Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

14.3.4 MPブレードまたはMPユニットの性能を分析する

［分析］タブでMPブレードまたはMPユニットに負荷を掛けているリソースを分析します。MPブレードまたはMPユニットに高い負荷を掛けているリソースを特定したあと，そのリソースの割り当てをほかのMPブレードまたはMPユニットに変更した場合の傾向をシミュレーションできます。シミュレーションした内容を基に，割り当てを変更するためのraidcomコマンドスクリプトを生成し，RAID Managerで実行します。

事前に確認しておく情報

分析対象のストレージシステムのユーザーIDおよびパスワード（リソースの割り当て変更を実施する場合）

事前に完了しておく操作

raidcomコマンドの実行環境の準備（リソースの割り当て変更を実施する場合）

Tuning Managerとの連携

Tuning Managerでのレポート定義ファイルのインポート
旧バージョンのレポート定義ファイルを削除してから，最新のレポート定義ファイルをインポートしてください。

Tuning Managerと連携するための設定，およびTuning Managerでのレポート定義ファイルのインポート方法については，マニュアル「Hitachi Command Suiteシステム構成ガイド」を参照してください。

MPブレードまたはMPユニットの性能を分析するには

［分析］タブの性能問題特定ウィザードで，［MPブレード/ユニット］を表示します。

使用率がしきい値を超えたMPブレードまたはMPユニットを対象のリソースから選択し，［MPブレード/ユニット分析］ボタンをクリックします。

MPブレード/ユニット分析画面では，操作手順やMPブレードまたはMPユニットの負荷を減らすための参考情報が記載されている［ガイダンス］に従って操作します。

重要

［選択したMPブレード/ユニット］のリソースの一覧では，ペアボリュームの情報はコピーペア単位で表示されます。ただし，クローン属性のThin Imageのコピーペアまたはカスケード構成に対応したThin Imageのコピーペア（副ボリュームがDPボリュームのコピーペア）の場合は，ボリューム単位で情報が表示されることがあります。ボリュームをすべて選択してシミュレーションしてください。

参考

シミュレーションした内容を基に作成した割り当てを変更するraidcomコマンドスクリプトを実行する場合は，分析対象のストレージシステムを監視しているRAID Managerにログインして実行してください。

詳しい性能情報を参照したい場合は，［ツール］メニューからTuning Managerを起動します。Tuning ManagerからPerformance Reporterのレポートを表示すると，分単位での分析や長期間の分析ができます。Performance Reporterの操作方法については，マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Managerユーザーズガイド」を参照してください。

関連項目

14.3.17 Performance Reporterで設定する表示条件

14.3.18 ［分析］タブとPerformance Reporterのメトリックの対応

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[マニュアル発行元]