてのボリュームが,P-VOLまたはS-VOLのどちらか一方になるように構成してください。
  • 容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームを指定してコピーペアを作成する場合,コピーの性能やホストのI/O性能が低下するおそれがあります。詳細については,ご使用のストレージシステムの各コピー機能に関するマニュアルを参照してください。
  • VSP G1000の場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-02-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-03-0X-XX/XX以降である必要があります。
  • VSP Gx00モデルの場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-02-0X-XX/XX以降である必要があります。
  • Hitachi AMS/WMSのボリュームをP-VOLとしてTrueCopyAsyncのコピーペアを作成する場合,S-VOLに指定したボリュームがあるストレージシステムに,データプールのプールID0および1があることを確認してください。このとき,ストレージシステムによっては,ストレージシステムの管理ツールで1と表示されるデータプールの番号が,Device Manager CLI(PoolインスタンスのpoolID属性)では16と表示されることがあります。Device Manager CLIでの表示については,「5.37 Poolインスタンス」を参照してください。
  • HUS100およびHitachi AMS2000/AMS/WMSの場合,TrueCopyAsyncとCopy-on-Write Snapshotでカスケード構成にするときには,TrueCopyAsyncのコピーペアの状態をSplitにしてからCopy-on-Write Snapshotのコピーペアを作成してください。コピーペアの状態がPairだと,Copy-on-Write Snapshotのコピーペアの作成に失敗します。
  • 複数のglobal-active deviceのコピーペアに対する構成定義ファイルを作成する場合,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。

global-active deviceのコピーペアに対する構成定義ファイルを作成する場合の条件

構成定義ファイルを作成する場合の条件については,「付録C. global-active deviceのコピーペアに使用するボリュームについて」を参照してください。

書式

作成方法は,次の3とおりの方法があります。

パラメーター

表4-124 AddConfigFileForReplicationコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
groupname 任意 RAID Managerで使用されるグループ名
指定できる文字数は31バイトまでです。符号(#)またはハイフン(-)で始まる名前は指定できません。
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループ名を指定します。方法1の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
省略した場合,グループ名は自動生成されます。
pvolhostid 必須 P-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのP-VOLのホストIDを指定します。
pvolinstancenum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのP-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
pvolportnum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。
  • Solaris:065535の整数
  • AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:165535の整数
方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
svolhostid 必須 S-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのS-VOLのホストIDを指定します。
svolinstancenum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのS-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
svolportnum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。
  • Solaris:065535の整数
  • AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:165535の整数
方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
pvolarraytype 必須 P-VOLを含むストレージシステムのタイプ
pvolserialnum 必須 P-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号
pvoldevnum 必須 P-VOLのデバイス番号

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
pvolportid 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
pvolportname 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
pvolpoolid 任意 P-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID

Copy-on-Write Snapshotの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100の場合,次のデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号
- TrueCopy AsyncのP-VOLまたはS-VOLとして使用しているデバイス番号

TrueCopy Asyncの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。

Universal Replicatorの場合:
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
confpvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
confpvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
svolarraytype 必須 S-VOLを含むストレージシステムのタイプ
svolserialnum 必須 S-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号
svoldevnum 必須 S-VOLのデバイス番号

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
svolportid 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
svolportname 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
svolpoolid 任意 S-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID

TrueCopy Asyncの場合:
このパラメーターは必ず指定してください。
ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターsvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。

Universal Replicatorの場合:
方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
confsvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
confsvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)
S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。
replicationfunction 必須 コピーペアで実行される操作のタイプ
指定できる値は次のとおりです。
  • ShadowImage:ShadowImage
  • TrueCopySync:TrueCopy
  • TrueCopyAsync:TrueCopy Async
  • QuickShadow:Copy-on-Write Snapshot
  • UniversalReplicator:Universal Replicator
  • global-activedevice:global-active device
munum 任意 P-VOLのMU番号
このパラメーターはUniversal Replicatorまたはglobal-active deviceの場合にだけ指定できます。
Universal Replicatorまたはglobal-active deviceでこのパラメーターを指定しない場合,作成した構成定義ファイルのMU番号に1が設定されます。
ShadowImageまたはCopy-on-Write Snapshotの場合,作成した構成定義ファイルのMU番号に0が設定されます。なお,TrueCopyの場合,MU番号は必要でないため,構成定義ファイルのMU番号は設定されません。
pairoption 任意 コピーペア作成時のオプション
TrueCopyを使用したUniversal Replicatorのデルタリシンクペアを作成する場合,パラメーター値にsuspendを指定します。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP G800,VSP F800,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHitachi USPの場合だけ指定できます。

事前に取得するパラメーター値

事前に取得するパラメーター値は,構成定義ファイルを作成する方法によって異なります。

表4-125 パラメーター値の取得方法(AddConfigFileForReplicationコマンド)

項番 取得方法
1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupname
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値,pvolHostID値,pvolInstanceNumber値,svolHostID値,svolInstanceNumber値が表示されます。groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。実行結果とパラメーターの対応を次に示します。
  • pvolHostID値:パラメーターpvolhostid
  • pvolInstanceNumber値:パラメーターpvolinstancenum
  • svolHostID値:パラメーターsvolhostid
  • svolInstanceNumber値:パラメーターsvolinstancenum
1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupname
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの下にhorcmVcmdSpecified値が,An instance of ReplicationGroupの下にgroupName値,pvolHostID値,pvolInstanceNumber値,svolHostID値,svolInstanceNumber値が表示されます。
  • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。
  • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。
実行結果とパラメーターの対応を次に示します。
  • pvolHostID値:パラメーターpvolhostid
  • pvolInstanceNumber値:パラメーターpvolinstancenum
  • svolHostID値:パラメーターsvolhostid
  • svolInstanceNumber値:パラメーターsvolinstancenum
2
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値がパラメーターpvolhostidまたはsvolhostidに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    パラメーターpvolhostidを取得するには,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
    パラメーターsvolhostidを取得するには,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値は,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターpvolhostidに,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターsvolhostidに対応します。
3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupname
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalidinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
    An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを1つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalidinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
    valid値に「1」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。P-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    このとき,対象のグループ名(groupName値)を控えておいてください。
    次に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。そのinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupname
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの下にvalid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの下にgroupName値が表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。
    P-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    このとき,対象のグループ名(groupName値)を控えておいてください。
    次に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。
    そのinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
4
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,validinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    valid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,validinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
4
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
GetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
  • 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
    一括で管理しているホストを指定します。
    GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
    それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
  • 各ホストでコピーペアを管理している場合
    最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
    instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
    同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
    • 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
    • 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
5
パラメーター名:
pvoldevnum
svoldevnum
GetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of LogicalUnitの配下にobjectID値(論理ユニットのオブジェクトID)devNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,P-VOLとなるAn instance of LogicalUnitを参照してください。devNum値がパラメーターpvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,S-VOLとなるAn instance of LogicalUnitdevNum値がパラメーターsvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
6
パラメーター名:
pvolarraytype
pvolserialnum
svolarraytype
svolserialnum
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターobjectIDにP-VOLまたはS-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトID(項番5で控えたobjectID値)を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果には,指定したobjectIDAn instance of LogicalUnitに表示されています。objectIDが表示されているAn instance of LogicalUnitを含むAn instance of StorageArray配下のarrayType値,displayArrayType値,serialNumber値を参照してください。
P-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,arrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターpvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターpvolserialnumに対応します。
S-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,同様にarrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターsvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターsvolserialnumに対応します。
このとき,作成するコピーペアのタイプがTrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,またはUniversal Replicatorのときは,パラメーターpvolarraytypepvolserialnumsvolarraytypesvolserialnumの値を控えておいてください。
7
パラメーター名:
pvolpoolid
svolpoolid
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドのパラメーターsubtargetに「Pool」を,パラメーターmodelにモデル名を,パラメーターserialnumにシリアル番号を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドの実行結果には,An instance of Pool配下にpoolFunctionpoolID値が表示されます。
項番6で控えたpvolarraytypepvolserialnumをパラメーターmodelserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターpvolpoolidに対応します。
項番6で控えたsvolarraytypesvolserialnumをパラメーターmodelserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターsvolpoolidに対応します。
8
パラメーター名:
confpvolserialnum
confpvoldevnum
confsvolserialnum
confsvoldevnum
GetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」,lusubinfoに「LDEV」,およびldevsubinfoに「VLDEV」を指定し,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of VLDEV配下にvSerialNumber値およびvDevNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfpvolserialnumに,vDevNum値がconfpvoldevnumに対応します。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfsvolserialnumに,vDevNum値がconfsvoldevnumに対応します。

コマンド実行例1

この例では,構成定義ファイルにある既存のコピーグループ(グループ名:HCMD-CG0000)にShadowImageのコピーペアの定義を追加します。

HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "groupname=HCMD-CG0000" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3509" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3510" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果1

RESPONSE:
(Command completed; empty list returned)

コマンド実行例2

この例では,既存の構成定義ファイルに新規にコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアの定義を追加します。

HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3121" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3122" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果2

RESPONSE:
(Command completed; empty list returned)

コマンド実行例3

この例では,新規に構成定義ファイルとコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアの定義を追加します。

HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "pvolportnum=4000" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "svolportnum=4001" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=1531" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=1532" "replicationfunction=ShadowImage"

コマンド実行結果3

RESPONSE:
(Command completed; empty list returned)

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