Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
Hitachi Command Suite(HCS)製品,ストレージシステム,およびファイルサーバのソフトウェアをDevice Managerから起動する手順について説明します。
- この節の構成
- B.1.1 関連ソフトウェアの起動とは
- B.1.2 メニューからほかのソフトウェアを起動する
- B.1.3 ホストの一覧からほかのソフトウェアを起動する
- B.1.4 ストレージシステムのソフトウェア起動時の注意事項
- B.1.5 ストレージシステムのソフトウェアを起動する
- B.1.6 System Management Unit(SMU)/NAS Managerを起動する
- B.1.7 Hitachi File Services Managerを起動する
関連するソフトウェアを直接Device Managerから起動します。
ストレージシステムに対して,Device Managerの機能より詳細な設定をしたりストレージリソースの全体像を確認したりするため,Device Managerから次の関連ソフトウェアを起動します。
- Tuning Manager
ストレージネットワーク全体の性能を監視します。- Global Link Manager
複数のホストにDynamic Link Managerがインストールされた環境で,パスを一元管理します。- Replication Manager
システム全体のレプリケーション環境の稼働状況を一元管理し,障害情報を自動的にユーザーに通知したり,レプリケーションの構成を変更したりします。- Compute Systems Manager
大規模なシステム環境でホスト(業務サーバ)の運用と管理を支援します。
- Protection Manager
ストレージシステム,バックアップ管理製品,データベース製品,およびアプリケーション製品を統合的に制御して,データ保護の運用管理に必要な手続きを簡素化します。ストレージシステムのソフトウェア(Element Manager)
ストレージシステムの情報を参照したり,ストレージシステムを遠隔操作したりします。
ファイルサーバまたはNASモジュールの管理ソフトウェア(System Management Unit/NAS ManagerおよびHitachi File Services Manager)
ファイルサーバまたはNASモジュールの詳細情報を参照したり,ファイルサーバまたはNASモジュールを操作したりします。
Tuning Manager,Global Link Manager,Replication ManagerまたはCompute Systems Managerを起動します。
- 起動するソフトウェアのインストールおよびライセンスの登録
メニューからほかのソフトウェアを起動するには
- [ツール]メニューから起動するソフトウェアを選択します。
ソフトウェアが起動されます。
Protection Managerを起動します。
- 起動するソフトウェアのインストールおよびライセンスの登録
- ホストへのProtection Manager,Protection Manager - ConsoleおよびDevice Managerエージェントのインストール
ホストの一覧からほかのソフトウェアを起動するには
- [リソース]タブで[ホスト]を選択します。
- [操作]プルダウンメニューから[Protection Manager]を選択します。
Protection Managerが起動されます。
B.1.4 ストレージシステムのソフトウェア起動時の注意事項
Hitachi Command Suite(HCS)からストレージシステムのソフトウェア(Element Manager)を起動する際には,次の点に注意する必要があります。
- HUS100,Hitachi AMS2000,Hitachi SMS,Hitachi AMSまたはHitachi WMSの場合,Element Managerを一定時間操作していないと,オートログオフが実行され,操作ができなくなります。
Password Protectionが有効な場合にオートログオフが実行されたときは,ストレージシステムへログインしたままの状態となり,HCSからストレージシステムの更新やボリュームの作成などの操作を実行できなくなります。この場合は,Element Managerを再度起動してから手動で画面を閉じてください。
オートログオフについては,各ストレージシステムのマニュアルを参照してください。- HUS100,Hitachi AMS2000またはHitachi SMSの場合,1台のストレージシステムに対して1台の管理クライアントからだけElement Managerを起動できます。複数の管理クライアントから同時にElement Managerを起動しないでください。
- HUS100またはHitachi AMS2000の場合,Account Authenticationを使用しているときは,Element Managerの起動中に次の操作を実行すると,ストレージシステムへログインしたままの状態となります。その場合,セッションタイムアウトになるまでElement ManagerおよびHCSから対象のストレージシステムに対する操作を実行できなくなります。
hcmdssrvコマンドについてはマニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を,セッションタイムアウトの時間については各ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
- HCSからログアウトする。
- hcmdssrvコマンドで,Hitachi Command Suite共通コンポーネントおよびHitachi Command Suite製品のサービスを停止する。
- Element Managerのナビゲーションツリーでストレージシステム名の配下のノード(コンポーネントやグループなど)を選択した状態でElement Managerを終了する。
ナビゲーションツリーでストレージシステム名(ルートノード)を選択した状態でElement Managerを終了するとログアウトされます。- Hitachi AMSまたはHitachi WMSの場合,Firefoxを使用するときは,SSLページ上に混在する非SSLアクティブコンテンツをブロックする設定を無効にする必要があります。Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力して設定画面を開き,設定名「security.mixed_content.block_active_content」の設定値を「false」に変更してください。
- SMI-S enabledストレージシステムの場合,管理ツールのURLに誤りがあってElement Managerを起動できないことがあります。その場合は,次のどちらかの操作を実行してください。
- AddURLLinkコマンドを使用して,SMI-S enabledストレージシステムの管理ツールのURLをDevice Managerサーバに登録する。
AddURLLinkコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド」を参照してください。- SMI-Sプロバイダーの設定を見直して,Device ManagerからSMI-S enabledストレージシステムの情報を更新する。
ストレージシステムに対してDevice Managerの機能より詳細な操作をするときに起動します。
- ストレージシステムのソフトウェア(Element Manager)を起動するための環境設定
設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。ストレージシステムのソフトウェアを起動するには
- [リソース]タブで[ストレージシステム]を選択して,該当するストレージシステムを選択します。
- [操作]プルダウンメニューから[Element Manager]を選択します。
ストレージシステムのソフトウェアが起動されます。
B.1.6 System Management Unit(SMU)/NAS Managerを起動する
ファイルサーバ(NAS Platform)に対する操作をするときに起動します。
- Device Managerへのファイルサーバの登録(参考:3.4.3 ファイルサーバを登録する)またはNASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800もしくはVSP F400,F600,F800登録(参考:3.2.2 ストレージシステムを登録する(エンタープライズクラスストレージ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VMの場合))
SMU/NAS Managerを起動するには
- [リソース]タブで[ファイルサーバ]または[ストレージシステム](NASモジュールの場合)を選択します。
- ツリーを展開して,対象のクラスタまたはファイルサーバを選択し,[NAS Manager]ボタンをクリックします。
SMU/NAS Managerが起動されます。
- 重要
- バージョン12.XのSMU/NAS Managerで管理サーバのIPアドレスをIPv6で登録している場合は,SMU/NAS Managerを起動できません。Device Managerからではなく,直接SMU/NAS Managerを起動してください。
- ストレージシステムに搭載されているNASモジュール内のNAS Managerを起動する場合は,Storage Navigatorで作成したユーザーアカウントを使用してください。それ以外のSMU/NAS Managerを起動する場合は,SMU/NAS Managerで作成したユーザーアカウントを使用してください。
- ストレージシステムに搭載されているNASモジュール内のNAS Managerを起動する場合,マイクロバージョンが83-03-2X-XX/XXよりも前のVSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800のStorage Navigatorで作成したアカウントを83-03-2X-XX/XX以降にアップデートしたあとでそのまま使用するときは,パスワードを変更する必要があります。変更していない場合,NAS Managerにログインできないおそれがあります。
B.1.7 Hitachi File Services Managerを起動する
ファイルサーバ(Hitachi Virtual File PlatformおよびHitachi Capacity Optimization)に対する操作をするときに起動します。
- Device Managerへのファイルサーバの登録(参考:3.4.3 ファイルサーバを登録する)
Hitachi File Services Managerを起動するには
- [リソース]タブで[ファイルサーバ]を選択します。
- ツリーを展開して対象のファイルサーバ(ノード)を選択し,[操作]プルダウンメニューから[ファイルサーバ管理]を選択します。
Hitachi File Services Managerが起動されます。
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