Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
Compute Systems Managerと連携して,管理しているホストの情報を同期させる方法について説明します。
- この節の構成
- B.2.1 Compute Systems Managerとの連携とは
- B.2.2 Compute Systems Managerのホストと再同期する
B.2.1 Compute Systems Managerとの連携とは
Compute Systems ManagerをDevice Managerと同じサーバにインストールし,Host Data Collectorをセットアップすると,それぞれが管理しているホストの情報が自動で同期されます。
Compute Systems Manager側でホストが登録または更新された際,Device Manager側に同名のホストがある場合はDevice Managerでもホストの情報が更新され,ない場合はDevice Managerのホストとして新たに登録されます。両方のソフトウェアで個別に操作する手間が省けて,管理効率が向上します。
ホストの情報を同期させるには次の条件があります。
- WWNまたはiSCSIネームを持つホストであること
Compute Systems Managerのホストのうち,WWNまたはiSCSIネームを持つホストの情報がDevice Managerに通知されます。Compute Systems Managerはホスト登録時にiSCSIネームを取得しませんが,iSCSIネームを持つDevice ManagerのホストはCompute Systems Managerにも登録されます。- Host Data Collectorを使用して情報が取得された通常ホストまたは仮想マシンであること
Device Managerのホストのうち,Host Data Collectorを使用して登録したホストの情報がCompute Systems Managerに通知されます。Compute Systems Managerのホストの情報も,Host Data Collector経由でDevice Managerに通知されます。ただし,Compute Systems ManagerからLinuxホストにsuコマンドを利用する方法でアクセスしている場合,Device Managerではsudoコマンドを実行できるように設定する必要があります。Host Data Collector以外(Device Managerエージェント,ホスト検出など)の方法で登録したホスト,および仮想化サーバの情報は同期されません。Host Data Collectorのセットアップ方法およびsudoコマンドの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。連携していても,Device ManagerまたはCompute Systems Managerで実施したホストの削除は,もう一方のソフトウェアには反映されません。Device Managerから一度削除したCompute Systems Managerのホストと再同期したい場合は,手動で再同期の操作を実施します。
Device ManagerからシングルサインオンでCompute Systems Managerを起動し,操作することもできます。
B.2.2 Compute Systems Managerのホストと再同期する
Compute Systems Managerと連携していても,Device Managerで実施したホストの削除はCompute Systems Managerには反映されません。Device Managerから一度削除したCompute Systems Managerのホストと再同期したい場合は,手動で再同期の操作を実施します。
Compute Systems Managerのホストと再同期するには
- [管理]タブで[管理リソース]を選択します。
- [ホスト]タブで[ホスト追加]ボタンをクリックします。
- ホスト追加ダイアログで[ホスト再同期]を選択し,処理を実行します。
[データ収集タスク]タブの一覧にタスクが登録されます。- タスクの[状態]欄で,実行結果を確認します。
[ホスト]タブの一覧で,再同期されたホストの情報を確認できるようになります。
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