Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

7.4 仮想ストレージマシンに割り当てるリソースの条件

仮想ストレージマシンに割り当てるリソースの条件を次に示します。

次のリソースを仮想ストレージマシンに割り当てられます。

パリティグループ
外部ストレージ接続のパリティグループも含まれます。

LDEV ID
外部ストレージ接続のボリュームも含まれます。実体がなくてもIDで指定できます。

ストレージポート

ホストグループ/iSCSIターゲット番号
実体がなくても番号で指定できます。

パリティグループが仮想ストレージマシンに登録されている場合には，そのパリティグループの情報を表示したときのボリューム一覧で，パリティグループに属するすべてのボリュームを参照できます。パリティグループに属するボリュームのLDEV IDが登録されていても，パリティグループが登録されていない場合には，パリティグループは参照できません。

DPボリュームのLDEV IDが仮想ストレージマシンに登録されている場合には，DPボリュームが属するDPプール，およびDPプールを構成するDPプールボリュームも参照できます。DPプールボリュームのLDEV IDが登録されている場合には，そのDPプールボリュームによって構成されているDPプールも参照できます。

連結パリティグループを構成するパリティグループを登録すると，同じ連結パリティグループを構成するほかのパリティグループも自動で同じ仮想ストレージマシンに登録されます。

DPプールボリュームを登録すると，DPプールを構成するほかのボリュームも自動で同じ仮想ストレージマシンに登録されます。

LDEV IDおよびホストグループ/iSCSIターゲット番号は，ホストに割り当てられていないものだけを仮想ストレージマシンに登録できます。

LDEV ID，ホストグループ/iSCSIターゲット番号およびストレージポートは，仮想情報が設定されていないものだけを仮想ストレージマシンに登録できます。

次の両方の条件に当てはまるボリューム割り当てを実施した場合，ボリュームの情報が不正になり，Device Managerでボリュームを操作できなくなることがあります。ボリュームを割り当てる際に使用する物理ポートのIDは，仮想ストレージマシンのモデルで搭載できるポートのIDを使用してください。または，割り当て後のボリュームの操作はStorage Navigatorで実施してください。

割り当てに使用する仮想ストレージマシンのモデルが物理ストレージシステムのモデルと異なる場合で，仮想ストレージマシンのモデルで搭載できない物理ポートのIDを使用するとき

対象のホストがSolarisマルチパス機能（MPxIO）が有効なホストである場合

関連項目

4.3.4 リソースグループの条件

7.1 仮想ストレージマシンのリソースの管理とは

[目次] [前へ] [次へ]

[マニュアル発行元]