Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
I/Oモニタリング情報は,コピーペアのグループ単位でも取得・適用できます。グループ単位で操作すると,グループに含まれるHDTボリュームのI/Oモニタリング情報をまとめて伝播できます。
重要
- グループ単位の操作は,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(マイクロコードのバージョンが80-04-2X-XX/XX以降),VSP G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-03-2X-XX/XX以降),またはVSP Fx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降)の場合に実行できます。
TrueCopyの場合,グループ単位の操作はコンシステンシーグループ単位で実施します。Open/MFコンシステンシー維持機能を使用したコンシステンシーグループ(Open/MFコンシステンシーグループ)の場合もグループ単位で操作できます。
Universal Replicatorの場合,グループ単位の操作はコンシステンシーグループまたはジャーナルグループ単位で実施します。
I/Oモニタリング情報の適用時は,グループの指定を省略できます。ただし,取得元のグループに対応するグループが複数ある場合は,必ず特定のグループを指定してください。
TrueCopyの場合に,コンシステンシーグループ単位でI/Oモニタリング情報を伝播する流れを次の図に示します。
図4-8 コンシステンシーグループ単位のI/Oモニタリング情報の伝播
- HDTプールが「4.8.2 IOPHプロパゲーションによってS-VOLのアクセス性能を維持する」に示すHDTプールに関する推奨設定を満たすこと
- グループ内のすべてのHDTボリュームが,「4.8.2 IOPHプロパゲーションによってS-VOLのアクセス性能を維持する」に示すHDTボリュームに関する推奨設定を満たすこと
特定のグループに含まれるボリュームの情報は,次のコマンドで確認できます。
- TrueCopyの場合:
GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)コマンド
GetStorageArray (subtarget=MFReplicationInfo)コマンド- Universal Replicatorの場合:
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンド
参考
- I/Oモニタリング情報が取得・適用されたボリュームの情報は,Device Manager CLIのログファイルで確認できます。
- コマンド実行時にエラーメッセージKAIC90574-Eが表示された場合,Device Manager CLIで使用するメモリーヒープサイズを変更してください。
- 2.4 Device Manager CLIのメモリーヒープサイズを変更する
- 3.4 Device Manager CLIのログファイル
- 4.1.56 GetStorageArray (subtarget=MFReplicationInfo)
- 4.1.59 GetStorageArray (subtarget=Pool)
- 4.1.64 GetStorageArray (subtarget=ReplicationInfo)
- 4.8.4 AddTieredPoolOperation(IOPHプロパゲーションの場合)
- 4.8.5 ExportMonitoringData
- 4.8.6 ImportMonitoringData
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.