Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
正ストレージシステムおよび副ストレージシステムの両方から外部接続された外部ストレージシステムのボリュームを仮想化し,Quorumディスクを設定します。
重要
- iSCSIポートを使用したボリュームをQuorumディスクに使用する場合は,[リソース]タブで対象のストレージシステムの配下の[外部ストレージ]を右クリックして[System GUI]を選択するか,アプリケーションエリアに表示される[System GUI]リンクをクリックして表示される画面でボリュームの仮想化を実行してください。画面内での操作手順や項目の説明については,Universal Volume Managerのマニュアルを参照してください。
- 対象のLU番号(管理対象外の外部ストレージシステムをQuorumディスク用に使用する場合)
- 対象のLDEV ID(既存の外部ボリュームを使用する場合)
- Quorumディスク用の外部ストレージシステムと正および副ストレージシステムのファイバーチャネル接続またはFCoE接続
- 正および副ストレージシステムのポート属性の設定(参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する)
- 環境を設定する正ストレージシステムと副ストレージシステム,およびコピータイプの選択(参考:6.4.2 情報取得元の設定および対象ストレージシステムを選択する(レプリケーション環境の設定))
Quorumディスクを設定するには(管理対象の外部ストレージシステムをQuorumディスク用に使用する場合)
- [レプリケーション]タブの[よく使うタスク]で,[レプリケーション/GAD環境設定]ボタンをクリックします。
- [Quorumディスク]の[設定方法]で[管理対象の外部ストレージシステムをQuorumディスク用に使用する]ラジオボタンを選択します。
- Quorumディスクに使用するボリュームを指定するため,[ボリューム選択]ボタンをクリックし,対象のボリュームが属するストレージシステムとボリュームを選択します。
選択できるボリュームがない場合は,[ボリューム作成]ボタンをクリックして作成します。- 選択したボリュームをQuorumディスクとして使用するために,[正側]の[ボリュームの仮想化]ボタンをクリックして,正ストレージシステムの外部ボリュームとして仮想化します。
正ストレージシステムがリモートサイトの場合は,リモートのDevice Managerの[設定]メニューの[ボリューム仮想化]で実施します。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク&アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
- [正側]の[Quorumディスク設定]ボタンをクリックして,手順4で設定した外部ボリュームにQuorumディスクIDを追加します。操作手順や項目の説明については,global-active deviceのマニュアルを参照してください。
正ストレージシステムがリモートサイトの場合は,リモートのDevice Managerの[リソース]タブで対象のストレージシステムを右クリックし,[リモート接続]からQuorumディスクを追加してください。- [副側]も同様に手順4から手順7までの操作を実施します。副側で手順7を実施する場合は,正側で設定したQuorumディスクIDと同じIDを追加します。
- リモートサイトでQuorumディスクを設定した場合は,リモートサイトの設定情報を取得するため[構成情報更新]ボタンをクリックします。
- 設定したQuorumディスクの情報を確認するため[表示更新]ボタンをクリックします。
Quorumディスクが正ストレージシステムおよび副ストレージシステムの外部ボリュームとして仮想化され,global-active deviceで使用できるようになります。
参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
Quorumディスクを設定するには(管理対象外の外部ストレージシステムをQuorumディスク用に使用する場合)
- [レプリケーション]タブの[よく使うタスク]で,[レプリケーション/GAD環境設定]ボタンをクリックします。
- [Quorumディスク]の[設定方法]で[管理対象外の外部ストレージシステムをQuorumディスク用に使用する]ラジオボタンを選択します。
- [正側]の[ボリュームの仮想化]ボタンをクリックして,管理対象外の外部ストレージシステムのボリュームをQuorumディスクとして使用するために,正ストレージシステムの外部ボリュームとして仮想化します。
正ストレージシステムがリモートサイトの場合は,リモートのDevice Managerの[設定]メニューの[ボリューム仮想化]で実施します。
外部ストレージシステムのプルダウンメニューから[外部接続先のボリュームを検索]を選択し,マッピング先の内部ストレージシステムを選択します。
必要な項目を指定します。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク&アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
- [正側]の[Quorumディスク設定]ボタンをクリックして,手順3で設定した外部ボリュームにQuorumディスクIDを追加します。操作手順や項目の説明については,global-active deviceのマニュアルを参照してください。
正ストレージシステムがリモートサイトの場合は,リモートのDevice Managerの[リソース]タブで対象のストレージシステムを右クリックし,[リモート接続]からQuorumディスクを追加してください。- [副側]も同様に手順3から手順6までの操作を実施します。副側で手順6を実施する場合は,正側で設定したQuorumディスクIDと同じIDを追加します。
- リモートサイトでQuorumディスクを設定した場合は,リモートサイトの設定情報を取得するため[構成情報更新]ボタンをクリックします。
- 設定したQuorumディスクの情報を確認するため[表示更新]ボタンをクリックします。
Quorumディスクが正ストレージシステムおよび副ストレージシステムの外部ボリュームとして仮想化され,global-active deviceで使用できるようになります。
参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
Quorumディスクを設定するには(既存の外部ボリュームを使用する場合)
- [レプリケーション]タブの[よく使うタスク]で,[レプリケーション/GAD環境設定]ボタンをクリックします。
- [Quorumディスク]の[設定方法]で[既存の外部ボリュームを使用する]ラジオボタンを選択します。
- [正側]の[Quorumディスク設定]ボタンをクリックして,対象の外部ボリュームにQuorumディスクIDを追加します。操作手順や項目の説明については,global-active deviceのマニュアルを参照してください。
正ストレージシステムがリモートサイトの場合は,リモートのDevice Managerの[リソース]タブで対象のストレージシステムを右クリックし,[リモート接続]からQuorumディスクを追加してください。- [副側]も同様に手順3の操作を実施します。正側で設定したQuorumディスクIDと同じIDを追加します。
- リモートサイトでQuorumディスクを設定した場合は,リモートサイトの設定情報を取得するため[構成情報更新]ボタンをクリックします。
- 設定したQuorumディスクの情報を確認するため[表示更新]ボタンをクリックします。
設定したQuorumディスクは,global-active deviceで使用できるようになります。
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