Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
AddConfigFileForReplicationコマンドは,ShadowImage,TrueCopy Sync,TrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,Universal Replicator,およびglobal-active deviceに対するコピーペアを作成するためのRAID Managerの構成定義ファイルを作成します。
重要
- このコマンドは,Hitachi SMSでは使用できません。
- Thin Imageに対する操作はできません。
- Device Managerでは,1つのHORCMインスタンスにP-VOLとS-VOLが混在している構成をサポートしていません。HORCMインスタンス内のすべてのボリュームが,P-VOLまたはS-VOLのどちらか一方になるように構成してください。
- 容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームを指定してコピーペアを作成する場合,コピーの性能やホストのI/O性能が低下するおそれがあります。詳細については,ご使用のストレージシステムの各コピー機能に関するマニュアルを参照してください。
- VSP G1000の場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-02-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが80-03-0X-XX/XX以降である必要があります。
- VSP Gx00モデルの場合,4TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降である必要があります。60TBを超えるDPボリュームを指定するときは,マイクロコードのバージョンが83-02-0X-XX/XX以降である必要があります。
- Hitachi AMS/WMSのボリュームをP-VOLとしてTrueCopyAsyncのコピーペアを作成する場合,S-VOLに指定したボリュームがあるストレージシステムに,データプールのプールID0および1があることを確認してください。このとき,ストレージシステムによっては,ストレージシステムの管理ツールで1と表示されるデータプールの番号が,Device Manager CLI(PoolインスタンスのpoolID属性)では16と表示されることがあります。Device Manager CLIでの表示については,「5.37 Poolインスタンス」を参照してください。
- HUS100およびHitachi AMS2000/AMS/WMSの場合,TrueCopyAsyncとCopy-on-Write Snapshotでカスケード構成にするときには,TrueCopyAsyncのコピーペアの状態をSplitにしてからCopy-on-Write Snapshotのコピーペアを作成してください。コピーペアの状態がPairだと,Copy-on-Write Snapshotのコピーペアの作成に失敗します。
- 複数のglobal-active deviceのコピーペアに対する構成定義ファイルを作成する場合,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。
global-active deviceのコピーペアに対する構成定義ファイルを作成する場合の条件
構成定義ファイルを作成する場合の条件については,「付録C. global-active deviceのコピーペアに使用するボリュームについて」を参照してください。
作成方法は,次の3とおりの方法があります。
- 方法1:構成定義ファイルにある既存のグループにコピーペアの定義を追加します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] groupname=コピーグループ名 pvolhostid=ホストID pvolinstancenum=インスタンス番号 svolhostid=ホストID svolinstancenum=インスタンス番号 pvolarraytype=タイプ pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] [confpvolserialnum=シリアル番号] [confpvoldevnum=デバイス番号] svolarraytype=タイプ svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] [confsvolserialnum=シリアル番号] [confsvoldevnum=デバイス番号] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator|global-activedevice} [munum=MU番号] [pairoption=suspend]- 方法2:構成定義ファイルにグループを追加し,そのグループにコピーペアの定義を追加します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] [groupname=コピーグループ名] pvolhostid=ホストID pvolinstancenum=インスタンス番号 [pvolportnum=ポート番号] svolhostid=ホストID svolinstancenum=インスタンス番号 [svolportnum=ポート番号] pvolarraytype=タイプ pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] [confpvolserialnum=シリアル番号] [confpvoldevnum=デバイス番号] svolarraytype=タイプ svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] [confsvolserialnum=シリアル番号] [confsvoldevnum=デバイス番号] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator|global-activedevice} [munum=MU番号] [pairoption=suspend]- 方法3:新しく構成定義ファイルを作成します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] [groupname=コピーグループ名] pvolhostid=ホストID [pvolinstancenum=インスタンス番号] pvolportnum=ポート番号 svolhostid=ホストID [svolinstancenum=インスタンス番号] svolportnum=ポート番号 pvolarraytype=タイプ pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] [confpvolserialnum=シリアル番号] [confpvoldevnum=デバイス番号] svolarraytype=タイプ svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] [confsvolserialnum=シリアル番号] [confsvoldevnum=デバイス番号] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator|global-activedevice} [munum=MU番号] [pairoption=suspend]表4-124 AddConfigFileForReplicationコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 groupname 任意 RAID Managerで使用されるグループ名
指定できる文字数は31バイトまでです。符号(#)またはハイフン(-)で始まる名前は指定できません。
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループ名を指定します。方法1の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
省略した場合,グループ名は自動生成されます。pvolhostid 必須 P-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのP-VOLのホストIDを指定します。pvolinstancenum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのP-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。pvolportnum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
- Solaris:0~65535の整数
- AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:1~65535の整数
svolhostid 必須 S-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのS-VOLのホストIDを指定します。svolinstancenum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,構成定義ファイルにあるグループのS-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。svolportnum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
- Solaris:0~65535の整数
- AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:1~65535の整数
pvolarraytype 必須 P-VOLを含むストレージシステムのタイプ pvolserialnum 必須 P-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号 pvoldevnum 必須 P-VOLのデバイス番号 実行結果は10進数で出力されます。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
pvolportid 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。pvolportname 任意 P-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。pvolpoolid 任意 P-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
- Copy-on-Write Snapshotの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100の場合,次のデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- - Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号
- - TrueCopy AsyncのP-VOLまたはS-VOLとして使用しているデバイス番号
- TrueCopy Asyncの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Universal Replicatorの場合:
- 方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
confpvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionにglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。confpvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)P-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionにglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfpvolserialnumおよびconfpvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。svolarraytype 必須 S-VOLを含むストレージシステムのタイプ svolserialnum 必須 S-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号 svoldevnum 必須 S-VOLのデバイス番号 実行結果は10進数で出力されます。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
svolportid 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。svolportname 任意 S-VOLパスを管理する構成定義ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。svolpoolid 任意 S-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
- TrueCopy Asyncの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターsvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Universal Replicatorの場合:
- 方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
confsvolserialnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのシリアル番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想シリアル番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionにglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。confsvoldevnum 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)S-VOLを管理する構成定義ファイル内のストレージシステムのデバイス番号
仮想IDを用いてコピーペアの構成定義をする場合に仮想デバイス番号を指定します。
パラメーターreplicationfunctionにglobal-activedeviceを指定した場合,このパラメーターは指定しないでください。
パラメーターconfsvolserialnumおよびconfsvoldevnumは同時に指定する必要があります。
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
VSP Gx00モデルの場合,マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降のときだけ指定できます。replicationfunction 必須 コピーペアで実行される操作のタイプ
指定できる値は次のとおりです。
- ShadowImage:ShadowImage
- TrueCopySync:TrueCopy
- TrueCopyAsync:TrueCopy Async
- QuickShadow:Copy-on-Write Snapshot
- UniversalReplicator:Universal Replicator
- global-activedevice:global-active device
munum 任意 P-VOLのMU番号
このパラメーターはUniversal Replicatorまたはglobal-active deviceの場合にだけ指定できます。
Universal Replicatorまたはglobal-active deviceでこのパラメーターを指定しない場合,作成した構成定義ファイルのMU番号に1が設定されます。
ShadowImageまたはCopy-on-Write Snapshotの場合,作成した構成定義ファイルのMU番号に0が設定されます。なお,TrueCopyの場合,MU番号は必要でないため,構成定義ファイルのMU番号は設定されません。pairoption 任意 コピーペア作成時のオプション
TrueCopyを使用したUniversal Replicatorのデルタリシンクペアを作成する場合,パラメーター値にsuspendを指定します。
このパラメーターは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP G800,VSP F800,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHitachi USPの場合だけ指定できます。事前に取得するパラメーター値は,構成定義ファイルを作成する方法によって異なります。
- 方法1(すでにコピーペアが定義されているグループに,新たにコピーペアの定義を追加する場合)
次の表の項番1,項番5,項番6,項番8を参照してください。- 方法1(コピーペアが未作成のグループにコピーペアの定義を追加する場合)
次の表の項番2,項番3,項番5,項番6,項番8を参照してください。- 方法2の場合
次の表の項番2,項番4,項番5,項番6,項番7,項番8を参照してください。- 方法3の場合
次の表の項番2,項番5,項番6,項番7,項番8を参照してください。表4-125 パラメーター値の取得方法(AddConfigFileForReplicationコマンド)
項番 取得方法 1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。 GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値,pvolHostID値,pvolInstanceNumber値,svolHostID値,svolInstanceNumber値が表示されます。groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。実行結果とパラメーターの対応を次に示します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。- 各ホストでコピーペアを管理している場合
P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
- pvolHostID値:パラメーターpvolhostid
- pvolInstanceNumber値:パラメーターpvolinstancenum
- svolHostID値:パラメーターsvolhostid
- svolInstanceNumber値:パラメーターsvolinstancenum
1
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostid
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。 GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの下にhorcmVcmdSpecified値が,An instance of ReplicationGroupの下にgroupName値,pvolHostID値,pvolInstanceNumber値,svolHostID値,svolInstanceNumber値が表示されます。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。- 各ホストでコピーペアを管理している場合
P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。実行結果とパラメーターの対応を次に示します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているConfigFileインスタンス配下のReplicationGroupインスタンスを対象とし,groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。
- pvolHostID値:パラメーターpvolhostid
- pvolInstanceNumber値:パラメーターpvolinstancenum
- svolHostID値:パラメーターsvolhostid
- svolInstanceNumber値:パラメーターsvolinstancenum
2
パラメーター名:
pvolhostid
svolhostidGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値がパラメーターpvolhostidまたはsvolhostidに対応します。- 各ホストでコピーペアを管理している場合
パラメーターpvolhostidを取得するには,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
パラメーターsvolhostidを取得するには,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値は,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターpvolhostidに,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターsvolhostidに対応します。3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値instanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを1つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。- 各ホストでコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値instanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
valid値に「1」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。P-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
このとき,対象のグループ名(groupName値)を控えておいてください。
次に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。そのinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。3
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
- 各ホストでコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの下にvalid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの下にgroupName値が表示されます。P-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。
このとき,対象のグループ名(groupName値)を控えておいてください。
次に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。そのinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「true」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」,horcmVcmdSpecified値が「false」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。
4
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XXより前の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenumGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値instanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
valid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。- 各ホストでコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値instanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。4
(RAID Managerのバージョンが01-32-03/XX以降の場合)
パラメーター名:
pvolinstancenum
svolinstancenumGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。
- 各ホストでコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値,horcmVcmdSpecified値,およびinstanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。
同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
- 仮想IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」およびhorcmVcmdSpecified値が「true」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
- 物理IDを用いてコピーペアを操作する場合,valid値が「1」,およびhorcmVcmdSpecified値が「false」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。
5
パラメーター名:
pvoldevnum
svoldevnumGetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of LogicalUnitの配下にobjectID値(論理ユニットのオブジェクトID)devNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,P-VOLとなるAn instance of LogicalUnitを参照してください。devNum値がパラメーターpvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,S-VOLとなるAn instance of LogicalUnitのdevNum値がパラメーターsvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。6
パラメーター名:
pvolarraytype
pvolserialnum
svolarraytype
svolserialnumGetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターobjectIDにP-VOLまたはS-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトID(項番5で控えたobjectID値)を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果には,指定したobjectIDがAn instance of LogicalUnitに表示されています。objectIDが表示されているAn instance of LogicalUnitを含むAn instance of StorageArray配下のarrayType値,displayArrayType値,serialNumber値を参照してください。
P-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,arrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターpvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターpvolserialnumに対応します。
S-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,同様にarrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターsvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターsvolserialnumに対応します。
このとき,作成するコピーペアのタイプがTrueCopy Async,Copy-on-Write Snapshot,またはUniversal Replicatorのときは,パラメーターpvolarraytype,pvolserialnum,svolarraytype,svolserialnumの値を控えておいてください。7
パラメーター名:
pvolpoolid
svolpoolidGetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドのパラメーターsubtargetに「Pool」を,パラメーターmodelにモデル名を,パラメーターserialnumにシリアル番号を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドの実行結果には,An instance of Pool配下にpoolFunction値poolID値が表示されます。
項番6で控えたpvolarraytypeとpvolserialnumをパラメーターmodelとserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターpvolpoolidに対応します。
項番6で控えたsvolarraytypeとsvolserialnumをパラメーターmodelとserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターsvolpoolidに対応します。8
パラメーター名:
confpvolserialnum
confpvoldevnum
confsvolserialnum
confsvoldevnumGetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」,lusubinfoに「LDEV」,およびldevsubinfoに「VLDEV」を指定し,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of VLDEV配下にvSerialNumber値およびvDevNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfpvolserialnumに,vDevNum値がconfpvoldevnumに対応します。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,vSerialNumber値がconfsvolserialnumに,vDevNum値がconfsvoldevnumに対応します。この例では,構成定義ファイルにある既存のコピーグループ(グループ名:HCMD-CG0000)にShadowImageのコピーペアの定義を追加します。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "groupname=HCMD-CG0000" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3509" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3510" "replicationfunction=ShadowImage"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)この例では,既存の構成定義ファイルに新規にコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアの定義を追加します。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=3121" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=3122" "replicationfunction=ShadowImage"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)この例では,新規に構成定義ファイルとコピーグループを作成し,ShadowImageのコピーペアの定義を追加します。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=11" "pvolinstancenum=152" "pvolportnum=4000" "svolhostid=11" "svolinstancenum=153" "svolportnum=4001" "pvolarraytype=VSP" "pvolserialnum=53039" "pvoldevnum=1531" "svolarraytype=VSP" "svolserialnum=53039" "svoldevnum=1532" "replicationfunction=ShadowImage"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)
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