Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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14.3.9 ストレージシステムの性能を定期的に分析する

分析]タブでストレージシステムの性能を定期的に分析することで,ストレージリソースを適切に使用できているかどうかを確認します(ヘルスチェック)。

重要
ヘルスチェックを定期的または即時に実行する場合は,次の操作を同時に実行しないでください。同時に実行すると,ヘルスチェックまたは次の処理が完了するまでに時間が掛かることがあります。
  • ストレージシステムの構成変更や情報の更新
  • Universal Replicatorの性能分析に必要な性能情報や構成情報の定期的な更新
参考
分析対象のストレージシステムや論理グループに日本語で名前を付けている場合は,Webブラウザーの言語を日本語に設定してください。設定していない場合,レポートで日本語の文字が正しく表示されないおそれがあります。

事前に完了しておく操作

Tuning Managerとの連携,Tuning Managerでのレポート定義ファイルのインポート,SMTPサーバの設定およびDevice Managerサーバのserver.propertiesファイルの編集については,マニュアル「Hitachi Command Suiteシステム構成ガイド」を参照してください。

ストレージシステムの性能を定期的に分析するには

  1. 分析]タブで[ストレージシステム]を選択します。
  2. 分析対象のストレージシステムの行を選択し,[スケジュール追加]ボタンをクリックします。
  3. 必要な項目を指定して,処理を実行します。
  4. タスクの実行結果と,ストレージシステムの性能に問題があるかどうかを確認します。
  5. 問題がある場合は,該当するストレージシステムのレポートを確認します。
    設定したしきい値に従って,分析結果のグラフが色分けされて表示されます。[注意]のしきい値の範囲は黄色,[警告]のしきい値の範囲はピンク色で表示されます。
参考
  • ストレージシステムの性能を即時に分析したい場合は,対象のストレージシステムを選択して,[ヘルスチェック実行]ボタンをクリックします。タスクの実行結果は,[タスク&アラート]タブで確認できます。
  • 追加したスケジュールを削除したい場合は,[スケジュール]-[ヘルスチェックスケジュール一覧]から対象のスケジュールを選択して[スケジュール削除]ボタンをクリックします。
  • 詳しい性能情報を参照したい場合は,[ツール]メニューからTuning Managerを起動します。Tuning ManagerからPerformance Reporterのレポートを表示すると,分単位での分析や長期間の分析ができます。Performance Reporterの操作方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Managerユーザーズガイド」を参照してください。
  • Tuning Managerと連携している場合,[性能分析]ボタンをクリックすると,履歴レポートを表示して移動先ボリュームのパリティグループ利用率を確認できます。履歴レポートのレポートウィンドウの設定を変更する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Managerユーザーズガイド」を参照してください。

関連項目

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