Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.8.3 グループ単位のI/Oモニタリング情報の伝播について

I/Oモニタリング情報は,コピーペアのグループ単位でも取得・適用できます。グループ単位で操作すると,グループに含まれるHDTボリュームのI/Oモニタリング情報をまとめて伝播できます。

重要
グループ単位の操作は,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),またはVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合に実行できます。

TrueCopyの場合,グループ単位の操作はコンシステンシーグループ単位で実施します。Open/MFコンシステンシー維持機能を使用したコンシステンシーグループ(Open/MFコンシステンシーグループ)の場合もグループ単位で操作できます。

Universal Replicatorの場合,グループ単位の操作はコンシステンシーグループまたはジャーナルグループ単位で実施します。

I/Oモニタリング情報の適用時は,グループの指定を省略できます。ただし,取得元のグループに対応するグループが複数ある場合は,必ず特定のグループを指定してください。

TrueCopyの場合に,コンシステンシーグループ単位でI/Oモニタリング情報を伝播する流れを次の図に示します。

図4-8 コンシステンシーグループ単位のI/Oモニタリング情報の伝播

[図]

グループ単位で操作する場合の推奨設定:

参考
  • I/Oモニタリング情報が取得・適用されたボリュームの情報は,Device Manager CLIのログファイルで確認できます。
  • コマンド実行時にエラーメッセージKAIC90574-Eが表示された場合,Device Manager CLIで使用するメモリーヒープサイズを変更してください。

関連項目

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